ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

欲望と自由:得手不得手が導く多様性


自由にしていると
貧富の差は広がるし
権力は権力を呼びより強大になってゆく


かといって
これを規制しようと
制限を設けようとすると
その制限により
競争がゆがめられ
この歪みによる
貧富の差が起こり
権力の集中が起きたりする


自由競争は
能力が高いものが有利になり
これを制限すると
能力が高くなくても
守られることになる


能力が高いものが活躍することも
能力が足りないところを補助することも
どちらも社会の維持に大切だ


暴力に関しては
自由が大きく制限されている


腕力も
能力の一つではあるのだろうが
自由な実行は
各種の法律により許されていない


暴力に屈することは
お金に屈することよりも
論理に屈することよりも
権力に屈することよりも
人間の尊厳を損なうからなのだろう


暴力や
お金の力や
論理の力や
権力の力を駆使しながら
人間関係が成立している


見た目や
人間性も力になっている


これらの力を
自由に任せたり
制限しながら
社会が成立している


サッカーが
手の利用を制限して成立するように
様々な社会が
それぞれに力を制限しながら
運用されている


この制限への安住を嫌い
これを打破しようとする勢力が
新たな社会を築くのだろう


暴力がまかり通り世界がある
金権がまかり通る世界がある
理屈がまかり通る世界がある
権力がまかり通る世界がある
見た目や人間性がまかり通る世界がある


それぞれに
それぞれの規範により秩序が設けられている


自分の持つ能力を発揮する世界を求め
人々が彷徨っている


服を選ぶように
気楽に
棲むべき世界を渡り歩けると
さぞ楽しかろう


同じような服を着て
同じような顔をした人たちが集まっている


集まれば集まるほどに
同じような趣向が盛り上がっているのだろうと思われる


それぞれの趣向に合わせて力を
思う存分に発揮しあっているようだ

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