ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

共同という秩序


「全員が生きていかなければならない」
この命題を
人間は
他の動物よりも
強く持っているようだ


多くの虫や魚は
たくさん卵を産んで
生き残る運のいい個体が
またたくさんの卵を産めばいい


人間は
そんな生き方をしない
きちんと
みんなが生き
みんなが子供を産み
繁栄してゆけばいい
そんな風に生きている


これを実現するために団結をする
集団をつくり
野蛮な自然と対峙するのだ


「多勢に従う」
大昔から
この命題を背負って
生きてきた生き物らしい


ひとり野蛮な自然の中に放り出されると
不安ばかりが募りだす


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メモ


自分の意見は
自分の意見として持っていれば十分である


このように考える人は
言葉を発する必要はない


言葉を発するのは
多少なりとも
自分の意見を
共有あるいは共感してもらいたい
そんな願望を持っている


言葉を話す
このこと自体が
このような願望の表れだろう


車に絶対乗らない人がいる
という
話を聞いたことがある


ーー車は事故により大けがをする可能性があり
  下手をすると死んでしまう危険な乗り物だ
  人間の体は
  そんな危険な乗り物に対応できるほど
  丈夫にできていない
  だから
  決して車に乗らないーー


ある意味、正論ではあるけれど
不便もたくさんある
共同作業の移動を車ですれば
早く作業が終わるのだけれど
その人がいるがために
歩いて移動することになる
そうなると
他の人は
「いい加減にしろ」と言いたくなる、、、そうだ


全員で作業するから
共同作業だ
ひとりでも取り残してはいけないらしい


多勢の側も
孤立する人を掬い取ろうとする気概に満ちている


ひとりだけ
共同作業を免除して
楽をさせてはいけないようだ

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