社会は反応の連鎖に満ちている 誰かが何かをすると それに私が反応する その反応に また他の誰かが反応してゆく 反応する対象は 反応である必要はなく ただそこにある景色でもよい だから 反応は自然発生し 反応の連鎖は留まるところを知らない たとえば お日様が近づくと 空は明るくなり 暗闇に隠れていた... 続きをみる
2020年1月のブログ記事
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巡礼の旅を義務としたり 霊山に登る儀式がある 何かをやり遂げる そんな行が世界各地にある 無意味なことに意味を付与すれば もはや無意味ではなくなる そんな想像された意味の檻の中で 息苦しさを感じながらも何かをやり遂げると なぜそこに意味が見いだされ続けているのかを体感し 息苦しさを乗り越える価値を... 続きをみる
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私の意識になかで 言葉が踊っている それなのに その言葉を文字を見ることも その言葉を音を聞くこともできはしない 私の中の意識の言葉は透明だ それでも鮮明に言葉が踊っている この透明な言葉は魂と同じかもしれない 魂というものも音もしなければ見えもしない 透明な意識が 確かの私の中に存在している 透... 続きをみる
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種の壁がある 種と種を分けている壁だ ギフチョウと ヒメギフチョウは 交雑可能ではあるが 生息地域の重複が少ないので 互いに交雑する機会が少なく それぞれの種が保たれている ライオンと ヒョウの交雑で生まれた レオポンやライガーには 生殖能力はない 種の壁を越えて次世代は育たない 逆に言えば 種の... 続きをみる
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冬には鍋料理がありがたい 夏には冷やし中華が良く似合う 身体が欲しているのだろう 夏には夏の身体があり 冬には冬の身体がある 四季折々の身体に合わせて 四季折々の意識が働く 春の意識が 秋の意識に歯向かうこともなく 冬の意識が 夏の意識に流儀の違いを説教することもなく 時間を分有しながら 共存して... 続きをみる
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友達らしく振舞う 部下らしく振舞う 上司らしく振舞う 子供らしく振舞う 親らしく振舞う らしさには 義務というか 欺瞞というか 偽善というか そこまでいびつに歪められたものではないにせよ 自分らしさの抑制がある 地球は地球らしく ここはここらしくしてくれているから 今の暮らしが成り立っている 時々... 続きをみる
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軍服を着て 戦争反対や自由を叫ぶ人には 違和感を覚える 誰しも それらしい服を選んで着ているからなのだろう 言葉を着飾るように 服で表現をしている 見た目と 実際は 一致していた方がわかりやすい 今日はどんな日になるのだろう どんな服を着るだろう どんな服を着て どんな日を演出してゆくのだろう い... 続きをみる
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発する言葉とは裏腹な心に気づく時がある 言葉と心のどちらが正しいのか どちらが本物なのか 自分自身でもわからないから 発する言葉と裏腹な心が現れて揺れる 言葉の道と 心の道が分岐している 分岐した道を進むうちに いつの間にやら 過去の言葉が嘘に染められる だからだろう 時に 「ああ、失敗した」と嘆... 続きをみる
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いろいろな人がいる すたすたと横断歩道を渡る人 ゆっくりと横断歩道を渡る人 おっかなびっくり渡る人 足を引きずり渡る人 目が見えず杖を頼りに渡る人 困っている人を助けながら渡る人 助け方が上手い人 助け方が下手な人 助けようとする人 それから逃げる人 助け方を 知っている人 知らぬ人 助け方を指導... 続きをみる
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人間は技術を駆使して 自然を歪めながら生きている 害虫や害獣を駆除し 雑草を排除して有益な作物を栽培する 荒ぶる災害を 未然に防ぎ安全に過ごす 正しい技術を以て 正しい自然の中で生きてゆく 正義は このような技術の総意である 人間は正義の技術を駆使して 社会を歪めながら生きている 同時に さらに良... 続きをみる
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二者の間の会話において 共有できることが存在する 二者の間で 共有できないことは この二者の間では存在しないことである 会話のなかで 存在は生まれたり 消滅したりする 二者の間の会話で存在したものが 第三者との間でも存在すると その存在は 共有する者の間で存在することになる 存在が より多くの人の... 続きをみる
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言葉は 共有していることを確認するために交わし合う be動詞はその最たるものだ ~ですか? ~ではないですか? はい、そうです いいえ、違います 同調や 不調の確認に be動詞が活用される 同調が be で 不調が be not だ 同調や不調の確認の表現として beが共有されている 共有している... 続きをみる
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「ありがとう」という言葉には おおきく3つの構成要素がある (1)実体 文字や音声などの表現としての実体 (2)心理 感謝という感情や感覚 (3)思考 発意者として 感謝をどのように表現しようか考えたり あるいは 受意者として 「ありがとう」の表現を受けたことの意義を考えたりする思考 文字や音声と... 続きをみる
