その行いに 意味があろうが なかろうが 「右向け右」 「気を付け」 「休め」 といった号令に反応して それぞれの命令に呼応した行いをする 小学校の 運動会の練習は退屈だった 「休め」の号令に 座り込んだりして本当に休むと 怒られた 「休め」という号令は 体を休めることではなく 定式的な休む姿勢をと... 続きをみる
2023年8月のブログ記事
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痛かったり 不安になったりするようにできているのは なぜだろう 痛いのも 不安になるのも反応なら 嬉しいのも しあわせなのも反応だ 良い反応ばかりなら ありがたいが 痛かったり 不安になったり 苦しかったりする 嫌なことがあるから それを避けようと もがき苦しむ もがき苦しむことが 生きる側面にあ... 続きをみる
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法律に飲み込まれ生きているから 法律に守られているのか あるいは 法律に守られたいから 法律に飲み込まれているのか 法律の外の無法地帯には 自由があり野蛮がある キリストにはキリストの法があり イスラムにはイスラムの法があり 日本には日本の法があり ヒンズーにはヒンズーの法がある 段々畑には法面が... 続きをみる
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命の反応は 内部で激しく連鎖している この反応の連鎖が維持されるよう 外部からの邪魔を極力排除している 隔壁の形成はその排除の方策の一つである この外と内を隔てる隔壁は 外部による命の反応の妨害を阻止するとともに 命の反応を外部に伝えることを阻害している 外部との接触は この隔壁により許容されたも... 続きをみる
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生命は自閉症である 皆自閉症である 体内と体外を区別し 体内で その生命活動を循環させている 内と外が混じると この生命活動が滞り 生命は終わることになるので 内からの力で 外との交流を最低限に抑え込んでいる 生命活動のほとんどが 自ら外との関係を閉ざした密室の中で営まれるのだ 自閉症の状態である... 続きをみる
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生まれて初めて見る動くものを 親鳥と認識しそれを記憶する コンラート ローレンツが発見した この「刷り込み」という現象は 親鳥のひな鳥への献身的育児と相まって 鳥の親子関係の調和を演出している 調和は 親鳥のひな鳥への献身と ひな鳥の親鳥への盲目的服従により 成立している 「刷り込み」がもたらす ... 続きをみる
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生命は 身体の中に自らの反応を渦巻かせるために 周囲を利用している この周辺利用のために 身体の中の自らの反応に 周辺を帰納している 帰納することにより内在化した周辺が 現実の周辺と同一もしくは相似しているときに 生命は 身体の中の予定されていた反応を実践できる だから 気候が変われば それに対応... 続きをみる
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生命は自然の中で生きている 人間は 自然の中ではなく 街の中に棲んでいる 動物は巣を作り その中で暮らしている 穴を掘ったり 木の葉を集めたり 枯れ枝を集め巣を作る 街は大きな巣なのだろう いろいろなものを運んできては 街を便利にしてゆく そして いらないものを 街から追い出し 自然の中に捨てる ... 続きをみる
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人間にとって 言葉は環境である 気温や 湿度や 風向きと同様に 人間にとって 言葉は環境である だから 環境に適応するように 言葉に適応する 環境の在り様により 体が反応するように 言葉に対して反応する のみならず 暖炉で暖をとったり 冷房で室温を下げたりするように 周囲にある言葉を 自在に操ろう... 続きをみる
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メスのフェロモンに集まるオスの蛾の行動は この フェロモンを中心とした局在の内部関係であり オスもメスも局在の内部にあると想定される フェロモンを放出したり フェロモンを感知しない個体は フェロモンを中心とした局在の外部と想定される フェロモンを中心とした局在の空間的範囲は 非常に広いことになる ... 続きをみる
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雨が降ると 傘の華が開く このような場面で 「雨が降る」は「刺激」であり 「傘の華が開く」は「反応」と解される 刺激とそれに続く反応は 因果律の一種なのかもしれないが 結果が 原因に対し受動的ではなく むしろ能動的なところが 「雨が降ると地面が濡れる」 という因果律とは異なるところがある 「傘が開... 続きをみる
