2018年4月のブログ記事
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自動車はなくても 歩けばよい そう考える頑固者がいた たいへんそうだからと 一緒に車に乗ることを勧められても 車には頼りたくないと断る 変人といわれようが 車を拒否し続ける ひとは自分の出せるスペードのなかで 生きてゆくのがいい そう考えているらしい 無くても良いものではなるが あればたいそう便利... 続きをみる
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大きな畑を 小さな人が耕している 畑の淵には菜の花が咲き 遠方には まだ雪を残した山脈が連なっている 農業体験ができる施設がある 一日だけ 風に吹かれ つちぼこりに紛れ 農家になる 一日だけというのがいい 土を耕し タネの蒔き 雑草と戦い 収穫をする これを 繰り返す 飽きてもなお繰り返す このよ... 続きをみる
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開放系のシステムは 外部に依存している この依存する対象に対して 開放システムは反応しなければ システムとして機能しない 筋肉は開放系システムであり 血管の欠如により崩壊する 意識は開放系システムであり 外部情報の欠如により空転する 命は開放系システムであり 環境如何により稼働が変化する 牧場は開... 続きをみる
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欠如というものは 貴重な贈り物らしい フランスに 結婚にまつわる 三つの格言がある 結婚は判断力の欠如でするもの (ああ、そうだったのか) 離婚は忍耐力の欠如でするもの (確かに、ごもっともで、、、) 再婚は判断力の欠如であるもの (あはは、確かになぜ同じ過ちを、、、) 自己完結性の欠... 続きをみる
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関節は 骨と骨の接点であるが 筋肉の起点にもなっている 様々な組織が複雑に 接合して一つの関節ができている このような事情からか 骨の形は関節付近で 複雑で 特徴的な形態をとっている つながるということは かように 多要素が 個性的にかかわり 実現している調和世界である 人と人の接点も同様である ... 続きをみる
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私が生きていることを 私は支配していない なぜ生きていられるのか 理解できていない ただ 了解しているだけだ 生きていることは 結果オーライ そのひとつひとつの 積み重ね 生きていることを理解もせずに よくもまあ ぬけぬけと 生きていられるものかと 不思議になる 意識が支配できていない 生きている... 続きをみる
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こうなりたい ああなりたい あれをしたい これはやらずにいたい これをしたら つぎはあれで そうなるには いそがねば なんでこうなっているんだ さっきまではああだったのに このあいだは こうしたらうまくいったのに なんできょうはだめなのだろう うらやんでもしょうがないけど あのひとばかり なんでう... 続きをみる
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前提となる事実を積み上げて 結論を導くのは 論理の基本であり 科学においては 実験により前提となる事実を積み上げる 裁判においては 証拠調べにより事実を積み上げる 科学にしても 裁判にしても 過去の事実から 結論を考える これに対して フィクションでは 結論から 過去の事実を導くこともできる 未来... 続きをみる
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台風の中 船の中で揺られ続けたことがある 吐いて吐いて 吐くものがなくなっても 胃が何かを吐きたがる でも 何も出ない 乱気流の中の飛行機も なかなかのものだ 縦に揺れるのはよくあることだ 個々に揺れだして 恐ろしくなったことがある 気持ちは悪くないが 生きた心地がしない 陸の上はいい それでも ... 続きをみる
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失敗したと思ったら 結果が良かったり 上手くできたつもりが 運悪く裏目にでたりする 現実は 理屈のようには 一筋縄にいかない 理屈は現実の一面しか 描くことができないのだから仕方がない 現実のあらゆる側面を理屈にして それを頭の中で再構築すると 頭が重くなりすぎて 身体が動かなくなりそうだ そのま... 続きをみる
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上手くやるといいことがあり 下手をするとすると悪いことが起きる いいことがあったということは 上手くやれたということで 悪いことが起きたということは 下手をしたをいうことだ 言葉は 原因も結果も知ったうえでつづるから 循環論を好む 基本となる循環論に何を色付けするか それが具体的教訓だ 具体的教訓... 続きをみる
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たいせつなものは 目に見えない 花粉も目には見えないが 目は反応して掻痒感を発信する 空気は 目に見えない 様々な刺激を運んでいる それを読み解くのは 頭脳だ 目に見えないような 小さな刺激を増幅して 反応の連鎖を導く頭脳は 花粉症の 目の掻痒感をも増幅している どこまで 空気を読むのか 花粉症の... 続きをみる
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イモムシは皮を脱ぎながら成長する そして さなぎになりチョウに化ける 現状の打破は 皮を脱ぎ捨てる過程だ 四月は 別れと出会いが盛んな季節だ 自分を変える季節でもある 環境の変化が先なのか 自分が先なのか どちらも先なのか スパイラルしながら 変化が進行する 変りゆくものには 柔らかさが備わってい... 続きをみる
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できることしかしないと 飽きてくる できないことをしようとすると 失敗ばかりで嫌になる ところが できないことをしようとして たまたまできてしまうことがある だから できないことでも ついつい やろうとしてしまう 大きな失敗も待っている リスクをとるか 確実にこなすか 思案ばかりしていても始まらな... 続きをみる
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たいしたものである たまには そう自分を慰めたいものだ ところが 思うようなならないのが常である 後悔や反省しきりだ まあ 諦めたり言い訳しているより前向きだ 経験を積むことは 失敗を重ね それを乗り越えることでもある 失敗したときにできること 次に向けてできること 前向きになれること それが何な... 続きをみる
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私の子供のころ 学校の先生は たいそう立派で偉い方だった そう過去形で記載しなければならないのかもしれない 偉い人も しょせん人間だ たたけばホコリが出る 昔は たたかなかっただけかもしれない ホコリが出ても 見えて見ぬふりをして 偉い人が 偉い人として その他大勢を導くことを良しとしていたのかも... 続きをみる
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人間社会には秩序がある 秩序が崩壊すると 交通事故や犯罪が多くなり 住みにくく 生きにくい社会になる 秩序だった社会は ひとりひとりの 規則正しい行動の集積による このような行動は ひとりひとりの意識が 社会に調和しようと努力する必要がある このために 宗教やら 倫理やら 道徳がある 真実でなくて... 続きをみる
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カラスは黒い 口のなかも黒く へらも黒い 黒で囲まれた生き物だ 羽が生えている皮も黒い だから カラスで焼き鳥を作るとすれば 黒い鳥皮の串ができる 食べる気にはなれないが 美味いかもしれない イカ墨のスパゲティーを始めて食べたとき その黒色に抵抗があったけれど 一口食べると 「おいしい」と思い 黒... 続きをみる
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多くの部分が機能して はじめて機能する全体がある 全身運動や チームプレーは 部分の機能不全で 全体の能力が低下する 全体を主体とすると 部分は分業の主体だ 部分を主体とすると 部分は全体への編入だ 社会の中にあって 私は 全体に編入して 分業を支える部分である システムへの編入に対する希求と恐怖... 続きをみる
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不快があれば 快適もある 不快な真実を隠すには 快適の中に身を隠すのがいい たとえば 死肉を食材と言い換える たとえば 不都合な過去を忘れ去る たとえば 不機嫌な人から遠ざかる あげればきりがない このような不快なものは 太陽を覆い隠すどす黒い雲のような存在だ しかしこの雲が雨をもたらす 長雨の時... 続きをみる