「おはよう」が 「おはよう」の意味を共有する人々の間を 循環している この「おはよう」現象は 「おはよう」を共有する人々が形成するシステムの中を 循環している このシステムを基準にすると 「おはよう」と発語する現象は システム内の刺激であり 「おはよう」を聞き「おはよう」と返す現象は システム内の... 続きをみる
2022年6月のブログ記事
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太陽の周りを 地球が回り続けている 太陽に落ちる可能性も 太陽から遠く離れてゆく可能性もたくさんある中で 地球が 太陽の周りを周回し続けている 混沌の中の奇跡的な秩序として 地球の公転が観察されている * アクアリウムは 水を循環させ 魚が棲める環境を 小さな水槽の中で実現している 水の循環は ポ... 続きをみる
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刺激と反応の関係は ホルモンとその受容体のように 刺激も反応も自己であるような場合もあれば 外部の刺激に自己が反応する場合 自己の刺激に外部が反応する場合がある 観察者から見れば 全ての刺激も反応も外部の存在だ このように刺激と反応の関係は ①外部刺激→外部反応 ②外部刺激→自己反応 ③自己刺激→... 続きをみる
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蝶の羽の模様は 種ごとに違っていて 羽の模様で 蝶の種を分類するので 同じ種なら 同じ模様を持っている なかには例外はあるが 同じ種なら同じ模様であり 模様が同じなら同じ種だ 模様と種名の関係は 模様が刺激となり 種名を想起させる反応が引き起こされ 種名が刺激となり 模様を想起させる反応が引き起こ... 続きをみる
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痛みという現象は 人間の普遍的現象の一つだ 感覚や感情は 生き抜く道しるべとして 必要に応じて 持ち上がり 必要がなくなれば 消え去ってゆく 痛みや快感 好きや嫌いに振り回されながら 人生の分かれ道を 次々と選び選ばされながら 生き抜いてきた 脂汗を描き 必死に痛みに耐えた思い出は その痛みを嫌な... 続きをみる
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コブラとマングースの戦いは 互いに 正義の鉄拳を捧げあっている姿だ 命は美しく 正義に包まれているようにも見えるが その根底には いつだって 泥臭い生きるための戦いがある 美しさや 正しさは 連帯の象徴であり 連帯の支えにより生きるための方便である 賞賛の中で人を殺すことと 非難の中で人を殺すこと... 続きをみる
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太陽の周りを 地球が回り続けている 地球に大きな天体がぶつかり 地球の軌道が逸れると 地球は太陽に落下するか 太陽系の外へと放り出される このような 地球の公転という普遍的現象を阻害する事態を 避けなければ 地球は公転し続けることはできない このように 好ましからざる現象を排除することは 普遍性維... 続きをみる
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美しい粘土細工を前にすると それを壊したくないと思え 手で触れるのさえ畏れ多い感覚にも襲われる 逆に どうでもよいような粘土の塊を前にすると それを美しい形に整形したくなる 同じ粘土でありながら その凝集のあり様で 美しい造形となる場合と そうではない場合とに分かれてしまう だれに対しても 「美し... 続きをみる
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「おはよう」と声をかけると 「おはよう」と返ってくる こんな 「おはよう」のやり取りで 「おはよう」の仲間ができる 「おはよう」が人から人へと伝わり 「おはよう」が世代から世代に伝わり 「おはよう」が世界に広がり永続する 「おはよう」が広がり永続するために 「おはよう」と声を出すのではないけれど ... 続きをみる
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細胞の 細胞による 細胞のための体内環境があるように 人民の 人民による 人民のための政治がある このような個物と 個物の集合体としての普遍物の関係が 様々な現象を組み合わせた構造により 維持されている 人間の 人間による 人間のための言語 シジュウカラの シジュウカラによる シジュウカランための... 続きをみる
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人間が棲める環境は 気温や気圧 空気中の酸素濃度等々で 客観的に記載できる が 記載された文字の中を 人間が棲むわけではない 文字の中ではなく この文字が実践されている環境の中を 人間が棲んでいる 文字は 実践されている環境を 写し取るだけでなく 文字で描かれた理想を実現する過程でも その力を発揮... 続きをみる
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言語を実際使用する個々の個物たる人間にとって 言語の法則や意味が渦巻く普遍的世界は環境だ この普遍的世界のなかで 個物たる人間が言語を使用し その普遍性を確固たるものへと熟成させている 生態系の中の個々の生命は その活動を通じて 生態系を維持しているので 生態系が維持され 生命も維持されてゆく 現... 続きをみる
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言語世界の中に埋没して 初めて 言語の恩恵に与ることができる このような世界は ここに埋没する個物の活動により 維持される 個物の間で 普遍的に言語が存在していてこそ 言語の恩恵に与れる 「おはよう」 「ありがとう」 「さようなら」 「こんにちは」 様々な言葉が 普遍的に存在してこそ 会話が成り立... 続きをみる
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古代の神々は それぞれ 普遍なる存在として その隆盛を極めていたことなのだろう 語られなくなった古代の言語も 唯一無二の存在として 人々の脳裏に刻まれていたことだろう さまざまな普遍的存在が 創造され 維持されて来た そして 維持されなくなり 消滅してきた 消滅するまでの間 普遍的存在を維持するた... 続きをみる
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普遍は 構造として維持されている 生物種の普遍性は ①複写的増殖 ②種内交雑 ③他種からの隔離 により維持されているといわれている ①複写的増殖(代替) 個体としての生命には死が付きまとうので 普遍的であるには 代替する個体群の存在なしに 生物種は維持できない ②種内交雑(補完) 複写が常に正確で... 続きをみる
