ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

2020年3月のブログ記事

  • 思考を中心にして身体が廻るという幸せな勘違い

    身体の付属品として 思考能力があるのに 思考能力は 身体の付属物ではない何かの別物だと思ってしまう さらには 身体を支配している崇高な存在だと考えるから 死んでも 魂はどこかにさ迷うということを考えるようになる 考える主体が中心にあるから 地球の周りを 太陽が回って見える 自分の周りを 社会や会社... 続きをみる

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  • 頭の吸収力

    漠然とした不安があると その不安を明らかにしたくなり 不安をことごとく探してづけ 眠れなくなったりする 言葉を換えると 不安を探しの思考が巡ることになる 何もわざわざ 不安を探さなくともいいのに ほんの小さな不安も残さず探し当て 並びたてる 小さな塵をひとつ残らず掃除するように 身の回りの不安を ... 続きをみる

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  • けし粒程の世界

    強いメッセージは 強い副作用を隠し持っている だからなのだろう この副作用を恐れ メッセージに対して 柔らかな対応をすることになる だが 勝負の時には そんなことを言ってはいられない 強くならなければならないのだ そんなときには 負けようとも勝とうともしないような 柔らかな対応ばかりではいられない... 続きをみる

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  • 大きな思想と大いなる知恵

    自分で何とかできることと 自分ではどうしようもないことがある このように区別して 漠然とした不安の中から 私のできることを探し回っても 漠然とした不安が付きまとう 自分ではどうしようもないことにも 私は囲まれていて そこから逃れられないからだ だからこそ 何べく多くのことを 何とかできるようになり... 続きをみる

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  • 閑話

    雨が閑に笑っているようだ 風もない穏やかな暖かな雨は 雨でありながら心安らぐ 閑に何かを洗い流したい時がある ゆっくりとしたリズムの雨だれに 澄んだ空気の香りが混ぜながら 漂い訪れ また過ぎ去ってゆく

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  • コネクティングルーム

    コネクティングルームは 表は分かれていても 裏でつながっている部屋らしい なんとも都合が良い 三権分立も どこかでつながっていなければ 国としての統一性が保てない だから 完全に分離はしないだろう しかし 何のためにつながっているのかが問題になる 大局に立ちながらつながっていれば 国も安泰だ 反対... 続きをみる

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  • 遷移の断面にて

    私が演出している「私らしさ」というものがある 私が演出しているにもかかわらず この「私らしさ」が窮屈な時がある 過去に私が世間に約束したことを すべて守らなければならないとすると それだけで きっと私は精一杯になって 息もできないくらいになってしまう だから 新しく「私らしさ」を描きながら 古い「... 続きをみる

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  • モードな思考がコンサバな現実を変えてゆく

    言葉の世界と 現実の世界が併存している 言葉の世界には 時空は存在しないけれど 仮想の時空が存在する 感覚は現実の時空を観察して 現実の時空を模写している だから 思考の中で 仮想の時空と 現実の時空が併存するになる その結果 仮想の時空を優先する思考も 現実の時空を優先する思想も成立する 法律は... 続きをみる

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  • 自由と不自由の境界線

    身体を動かせる 動かせるのだけれど すべからく自由という訳にはいかない たとえば 目が後ろについていると便利な状況でも 目を後ろに移動させることはできない 繊細に動く手先でも 限られた範囲でしか動かず 必ずしも自由にはならない 背中の肩甲骨の間の辺りに 手が届かないところもある もう少し手を伸ばす... 続きをみる

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  • 遠い記憶に心を寄せる

    病に倒れながらも 句へ情熱を傾けた正岡子規 明治初頭の偉人だ 野心を持ち 得意を慎め そんな子規の言葉に 豊かになり ハングリー精神が薄れた現在を憂いたくもなる しかし 私も 今の人なのだろう 得意満面の顔をして 着飾り 近代的な便利で美しい都会を 何をするでもなくさ迷い歩く 子規は 病にあればこ... 続きをみる

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  • 神々の支配を超えて

    生きるということには 犠牲を求める側面がある と同時に 犠牲にならないように 構える側面がある さらには あえて 犠牲になろうとする側面まである 様々な側面を備え持ちながら 何を披露するのかを選択している主体が生命である この主体が何を選択するのかに 影響を与える要因が 様々に存在している 言葉に... 続きをみる

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  • 創造された世界の継承

    刺激―反応系は 刺激という原因に対して 反応という結果をもたらすシステムにより 運営されている すでに創造され存在されているシステムにより 運営されている オスがメスを探し 求愛ダンスを踊り メスがオスを受け入れ 交尾をし 子育てが進んでゆくシステムも 刺激ー反応系の重層化したものだ 心臓の鼓動が... 続きをみる

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  • 幸せという花

    幸せは 美しく咲いている花に似ている つぼみが抱えていた期待を 鮮やかに映し出し 静かに消えてゆく 一時の華やぎ 幸せを紡ぐには たくさんのつぼみを育てるのがいい たくさんのつぼみを育てるために たくさんの葉を広げ 太陽の光をいっぱい浴びるのがいい 幸せは 美しく咲いている花にいている 花は 咲く... 続きをみる

