ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

2020年12月のブログ記事

  • トリプルワールド90

    私という意識は 私の身体の全体であるかのような錯覚のなかで活動している このように 意識と身体が整合した幸せな時もあれば 私という意識は 私の身体とは別物だと思い知らされることもある たとえば しびれが切れた時 たとえば 麻酔で体が動かなくなった時 たとえば 録音した自分の声を聞いた時 たとえば ... 続きをみる

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  • トリプルワールド89

    交感神経が優位な時と 副交感神経が優位な時があるように 本能が優位の時もあれば 理性が優位の時もある 意識が優位な時もあれば 内臓が優位な時もある たとえば お腹がすいていない時は 内臓のことなどほったらかしの意識も お腹がすいてくればそうはいかない 頭の中は食べることでいっぱいになってゆくし 便... 続きをみる

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  • トリプルワールド88

    あるべき姿を 懸命に演じていると そのあるべき姿を主宰している世界が駆動し その世界に参加している存在に 恩恵をもたらす こんなな世界に自分も参加して 世界から恩恵をあずかろうと 懸命にあるべき姿を追求する このような好循環により 約束の大地が形成されてゆく 約束された自分のあるべき姿を 懸命に演... 続きをみる

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  • トリプルワールド87

    あるべき自分を 懸命に演じようとしても どうしても演じきれない場合 演じきれない自分を非難して 自信を喪失することになる それが嫌なのか その自信を取り戻そうと 自分は それとは別の自分のあるべき姿を 懸命に追い求めたりする 自分は このように 未来のあるべき姿に囚われた囚人だ 自己収監 そのくせ... 続きをみる

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  • トリプルワールド86

    宝塚歌劇団の公演は華やかだ 競い合い 鍛え上げ 助け合い 舞台が成立している 一つ一つの世界が鍛え上げられ 大きな世界へと統合されてゆく ひとりひとりの人が それぞれの世界を持ち 集まり それぞれの世界とは独立した 大きな世界を築いているのだ この大きな世界の中で トップスターが輝いている 我が家... 続きをみる

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  • トリプルワールド85

    関係している世界の数が増えると その関係性を維持するための 知識や技術が増えてゆく このような知識と技術の拡張には エネルギーと能力が要求される そこで 関係する世界を絞り そこにエネルギーを注ぎ込むことになる 人間は 素では 空を飛ばないし 水の中に長く潜ることもない このように 空の世界や 水... 続きをみる

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  • トリプルワールド84

    ジッと時計を見ながら 「動け動け」と念じても なかなか時計の針は動いてくれないのだけれど 時計から目を離した隙に 時計の針が いつの間にか動いていたりする   時間が進むから   時計の針が動くのか?   時計の針が動くから   時間が進むのか? ジッと指先を見つめ 「動け動け」目に力を込めて念じ... 続きをみる

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  • トリプルワールド83

    平たい葉は ひらひらと落ちてゆき 丸いリンゴは ストンと落ちてゆく 形と動きに関連がある ゴルフボールは 卓球のボールより 風に負けないように飛んでゆく 重さと動きにも関連がある 同じボールでも 水の中と 空気の中では 動き方が違ってくる 動くものの性質ばかりではなく その周りの環境も動きに関連が... 続きをみる

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  • トリプルワールド82

    思想の自由と思考の制約の関係は 進化における変化と不変の関係に相似している 思考の世界であれ 生物の世界であれ 同じであることにより 世界は維持され 成立している 変わることにより 世界はより維持されやすいものへと 改良される 永遠不変に維持される世界にあっては 変化や自由は不要なのだろうが 維持... 続きをみる

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  • トリプルワールド81

    「今日は雨だね」 というところの「雨」は よく遭遇する現象なので きちんと名前を付けてもらっている この「雨」が 仮に ごくたまにしか起こらない現象だとしたら 「雨」と簡単に表現せず 「空から水が落ちてきた。そんなこともあるんだ」 なんて表現になるかもしれない よく遭遇する現象に名前を授ける 反作... 続きをみる

