愛するということ と 愛されるということ は 全く別方向の存在だが それが共存するところに 幸せがある 原因から結果を推測する思考と 結果から原因を推測する思考も 同じように別方向の存在だ 独我論的思考の中で 自己完結していても 思考の誘因と その結果としての思考があり この思考の誘因と 思考の結... 続きをみる
2021年11月のブログ記事
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自分では抗えない力により 自分の未来が決められている それによりもたらされる不幸を思う時 世界に壊滅的な出来事が起こればよいなどと 不謹慎なことを頭をよぎらせることがある たとえば 台風が急にきて 出席したくない行事が 急遽中止になったりしないかとか 自らの準備が間に合わず 会社の会議に出席したく... 続きをみる
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物体は その物体に影響を与える総体の流れに応じて その動きを刻々と変化させる 大きな流れの中の小舟 風の中のボール 環境の中の生き物 水も 気温や気圧により 氷になったり 水のままであったり 水蒸気になったりする 重力も 水の在り様に大きく影響している 重力は物質ではない 物質と物質の間に働く力で... 続きをみる
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記憶を鮮明に蘇らせるということは 新しい生命を誕生させるような繊細な手続きだ 特定の偏在が次の特定な偏在を次々と誘導してゆく 生命の発生現象のように 細く切れそうな記憶の糸を何本も操作しながら 少しづつ記憶を鮮明にしてゆくのであるが 現実から入ってくる感覚や 余計な記憶が その手続きの邪魔をする ... 続きをみる
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「ボレロ」という曲名とその曲そのものの対応関係は その曲と曲名を知る人々により維持されている それらの人々は その曲と曲名に 自身の思い出を重ねたりもしている 現実は一過性に現れ過去へと過ぎ去るが 人々に記憶を残してゆく だから 記憶は過去の出来事でありながら 過ぎ去った過去ではなく 今現在の現実... 続きをみる
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たとえば 白色という言葉と 白い猫の白は 同一である 白いということで 物質的には異なる存在が 観念的に同じ存在となる この同一化は 言葉の世界と 視覚世界の対応関係が 制約的に決定されているからである ところで オレンジ色も 金茶 蜜柑色 黄赤 人参色 赤橙 金赤 朱色というように細分できる こ... 続きをみる
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車の安全運転を確保するために 様々な装置が装着されるようになった そんな装置の一つに バックで駐車する時に便利な バックモニターがある はじめてこの装置を使ったとき その画面に映る車の後ろの様子が 本物なのか 見落としが無いのか とても気になった でも 考えてみれば 自分の目で見ている世界も バッ... 続きをみる
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お日様が西から昇ると それは誤りとして否定しなければならない その根拠は 通常 お日様は東から昇り 西に沈むものであるからだ 仮に 西からお日様が昇ったら お日様に 「東から昇らなければならないじゃないか」と批難して もう一度 東から昇るようにやり直させれば いつもの通常が維持されることになる ま... 続きをみる
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不公平を嫌う感覚が 優遇されている人への攻撃に繋がっている 自らが優遇されていることには目を瞑り 自らが優遇されていないことに怒りを覚えるのは ごく自然な感覚だ 自らの優遇は努力の賜物であることは 自らの努力を知っているから容易に理解できる これに対して 人様の優遇が努力の賜物であることは 人様の... 続きをみる
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誰しも 出来れば知られたくない 恥ずかしい過去を持っている ちょっと恥ずかしい出来事や とても恥ずかしい出来事 程度の差はあっても 恥ずかしい出来事は 知られたくないし 自分でも忘れてしまいたい 思い出すだけで いたたまれなくなり 穴を掘って隠れたくなることもある 実際に穴を掘って隠れることはでき... 続きをみる
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精密機械を作る過程で 規格外の部品や製品は捨てられる 不良品を捨てることで 精密機械を精密機械として製造できるのだ オーケストラでも スポーツチームでも へたくそは外される 捨てたり 外したりすることで保たれる品質がある 大学の入試制度や 企業の就職試験も同じような趣旨だろう 宗教も 異端を排する... 続きをみる
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今が正しい状態か否かは 今のあるべき状態との比較においてなされる 今考えていることや 見えている現実は 常に正しいというわけではないので 正しい状態の時と 正しくない状態があるけれど 現実はひとつだから ありがたい 現実がふたつあったら 今どちらの現実にいるのかを 判断しなければならなくなる 現実... 続きをみる
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カラスが 空想の生物でなく 実在の生物であるから カラスの腹黒い行動を現実のものとして 認識している 同じように 赤信号で止まるという交通ルールも 幻想ではなく 現実として働いている 逆に 空想のようになってしまったルールもある 誰も守らず 守らなくても誰からも罰せられないないルールそれだ そうい... 続きをみる
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様々な認識を 幻想であるのか 現実であるのかを区別している その区別が正しくないと 現実と幻想が入り乱れることになるから 正しく区別する必要がある 直観的に 幻想と現実を区別できるのが通常なので 何の意識もすることもなく 現実は現実として 幻想は幻想として認識できている このことに何の疑く必要がな... 続きをみる
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先鋭化した正しさには毒がある 地球環境のためには 人類絶滅が望ましいし 動物愛護が発展して生命愛護になれば 植物すら食べれなくなる 正しさは 本能により懐柔されなければ 実用的ではないということだ 正論が適度に懐柔さないと あまりにも正しいことに辟易としてしまう 懐柔された生ぬるい正論が 実用的な... 続きをみる
