ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

2018年4月のブログ記事

  • 存続する機能たち

    存在するものは 今存在する 今存続し かつ 過去にも 未来にも 存在するものは 存続するものである 存続するものは 安定して変化しないものであるか 変化しながら同一性を保持しているかである 生命は後者に属する 確保したエネルギーを使い 元に戻る機能を集積したシステムだ ドミノ倒しのドミノの一つ一つ... 続きをみる

  • 潜在と顕在

    時間の経過により 顕われたり潜んだりする存在 地球が今存在すること 太陽へと落下せずに存在すること この顕在は 落下して消滅する潜在と表裏をなしている 今生きていること 死なず今生きていること この顕在は 死して消滅する潜在と表裏をなしている 存続していること この存続を可能たらしめている 可能性... 続きをみる

  • 「欠かせない」という幻想

    自動車はなくても 歩けばよい そう考える頑固者がいた たいへんそうだからと 一緒に車に乗ることを勧められても 車には頼りたくないと断る 変人といわれようが 車を拒否し続ける ひとは自分の出せるスペードのなかで 生きてゆくのがいい そう考えているらしい 無くても良いものではなるが あればたいそう便利... 続きをみる

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  • 雑念と戯れる

    雑念と戯れる 過去に向かう雑念 未来に向かう雑念 今を忘れる 雑念と戯れる 反省ではない後悔が 心を傷つける 実践のない夢が 虚しさを誘う 雑念と戯れる 過去の失敗が 未来を拓くヒントを導く 未来への希望が 今を励ます 雑念のような雑草が生い茂る 雑然とした原野のような意識がある 整然とした庭園の... 続きをみる

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  • 持続的継続と一過性の軽率

    大きな畑を 小さな人が耕している 畑の淵には菜の花が咲き 遠方には まだ雪を残した山脈が連なっている 農業体験ができる施設がある 一日だけ 風に吹かれ つちぼこりに紛れ 農家になる 一日だけというのがいい 土を耕し タネの蒔き 雑草と戦い 収穫をする これを 繰り返す 飽きてもなお繰り返す このよ... 続きをみる

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  • 排除を避ける配慮

    大海原を 悠々と泳ぐクジラに コバンザメや フジツボがしがみついている そういったものたちを 従えて クジラは悠々と泳いでいる コバンザメや フジツボは クジラに対し 致死的な障害をもたらすことはない 決定的に嫌われるような邪魔をしていない そのように見受けられる クジラから 排除されないような ... 続きをみる

  • 飢えを満たすものへの憧れ

    開放系のシステムは 外部に依存している この依存する対象に対して 開放システムは反応しなければ システムとして機能しない 筋肉は開放系システムであり 血管の欠如により崩壊する 意識は開放系システムであり 外部情報の欠如により空転する 命は開放系システムであり 環境如何により稼働が変化する 牧場は開... 続きをみる

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  • 植え替えの季節

    春になると 鉢植えの植物の植え替えをする 勢いのある植物には 勢いのある根が生えている 逆に いじけた植物の根は どこか凝り固まって 広がりがない 植物は 枝葉を育てようとしても 上手く行かない やはり 根を育てなければならない 枯れた根を取り除き 若々しい根を広々と植え直す 衣替えの季節でもある... 続きをみる

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  • 自己完結しないという欠如の美学

    欠如というものは 貴重な贈り物らしい フランスに 結婚にまつわる 三つの格言がある 結婚は判断力の欠如でするもの   (ああ、そうだったのか) 離婚は忍耐力の欠如でするもの   (確かに、ごもっともで、、、) 再婚は判断力の欠如であるもの   (あはは、確かになぜ同じ過ちを、、、) 自己完結性の欠... 続きをみる

  • 接点という多彩多様な重要部位

    関節は 骨と骨の接点であるが 筋肉の起点にもなっている 様々な組織が複雑に 接合して一つの関節ができている このような事情からか 骨の形は関節付近で 複雑で 特徴的な形態をとっている つながるということは かように 多要素が 個性的にかかわり 実現している調和世界である 人と人の接点も同様である ... 続きをみる