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思考には対象がある 今の感情であることも 今の感覚であることも 過去の感情や感覚であることもある そして 未来への空想であったりする 空想を実現するために 手足を動かすことがある 手足を動かして実体を改変する 改変された実体が 改変に応じて感覚となり 再び思考の俎上に上る 実体の世界があり 感情・... 続きをみる
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石に文字が刻まれていることがある それを眺めると 刻んだ人へも思いが馳せる 後世へと残してゆきたい言葉を 選び抜き 石を切り それに文字を刻んでゆく 誉れ高い記念碑であったり 津波や地震、水害など 災害への警告であったりする 日々生まれては消えてゆく言葉たち その言葉たちが選別される 聞かれない言... 続きをみる
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歴史から解放されたとき 人間社会は崩壊してしまうのだろう その自由の中で 人間の中の動物たちが叫びあい 威嚇しあい 怯え 友情をはぐくむ 経歴から解放されたとき 私の人格は崩壊するのだろう その自由の中で 私は叫び 驚き 戸惑い 友を求める DNAから解放されたとき 生命は崩壊する ゆっくりと 無... 続きをみる
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ジョンレノンと言えば Love and Peace の象徴だ 様々な思想に 夫々の英雄の歴史が刻まれている 古代インカ帝国の領主は ミイラであったという 領主の死後 その従者たちが 領主の亡骸をミイラとし そのミイラを領主と崇め 国を治め続けていたという 思想や国家の象徴は 生きている必要はない ... 続きをみる
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別れには悲しみが伴う 別れ難きを別れるから悲しいのであり 逃走の場合には別れとは言わない 別れ話がこじれるのは どちらかが別れたくて どちらかが別れたくないからだ この別れたくないという思いが 別れを悲しくしている 別れたくないという思いは 愛なのだろう 愛がなければ 別れもつらくない 愛していな... 続きをみる
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煮干しやスルメは 乾物だ 言葉を変えれば ミイラといえなくもない 煮干しになった魚や スルメになったイカも 懸命に生きようとする自我があったろう そう思うと 食べたくなくなる だから 煮干しやスルメをミイラとは呼ばない ミイラという言葉には 精神が宿っているらしい スルメや煮干しに ミイラと名付け... 続きをみる
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生命樹 生命の起源から 枝分かれを繰り返し 様々な生命が進化してきた その枝分かれの過程を 線で結んでゆくと 一本の樹ができる 38億年かけて 育て上げられた生命樹 数えられぬくらい多くの生と死を重ね合い 未来へと描き続けられてきた生命樹 これからも この樹の枝を伸ばすために 生と死が繰り返されよ... 続きをみる
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雨にも負けず 風にも負けず このように 天候に勝っても 天候はびくともしないから 遠慮なく勝てばいい でも 相手が人間ならば話が違う 相手が虫であっても違うのだ たとえば ゴキブリのような強い相手なら 勝っても勝っても 相手はびくともせずに またやってくる それに ただ勝てばいいというものでもない... 続きをみる
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人間は 記憶と共に生きている そして 記憶が導く未来を描く 描かれた 好ましい未来や 忌まわしい未来とともに 人間は生きている 未来を描く元の素材としての記憶が異なると 異なった未来を描くことになる そこで どのような記憶と共に生きるのかを 考えることになる 主義主張は このような過程で生まれてく... 続きをみる
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空には 夜星があり 朝 太陽が昇り これらを隠す 陽気な雲や 不気味な雲が浮いている 虚無主義の空に浮かぶ思考は 都合の良いものばかりではなく 都合の悪いものもある 青いキャンバスに 黒を塗ることも 白を塗ることも 明るい光をともすこともできる 虚無には 自由があり すべてを許容する無秩序が存在す... 続きをみる
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趣味という存在には ひとつの特徴がある なくても良いものだが 「それがないと生きる意味がない」 そんな思いを引き出してくれる存在だ このような拘りが 活動を維持している 生きたいというこだわりが 痛みや苦しみとなり顕われる 皆によく思われたいという拘りが 同情や感謝として顕われる 生きることに意味... 続きをみる
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生まれてこなくてもよかった この虚無主義には理由がある すべての生命の背景に 存在の必然性がないからである 一億年前 人間のいない地球が 太陽を回っていた しかし 今 人間がその地球に生きている その事を否定しようとしても どうしても否定できない この懐疑論の中から 人間が生息しているゆえに 人間... 続きをみる