ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

コードがはぐくむ実在と観念の輪廻


言語は神である


言語がすべてであり
それに従わなければならない


従わなければ言葉を失うからだ



意味は観念論的存在であり
文字や音声は実在論的存在だ


だから
言語は
観念的であり
実在的な存在だ



文字が
実在し
意味を観念させるように
リンゴは
実在し
味覚を観念させる


実在と
観念の間に
異質な実在間の同一性が付与されている


コードにより
異質な実在が同一たらしめられている


それは
アデニンとチミン
グアニンとシトシンが
結ばれる性質とよく似ている


コードは
愛の賜物だ



言葉は言語のすべてであり
そのすべてを支配する


言葉は人間を超越した存在だ
しかし
特定の言葉は
あくまでも特定の言葉のままであり
一つの言葉がすべてを言い表せることはない


つまり
全ての言葉を超越した言葉は存在しない


神という言葉に注釈を加えると
それは神ではなくなるのと同様だ
 
言葉は言葉のまま神になる


言語は言語のまま神になる


注釈は神を不完全にする穢れである


人間も人間のまま神になる
蠅は蠅のまま神になる


注釈は人間をや蠅を貶す穢れである


貶し合いながら
言葉を投げ
手を出し足を出す


手を擦る足を擦る


そこに穢れたちの争いがあり
争いに生き残れなければ
その生存が危ぶまれることになる


言葉も
話されなくなると絶滅する


神も祈られなければ
廃れることになるのだろう


祈りは観念であり
祈りの儀式は実在している


観念と実在の輪廻の中で
様々な存在が存続と改変を繰り返す

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