  • 手慣れた阿呆への憧憬

    私が生きていることを 私は支配していない なぜ生きていられるのか 理解できていない ただ 了解しているだけだ 生きていることは 結果オーライ そのひとつひとつの 積み重ね 生きていることを理解もせずに よくもまあ ぬけぬけと 生きていられるものかと 不思議になる 意識が支配できていない 生きている... 続きをみる

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  • ゲンを担ぐ人類たち

    本能は結果を導く 理性も結果を導く (本能は目標となる結果を導く) (理性は結果に至る道を導く) 日々、蓄積してゆく結果論から 理性が 道しるべをつくってくれる (あるいは迷いの道しるべをもつくってしまう) 科学的に正しいとされる道も 経験的に正しいと思える道も 目標となる結果へ続く道である (頭... 続きをみる

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  • 雑草のような思考たち

    こうなりたい ああなりたい あれをしたい これはやらずにいたい これをしたら つぎはあれで そうなるには いそがねば なんでこうなっているんだ さっきまではああだったのに このあいだは こうしたらうまくいったのに なんできょうはだめなのだろう うらやんでもしょうがないけど あのひとばかり なんでう... 続きをみる

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  • 暖かい言葉と冷たい言葉

    前提となる事実を積み上げて 結論を導くのは 論理の基本であり 科学においては 実験により前提となる事実を積み上げる 裁判においては 証拠調べにより事実を積み上げる 科学にしても 裁判にしても 過去の事実から 結論を考える これに対して フィクションでは 結論から 過去の事実を導くこともできる 未来... 続きをみる

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  • ファンとは?

    スポーツの世界で 日本人が活躍すると やはり、うれしい 楽しい気分になる それとは逆に 期待しているのに 負けると がっかりする ファンとは何だろうか? 無償の愛 そう考えたくなる時がある ひいきのチームが勝つと 何でもおいしく食べれるけれど 負けると 豪華な食事もおいしくない おまけに 不機嫌に... 続きをみる

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  • 海でもない空でもない陸地

    台風の中 船の中で揺られ続けたことがある 吐いて吐いて 吐くものがなくなっても 胃が何かを吐きたがる でも 何も出ない 乱気流の中の飛行機も なかなかのものだ 縦に揺れるのはよくあることだ 個々に揺れだして 恐ろしくなったことがある 気持ちは悪くないが 生きた心地がしない 陸の上はいい それでも ... 続きをみる

  • 運しだいが発生する理屈

    失敗したと思ったら 結果が良かったり 上手くできたつもりが 運悪く裏目にでたりする 現実は 理屈のようには 一筋縄にいかない 理屈は現実の一面しか 描くことができないのだから仕方がない 現実のあらゆる側面を理屈にして それを頭の中で再構築すると 頭が重くなりすぎて 身体が動かなくなりそうだ そのま... 続きをみる

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  • 抽象と具象の間にある葛藤

    上手くやるといいことがあり 下手をするとすると悪いことが起きる いいことがあったということは 上手くやれたということで 悪いことが起きたということは 下手をしたをいうことだ 言葉は 原因も結果も知ったうえでつづるから 循環論を好む 基本となる循環論に何を色付けするか それが具体的教訓だ 具体的教訓... 続きをみる

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  • よりましなものに

    法治国家は 法の下に人を置く 人の下に人を置くのではなく 情報の下に人を置くのだ 来るべき AI時代の準備なのかもしれない AIの下の平等 権力者の情報も 被権力者の情報も あらゆる情報を取り込み 犯罪を防止する 著しい不平等をもたらす要因を 検知し公開する 権力を維持するためでかの権力行使を抑止... 続きをみる