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風が吹き 土ぼこりを舞い上げたりする そんな風に 目を覆いたくなる時もあるだが 風は 閉塞された部屋のなかのどんよりとした空気を 一掃してくれるたりもする 閉ざされた空間は 閉ざされた心に似ている 閉ざされた中で繰り返される日常が永続し 普遍的現象として姿を現し始めると その普遍性に辟易としてくる... 続きをみる
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日本国憲法が定めるように 象徴は国民の総意により成立する 象徴がアプリオリに存在するのではないということだ 系譜的に遡ることができる象徴として 仮に国民より先んじて存在ていたとしても これを総意として追認し続けなければ 象徴としての存在は瓦解するだろう やはり 象徴には国民の総意が欠かせない モン... 続きをみる
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遺伝子プールという概念的存在がある モンシロチョウなら モンシロチョウの遺伝子プールがあり モンシロチョウの個体の遺伝子は このプールの中の一部を形成しているということになる モンシロチョウの遺伝子プールは 禁煙種であるスジグロシロチョウの遺伝子プールとは隔離され その独自性が確保されている 遺伝... 続きをみる
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〇〇らしさ 生きることは 生き物らしさを追求し続けることで 人間として生きるには その上に 人間らしさを塗り込めなければならない さらには 職業人は それぞれの職業人らしさを追求し 学生は 学生らしさを 男性は 男性らしさ 女性は 女性らしさを演出する この 〇〇らしさにより 接する相手に安心感を... 続きをみる
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水は 高いところから低いところに流れる ところが 噴水は 低いところから高いところに水が吹き上がる でも上がりきった水は 低い場所へ落ちてゆくのだから 噴水の水が特殊な水で 水素を充満した風船のように 空気中を浮いてゆく性質があるのではない 低いところに落ちてゆく性質そのままに 水に外部から圧力が... 続きをみる
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私は 人間という普遍的現象の枠内にとどまり 人間を全うしている 空を飛ぶ鳥たちも それぞれの普遍的現象の枠内にとどまり さえずり 恋の相手を探したりしている 同一の普遍にある存在同士が集い 鉱物の結晶のように 強く結びついた塊を形成している 目には見えない結びつきの中で 大きな塊を形成している 同... 続きをみる
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モンシロチョウの羽の模様は 自分がモンシロチョウであることを主張している この主張により モンシロチョウから 仲間として認識される 仲間であることを主張する能力と 仲間であることを認識する能力の調和により 仲間意識が醸造され 仲間という現象が維持される 細胞は自己と非自己を認識し 免疫細胞により ... 続きをみる
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モンシロチョウは どの蝶も同じ模様の羽を持っている 厳密にいえば 個体ごと 少しづつ違う模様ではあっても モンシロチョウの羽の模様の枠の中に きちんと納まった模様を どの蝶も持っている このように モンシロチョウの羽の模様には普遍性がある 蝶の羽の模様としての普遍性ではなく モンシロチョウの羽の模... 続きをみる
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糖が分解される解糖系 これに続く クエン酸回路 光合成のカルビン回路 こうした生化学反応は 多くの生命に共通して観察できる現象だ 現象が複写されながら 承継されてきた 進化の過程で 様々な系譜へと枝分かれしてもなお これらの化学反応は普遍的に引き継がれ 再現され続けている 素晴らしい名作が読み継が... 続きをみる
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学校の美術の授業で 絵のモデルになったことがある ただ座っているだけなのだが 同級生の目がこちらに向いているだけで すごく緊張した そんな緊張の中で クラスメイトの頭の中で 被写体である私の像が写体として意識に上り 私は次々とキャンパスの写体として絵画になってゆく そして 千差万別の私の絵が出来上... 続きをみる
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「痛み」という 言葉により普遍化された知覚と 腹痛のような実感とが 意識の中で関係を結ぶ この普遍と個別の間で結ばれる関係により 個人が普遍的世界と結合する 普遍的世界が個人を受け入れ 個人が普遍的世界を受け入れ成立する蜜月も ここから始まる 言語学習により 普遍的世界が 個人の意識の中に複写され... 続きをみる
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痛みは 私だけのものらしい 他人の痛みは 頭で想像はできても それを知覚できない 自分の痛みだけが 私が知覚できる痛みだ このように 痛みは 普遍的なものではなく 個人的な感覚だ もっと言えば 独我論的感覚だ 痛みに苛まれている時 私の意識の全てが痛みとなる この全である痛みが 他人には無であるの... 続きをみる
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温暖化がいくら進んでも 地球は存在する 温暖化が進み困るのは 高熱に弱い生命だ 生命は 様々な現象の総体なので 環境が変わると 現象が変わり 従来通りの現象が起こらなくなり 存続が危ぶまれる事態になる 地球が 現在住んでいる生命のために存在するものならば 生命が危機に瀕するような温暖化は進まないの... 続きをみる
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自分を愛することと 人を愛することは 心の奥底で連なっているらしい どこかで 愛する見返りを求めているのだ 見返りを求めない愛は崇高だ けれども 持続可能性は低いであろう 見返りのない愛を与え続ける為には 強固な意志を持続する継続的な努力が求められる 骨を折らなければ入れない狭き門には なかなか入... 続きをみる
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ちぎれ雲 有る様にしか在らぬ 吾が心 * 仲間割れによる抗争 敵対する者同士の戦争 協調関係を維持するための法律は 仲間であることが前提となり機能するので 抗争や戦争では 平和裏の法律は捨て去られ 別の掟が支配する * 法律は仲間内で機能する 仲間の振りをする者も 法の支配下にある 人の振り見て吾... 続きをみる