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主観的な視点において 内にある欲望と 外に表す欲望には 大きな差があることを認識できる この大きな差が維持されていることで 社会秩序が維持されている 無法地帯が無秩序に陥るのは この差が無くなるこをからも 社会秩序には 内にある欲望と 外に表す欲望には大きな差の必要性が考えられる 考えられることと... 続きをみる
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お金は目的ではなく手段ではあるが 無くてはならない大切な存在だ だから それを欲する 欲すると お金は目的となる お金は生きる手段であると同時に 生きてゆくための活動の目的となっている こうして 活動の手段となり 活動の目的となったお金は お金にまつわる活動としての局在の中心として君臨する 言語も... 続きをみる
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環境へ適応するという事は 不都合な環境を避けることでも成立する 冬の寒さや乾燥から胚を守る植物の種の皮も そうした適応の産物だ 外敵から城を守る城壁やお堀も そんな不都合を避けるための適応的構造物だ 好きなものを招き入れ 嫌いなものを拒絶する 好き嫌いは とても適応的だ 客観的な不都合な事象を嫌い... 続きをみる
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細胞は膜で隔離されていないと その内部で予定された反応を実践できない 膜で隔離された 特定の環境の中で 特定の反応が実践されている だから 隔離している膜が壊れると 調和が成立していた環境が破壊され 特定の反応を実践することが出来ないくなり 特定の反応の連続として存在していた細胞が消滅する 外部か... 続きをみる
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面の皮が厚くなるということなのか 年を取るにしたがい 聞きたくないことを聞かないでおける横柄さが 次第に身について来たような気がする どんな些細なことにも耳を傾ける そんな殊勝なことをし続ければ こちらの身が持たない 何をしても疲れやすくなり 自分のこともままならない気分でいるのに 他人のことにま... 続きをみる
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土手草を燃やしてから数日もたつと 土手草がみずみずしい若葉を伸ばし始める そんな様子を見ていると 土手草にとって 燃やされるということは 命を若返らせる儀式の様でもある 古い命を燃やし尽くし 新しい命が燃えカスの間から再び芽を伸ばす 命は やり直す力からできている 空襲で焼け野原となった台地に 新... 続きをみる
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獣にも 苦痛の表情や 威嚇の表情があり 苦痛を避けようとする努力がある こうした獣の表層の内側に 感情の動きがあろうことは 自身の経験から 容易に推察できる 苦痛や威嚇ばかりではない 安らかな表情や 優しい表情が 獣の親子の間で観察できるし だらしなくしている仕草にも 自身がだらしなく過ごしている... 続きをみる
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動物は死ぬと 叩いても蹴っても 痛がらなくなる 猫も 犬も 鳥も 死ぬと苦しまなくなるようだ 何の反応もなくなる 逆に言えば 生きるということは 反応するということだ 反応が反応を呼びながら 体の各部位が それぞれの役割を果たしながら 反応の場を維持している 応援されることが少なくなったスポーツが... 続きをみる
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車がまだ珍しい時代に生まれた 道路は狭く でこぼこ道だった 道路わきの電柱は木製で コールタールが表面に塗られ 暑い夏の日にはその表面がとろけていた たまに車が通ると 土ぼこりが上がり 排気ガスの匂いが その土ぼこりに交じっていた その匂いに文明を感じたのか 友達と争うように その匂いを嗅いだ わ... 続きをみる
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「気温は40度以下であるべきである」 「べきである」には そうはならない現実が隠されている だから 「べきである」を維持するために 工夫がなされる たとえば 外気温はどうにもならないが 部屋の中の温度はクーラーで下げることが出来る 小さな部屋であるほど 気温の制御は容易になる 家よりも部屋 小さな... 続きをみる