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風呂桶に浸かり ちょろちょろとお湯を垂らすと 垂れたところに泡が生まれる お湯に空気が混じり 次々と泡ができ しばらくお湯の表面を流れた後 ぱっと消えてしまう 泡は物質ではなく 物質の状態だ 状態なので 生まれたり消えたりする 地球も 物質ではあるけれど 惑星という状態だ いずれ泡のように消えてゆ... 続きをみる
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どこまでも正しいと かえって恐怖をもたらすことがある そこまでではなくとも 「確かに正しいけど そこまで求めない」 という意見が出るような場合もある 自然環境保護も 究めれば 人間が生きられなくなる可能性がある 人間が絶滅することが 地球環境にとって最も素晴らしい解決策かもしれないからだ しかし... 続きをみる
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言語の間に2項対立があるように 意識と現実の間にも2項対立があり 比較対象としての対応関係を形成している 未来予測と実際の現実 予定していた未来と実際の現実 あるべき規範と実際の現実 描かれた未来と 実際に訪れる現実には 一致した部分もあれば 齟齬がある 一致した部分を増やそうと 予測の精度を上げ... 続きをみる
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腹を満たすことこそが自らの本質とばかりに 肉食獣が獲物を狩る 一方 獲物になる側はというと 餌になることが自らの本質ではないとばかりに 必死で逃げる 互いに たかがいに自ら信じる本質を守ろうと 相手の行動を予測しながら 追跡と逃走の最適化を目指している 相手の行動の予測の精度が高まれば高まるほどに... 続きをみる
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実存は本質に先立つことも 本質が実存に先立つこともあるのだろう 肉牛の生産の本質は 肉の生産であり 命の再生産はその手段であるが 牛の命の本質は 生き延びることにある 牛の本質を 自由に操る権能が 人間にはあるらしい この権能が 実在を本質に先行させている 女に生まれるのではなく女になるように 男... 続きをみる
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覚えられなかったり 覚える気のないことは 何時まで経ってもうまくできないし 進歩もない 同じように 記憶能力がないと 正しいことを正しいと覚えられないし 誤ったっことを誤ったことと覚えられない 正誤は 記憶の中の存在らしい 記憶は 大事なことと 大事ではないことを区別しながら機能している 夢は夢 ... 続きをみる
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飼い猫には 飼い主の行動を予測して 行き先に先回りする習性がある 猫の先回りだ 素早く逃げる獲物を捕らえる能力を持つのだから のろまな人間の行動など ちょちょいと予想できてしまうのだろう むろん予想が外れることもあり 餌を貰えそうなのに 買主が餌場とは違う方向に進み始めると 怒って足に噛みついたり... 続きをみる
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人間であるためには 「人間は素晴らしい」という 欺瞞の中にいなければならない 「人間は素晴らしい」の 「人間」を「民族」に変えると 民族の尊厳が維持されよう このような相似は 「人間」を「生命」に変えても成立する 生命の尊厳も欺瞞だ 虫けらは 自分たちを素晴らしい存在であると騙されながら生きている... 続きをみる
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アフガニスタンのタリバン政権が 勧善懲悪省を復活させたという これに対して 女性の自由などに対する抑圧を理由に 人道主義者が批判を繰り返している 勧善懲悪の名のもとに 勧悪懲善が行われているという主張だ タリバン政権からすると 人道主義こそ勧悪懲善とみなしているのかもしれない このような現象がある... 続きをみる
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人間以外の動物も 人間も ほぼ同じような分子で構成されている 元素レベルまで還元して比較すれば 動物ばかりではなく 植物でも 全く同じだ 素粒子レベルにまで還元して比較すれば 人間も 岩石も 全く同じ素粒子だ 同じ素材が 異なる流儀で動き回り 組み合わさることで 異なる物体が構成されている それぞ... 続きをみる
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「恥ずかしい」という言葉と 「隠す」という言葉は、仲が良い 恥ずかしいことは隠しておきたいし 隠しておくべきことを恥ずかしく思ったりするからだ 正誤判断に晒されたくない大切なことは 恥ずかしく隠しておきたい 恥部は 夢と同様に 正誤を超越しようとしている存在だ やがて新しい正誤判断の基準として育っ... 続きをみる
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私の意識は ひとつの正誤判断の場であり 私の意識の中では 誰が何と言おうと 正しいものは正しく 間違ったものは間違いである が 「誰が何と言おうと」という文は誇張であり 誰かにたしなめられると 私の意識の中の正誤判断に迷いが生じる誘因となる だから 私の意識を 外界から完全に隔離すれば 私の中の正... 続きをみる
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ベイズの定理であらわされているように 条件により結論が変わる 正誤判断も 条件次第ということだ 逆に言えば 様々な条件を整えないと 正誤判断をできないということになる だから 正解を固定するためには 様々な条件を整えておく必要があり 正解を一定に保つためには 様々な努力を重ねて 条件を整えることに... 続きをみる
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猫は殺してはいけないけれど 鼠を殺してもいいのはどうして? と NHKでおなじみのチコちゃん(5才)に聞かれたら 何と答えたものだろう? 同じ質問を 神様や仏様に聞かれたら 何と答えよう? 地獄の入り口で 閻魔様に聞かれたら その後の運命を決める回答になりそうだ そんな時 何と答えよう 「評判だか... 続きをみる
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それぞれの場に それぞれのふさわしさがある 気取った場所では 気取らないと浮いてしまうし 気取らない場所で 気取っていると やっぱり浮いてしまう たとえば 会社 家庭 観光地 スーパーマーケット それぞれの場所に それぞれのふさわしさが醸成されている この醸成は それぞれの場所での 様々な事象がア... 続きをみる