  • 見たくないものも見えずにいる

    たいせつなものは 目に見えない 花粉も目には見えないが 目は反応して掻痒感を発信する 空気は 目に見えない 様々な刺激を運んでいる それを読み解くのは 頭脳だ 目に見えないような 小さな刺激を増幅して 反応の連鎖を導く頭脳は 花粉症の 目の掻痒感をも増幅している どこまで 空気を読むのか 花粉症の... 続きをみる

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  • 条件反射の束を改変する季節

    イモムシは皮を脱ぎながら成長する そして さなぎになりチョウに化ける 現状の打破は 皮を脱ぎ捨てる過程だ 四月は 別れと出会いが盛んな季節だ 自分を変える季節でもある 環境の変化が先なのか 自分が先なのか どちらも先なのか スパイラルしながら 変化が進行する 変りゆくものには 柔らかさが備わってい... 続きをみる

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  • 実践のない思考としての空論

    できることしかしないと 飽きてくる できないことをしようとすると 失敗ばかりで嫌になる ところが できないことをしようとして たまたまできてしまうことがある だから できないことでも ついつい やろうとしてしまう 大きな失敗も待っている リスクをとるか 確実にこなすか 思案ばかりしていても始まらな... 続きをみる

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  • 経験を積むということ

    たいしたものである たまには そう自分を慰めたいものだ ところが 思うようなならないのが常である 後悔や反省しきりだ まあ 諦めたり言い訳しているより前向きだ 経験を積むことは 失敗を重ね それを乗り越えることでもある 失敗したときにできること 次に向けてできること 前向きになれること それが何な... 続きをみる

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  • 「らしさ」という檻が壊れたのか?できたのか?

    私の子供のころ 学校の先生は たいそう立派で偉い方だった そう過去形で記載しなければならないのかもしれない 偉い人も しょせん人間だ たたけばホコリが出る 昔は たたかなかっただけかもしれない ホコリが出ても 見えて見ぬふりをして 偉い人が 偉い人として その他大勢を導くことを良しとしていたのかも... 続きをみる

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  • 嘘はリスクのある方便である

    人間社会には秩序がある 秩序が崩壊すると 交通事故や犯罪が多くなり 住みにくく 生きにくい社会になる 秩序だった社会は ひとりひとりの 規則正しい行動の集積による このような行動は ひとりひとりの意識が 社会に調和しようと努力する必要がある このために 宗教やら 倫理やら 道徳がある 真実でなくて... 続きをみる

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  • 不平等がもたらす平等

    カラスは黒い 口のなかも黒く へらも黒い 黒で囲まれた生き物だ 羽が生えている皮も黒い だから カラスで焼き鳥を作るとすれば 黒い鳥皮の串ができる 食べる気にはなれないが 美味いかもしれない イカ墨のスパゲティーを始めて食べたとき その黒色に抵抗があったけれど 一口食べると 「おいしい」と思い 黒... 続きをみる

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  • 集団の中の不均一

    色々やりたくても 身体は一つ 時間は戻れない ひとりでやれることに 限界がある 猫の手を借りたくなる時は 集団が役に立つ 同じ目標に向かい 皆が手を動かすと 二人集まれば手は四本 五人集まれば手は十本だ こうなると 休んでいる手があっても 全体として 滞りなくやるべきことが進んでゆく どの手が休む... 続きをみる

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  • 部品たちの気楽なしゃべり

    多くの部分が機能して はじめて機能する全体がある 全身運動や チームプレーは 部分の機能不全で 全体の能力が低下する 全体を主体とすると 部分は分業の主体だ 部分を主体とすると 部分は全体への編入だ 社会の中にあって 私は 全体に編入して 分業を支える部分である システムへの編入に対する希求と恐怖... 続きをみる

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  • 不快なる真実、たとえば、、、

    不快があれば 快適もある 不快な真実を隠すには 快適の中に身を隠すのがいい たとえば 死肉を食材と言い換える たとえば 不都合な過去を忘れ去る たとえば 不機嫌な人から遠ざかる あげればきりがない このような不快なものは 太陽を覆い隠すどす黒い雲のような存在だ しかしこの雲が雨をもたらす 長雨の時... 続きをみる

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