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人間は 人間が生きやすいように 外部に秩序を形成している たとえば家がある 家は 外部の野蛮な自然から 隔離した暮らしを守ってくれる たとえば言葉がある 言葉は 外部の自然を表現し それを知らせ合うことで 生きる手助けをしてくれる たとえば国がある 国は 外部の野蛮な国から 素晴らしき故郷を守って... 続きをみる
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人間は 単なる動物ではない 言葉を操る動物である だから 言葉の世界においては 人間は単なる動物ではなく 言葉の世界の生みの親としての特権を与えられている この人間の特権階級としての地位を 守ろうとすればするほど 理性は人間のために輝くものとなる 理性による人間賛美は 自己愛に満ちた白人至上主義に... 続きをみる
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協調が成立している全体の中で 局在たちが 隔壁の内側に 外側とは協調できない反応たちを隔離している 全体は 表面的に協調した秩序となっているのだが その実 隔壁による隔離により不都合を避け合うことで成立している 隔壁のない全体は 個性のない単純な均一になるのだろう そんな均一を嫌うかのように 生命... 続きをみる
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局在から見て 内部で観察する物事は主観的であり 外部で観察する物事は客観的だ 言語という局在から見て 言葉は主観的であり 他言語の言葉は客観的だ こうしたものの見方において 宗教という局在から見て 神は主観的存在であり 他の宗教の神は客観的だ 客観性を重視する科学において 神様が重要視されないのは... 続きをみる
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言語は 言語を単位とする独我論として 成立している 言語にとって 言語以外の存在は幻影であり 言語ではない その幻影とのすり合わせの中で 言語は 幻影と協調している 協調する幻影が動くと 言語もそれに合わせて動ける仕組みになっているのだ 人間の言語において この協調の仕組みを担っているのが 人間と... 続きをみる
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袋小路を駆け抜けている 生きるという袋小路 袋小路を抜け出そうとしても 痛いとか 苦しいとか お腹がすいたとか 様々な苦痛を感じては それを避けようと 袋小路の中に舞い戻る 痛いとか 苦しいとか お腹がすくとか そんな苦痛がなければ 私は この袋小路を抜け出して もっと自由になれるのだろうが その... 続きをみる
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SNSによると エッフェル塔の前で 研修旅行の国会議員が 観光客のように記念撮影をしていたようということらしい これに対する批判は 嫉妬まがいの同化圧力が加勢しているだろう 自分たちと同じはずなのに なんでそんないい思いをしているんだ このように 自分と比較することで同化圧力が働き 嫉妬を増長する... 続きをみる
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半透膜で仕切られた内側で 細胞が規定された反応を巡回させているように 不完全な隔壁で守られた内側で それぞれの独我論がそれぞれの規定を巡回させている この巡回は 隔壁の不完全性において 外部とわずかに交流し この交流により 独我論は遷移する 「こうあるべきである しかし 世の中はそうなっていな... 続きをみる
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本を読んでいる時 本以外の現実は 遠く向こうに追いやられ 意識は 両の手のひらに乗るような小さな本の中に埋没する 本が醸し出す世界に没頭すると 本以外の現実は もはや意識にとっての現実ではなくなる その現実は 本が醸し出す世界を阻害する邪魔者に成り下がるのだ このような独我論的な意識の中に引きこも... 続きをみる
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今まで通りにするということが その今まで通りであった局在において 公平なことであるとされ平穏が保たれている このような局在に 別の価値観が入り込むと 今まで通りであることが公平ではないということになり 独我論的平穏が崩れ去り 議論を設けたり 争いの場が沸き上がったりする 村の運動会で 人口が多く力... 続きをみる
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恋は冷静な判断を狂わせるところがある 現実把握よりも 恋の妄想が意識を占めるからに他ならない 恋心には 現実を遠ざけるところがあって 都合の悪い現実と向き合わないところがある 恋の相手の気持ちを知りたいと思うのだが 相手の気持ちを知ることを怖がり 恋を打ち明けられないのも 恋心が 恋を守ろうと 都... 続きをみる