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  • トリプルワールド80

    喜びも 悲しみも 嫉妬も 優越感も、、、 朝霧のように 沸き上がり 時がたつとともに やがて静かに消えてゆく 感情の来し方には 人があり 感情の行方にも 人がいる 動物は 同種の動物に対して きびきびと反応する そのように創られているらしい 拡げて想像すると 刺激と反応の仕組みの中から 霧が沸き上... 続きをみる

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  • トリプルワールド79

    様々な刺激と反応の間に 関係が形成されている この関係はどのように進化してきただろう * 刺激にも 反応にも 対外的なものもあれば 対自的なものもある 目から入る感覚は対外的刺激で その刺激に対して 逃げたり近寄ったりしたいと思うことは 大きく考えれば対外的反応である このような対外的な刺激や反応... 続きをみる

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  • トリプルワールド78

    小麦 牛 豚 人間に貢献している生き物が沢山いる この貢献の結果 人工的な繁栄を手にしている 食料となる植物は 他の植物に比べ はるかに恵まれた環境で生育している とても大切にされ 適切な肥料を施され 害虫や病原菌は駆除され ライバルとなる雑草も除去される 食料となる動物も 他の動物よりも はるか... 続きをみる

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  • トリプルワールド77

    してもらいたいことをしてもらえると 幸せで してもらいたくないことをされてしまうと 不幸だ サードワールドの主体間の関係は 利己的であるゆえに 利他的でないと維持できないところがある してもらいたいことをしてもらうためには それなりの努力が必要だからだ 主体間の関係において それぞれの主体は その... 続きをみる

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  • トリプルワールド76

    意識と手や足は どのようにして 刺激と反応の関係を維持してきたのだろう なぜ維持できているのだろう 意識も 手も 足も もっと自由に独立した存在として 存続する可能性もあったろうが 互いに 強く共役する関係を保持している この不思議な関係がないと仮定するならば 手や足や意識が それぞれ独立している... 続きをみる

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  • トリプルワールド75

    花火が打ち上げられ 爆音とともに光の花が開く 花火を遠くから見ていると 花火が開いてしばらくしてから ドーンという音がこちらに届いてくる 同時に発生したはずの 花火の光と 花火の音を 時間をずらして知覚する 知覚の世界において 光の時空と 音の時空は それぞれ独立して存在しているということだ この... 続きをみる

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  • トリプルワールド74

    朝陽が射しはじめ 起き上がり活動する このように環境で繰り広げられる太陽の動きが 朝陽となり 生命の主体に刺激を与えている 身体の外部で繰り広げられる刺激と反応のやり取りは 環境での出来事であり 内部の主体性を保持している主体からすれば 主体外の出来事であり 独我論的な内部世界の外にある世界であり... 続きをみる

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  • トリプルワールド73

    身体の内部と 身体の外部を 特定の物質の密度ではなく 反応の関連性の密度で思考として分離できる イナゴをたくさん採って それを袋の詰めて塊にしても 密度は高まっても ひとつの身体にはならない 物質がただ隣り合っても 物質間できちんとした反応が起こらなければ 生命活動としては 互いに独立しているから... 続きをみる

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  • トリプルワールド72

    反応を積み重ねながら 過去が未来へ変換されてゆく このような変換が連なって循環していると 過去は未来において再現され この循環が螺旋を描きながら未来へと保持されてゆく この循環にとって この循環を促す過去は良い過去であり この循環を阻害する過去は悪しき過去である 良い過去に存在した反応は 良い反応... 続きをみる

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  • トリプルワールド71

    酵素は存在である Be動詞のように 反応前と反応後を紡いでゆく * 化学反応を触媒する酵素は 基質を選択し その基質に化学的変化をもたらす 様々な物質が混在する中で 酵素は 特定の物質を選択し 特定の反応をもたらす 従って 酵素に選択されない物質は 酵素による化学反応を受けることなく 気ままに存在... 続きをみる

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  • トリプルワールド70

    反応は 動きであり 物質そのものではない ゴルフボールの放物線や 地球の公転軌道のように 物質そのものではなく 物質の動きだ このような動きのベクトルは 物質が存在しない場所に まず仮想の線が描かれ その線に沿って 物質が追いかけてゆくという世界認識だ 観念も このようなベクトルのように 物質その... 続きをみる

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  • トリプルワールド69

    文字に厚みは存在するか? 理論的には 理論的には二次元の存在であるが 拡大鏡で見れば 凸凹がたくさんあるだろう すれば 文字にも空間が必要ということになる では 意識に空間が必要か? 別の言い方をすれば 意味に空間は必要か? 文字の空間に意味が存在せず 文字を見た反応として意味が生じる 文字の空間... 続きをみる

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  • トリプルワールド68

    生き物の身体の中には その生き物が生まれもって備えている刺激と反応が ぎっしり詰まっている この刺激と反応の循環の中で 細胞同士が助け合い それぞれの活動を持続している だから このように暮らしている細胞を 体外に取り出すと その細胞は 他の細胞の助けを得られず 死滅してしまう 多細胞生物の細胞た... 続きをみる

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  • トリプルワールド67

    動揺「ぞうさん」の作詞で有名な まどみちおさんの詩に「リンゴ」という詩がある とても好きな詩で その冒頭を書かせていただく   リンゴを ひとつ   ここに おくと   リンゴの   この 大きさは   この リンゴだけで   いっぱいだ 空間の占拠ということで言うと 領土や縄張りのように 身体の... 続きをみる

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  • トリプルワールド66

    人間の感覚の世界には 聴覚 視覚 嗅覚 触覚 味覚の五感がある それぞれが 意識の中で 別々の世界を描いている そして それぞれに連なり合っている 例えば 自動車事故があると 大きな音が聞こえる このような 視覚と聴覚の関係は 帰納法的な経験から 関連付けられている 自動車事故が起こったような 大... 続きをみる

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  • トリプルワールド65

    環境には 様々な世界が 混とんと混在している そんな環境を整備するために 様々な主義を主張し合うのが 人間の議論であり口論だ 自分が努力して環境を整備しても 他人がその努力して作り上げた環境をぶち壊したりするから 争いが絶えない 社会は マジョリティーが その既得権を維持する努力により保持されてる... 続きをみる

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  • トリプルワールド64

    環境を整備したり 環境に適応したりするためには 環境を知覚できなければならない 環境を知覚するためには 自分と自分以外を区別しなければならない * ホヤをはじめ多くの海洋生物の受精は 一斉に海に放出された卵子と精子の出会いから始まる だから 同じ個体から放出された 卵子と精子も 出会うことにはなる... 続きをみる

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  • トリプルワールド63

    環境を整備することにより 予定していた現象が スムーズに進行する * オオカミがいなくなると ウサギの数が増えるという 生まれた河に溯上して産卵するシャケは ダムができ溯上を阻害されれば産卵できず その河に溯上するシャケは途絶えてしまうが このダムを迂回する水路を整備すれば シャケの生活環は連なり... 続きをみる

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  • トリプルワールド62

    環境整備は 不都合な存在を 排除することにより 実践される たとえば オオカミやクマといった危険な動物を 人里に寄せ付けない工夫をしたり 駆除したりすることで 環境が整備されてゆく 時の噛みつく野良犬や 臭い糞尿をまき散らす野良猫も いなくなれば 暮らしやすい環境が整備される ルールを守らず 犯罪... 続きをみる

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  • トリプルワールド61

    「ちちんぷいぷい  いたいのいたいのとんでけー」 まじないがある 呪術は 外部環境への刺激だ このようなおまじないに対して 環境がどのような反応を返してくるか? それが おまじないの優劣を決めることになる いい反応が返ってくれば そのおまじないをまた行うことになり 環境と主体の間に 反応の循環が成... 続きをみる

  • トリプルワールド60

    外部世界との関係性が高い世界では 他世界に対する利己性と 他世界に対する利他性の双方が高まり 相互に互恵的関係が生じ この相補性が高じると 相互に不可欠な関係となり 自己完結性が失われてゆく これは 自己完結性が喪失してゆく過程であり それぞれの世界の主体は 世界が結合し組織化された主体が巻き起こ... 続きをみる

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