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  • 言葉の芯もしくは表層

    文章ばかりを読むのではなく 顔色や 情勢も読んだりする ネコは 文章は読まないけれど 顔色や 情勢は読んでいる様子に見える 目があり 見たものに意志を感じる そして 見たものに応じて 顔つきを変える 人間もネコの顔色を読む ネコの意思を読み解こうとする 言葉はないけれど 言葉の意味にあたる部分を察... 続きをみる

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  • 言葉の器の中で

    文字が存在していることと その文字に意味が付着していることは 共役的な関係にある 物質的な文字と 非物質的な意味 このどちらかが欠けても 言語は成立しがたい この奇跡の上に 思考が存在している おかげさまで この世をみながら あの世の意味に思いをはせ 神様も 仏さまにも意味を見出す 山を眺め「美し... 続きをみる

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  • 二重システム理論

    使わない機能は 衰えてゆく だから 残したい機能は 使うに限る 使いながら 使い方を考えれば 進歩も望める これを 焦らずにゆっくり続けてゆくのがいい 忙しいばかりでは 機械になってしまう ゆっくりと 使い方を考えなければ 機械と同じだ 人間の思考には 素早く反応すための早い思考と 間違いを正し ... 続きをみる

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  • 贈与と寄生

    文化は 贈与と寄生から成立している 贈与は与える側の能動であり 寄生は受ける側の能動である 相互に 贈与を受容し 寄生を許容しあえば 共生が成立する 文化は 共生の総和だ 文化に寄生し それが許容され贈与を受け 文化に属することになる 文化の中から欲しいものを得るために努力を重ね その努力の一つ一... 続きをみる

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  • 「聞く」と「話す」の間の非対称性

    会話には 「話す」側と 「聞く」側がある どんなにいい話であろうとも 聞く耳がなければ 話は届かない 受け入れる 受け止める 受け流す 反発する 聞く耳にも様々な反応がある だから これを予見して 「話す」側が工夫を凝らす 子供相手と 大人相手とでは話し方が違う 親しい人か 仕事の中か 遊びの中か... 続きをみる

  • 寄生しなければ生きられない。やさしくなければ生きる資格がない

    依存するとか サプライチェーンいうと品がいいが 寄生することが 生命活動の基本だ 何かに寄生して エネルギーを獲得し続けなければ 生きてゆけない 寄生する側は 何に寄生するかで 運命が大きく変わる 飢え死にしてしまう動物に 寄生してしまった寄生虫は不運だ 逆に たくさん食べ物を食べる動物に 寄生で... 続きをみる

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  • 幸せは株価のように

    痛みが 身体のどこかに存在しているのか判るのだけれど 幸せが 身体のどこに存在しているのかよく判らない でもなんとなく 私の体のどこかに ぼんやりひろがっている 存在していても それがどこにあるのかよく判らないものだから 探しに行こうとしても なかなか探せない おーい 幸せ どこにいるんだーい 体... 続きをみる

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  • 検尿コップの中のワイン

    検尿コップの中の美味しいワインと ワイングラスの中のそれなりのワインの どちらが美味しいだろうか? 論理学的には 検尿コップの中の美味しいワインだ 「美味しい」と文字通り表記されているからだ ワイングラスのそれには「それなり」としか書かれていない 味わい判断するのではなく 言葉の中から判断しなけれ... 続きをみる

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  • 反復と崩壊のデジャブ

    地球も太陽も ひたすらに崩壊の過程を突き進んでいる 逆戻りする力はない 太陽と地球をやり直すとしても それらは 今の太陽や地球ではなく 別の恒星と惑星だ そこに生命が誕生するかどうかの保証はないし ましてや また人類や私が生まれ変わる保証はない ひたすらに崩壊の過程を突き進んでいる 時代は繰り返す... 続きをみる

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  • 抗脱中心化

    脱中心化という言葉がある 自分を中心に据えて思考する癖を 人間は持っている だから 地球の周りを太陽が回っているように感じてしまう 脱中心化は 自分中心に考えないようにする思考方法だ 二重システム理論でいうと この脱中心化は 分析的システムに属するのだろう 二重システム理論というのは 人間の思考に... 続きをみる

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  • 芸術がはぐくまれてゆく奇跡の中で

    デカルトのように 言語を懐疑し続けると 言葉を失う 言葉はアプリオリな存在ではないらしい それでも 言葉を聞くことができ 言葉を話すことができるという現実を認識でき 話すことと 聞くことの相互性を認識することができる 言葉とその意味の関係が認識できるからだ こんな奇跡が存在している この素晴らしい... 続きをみる

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  • 言葉が動くということ

    あれとそれが 同じかどうかを あれこれ眺めたり考えながら判断する 同じところもあり 違うところもあり 大体同じ事もあれば 似て非なることもある このような同定は 異なる塊を同一にする過程である 塊に一般名詞を付与するには 異なるものを同じと認識する必要がある 塊ばかりではなく 現象も同じだ 雨や晴... 続きをみる

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  • 目は口ほどにものをいう

    食べ物を与えられてばかりいると 食べ物は与えてもらえるものになり 与えられなければ得難いものになってゆく だから 飼いならされた動物が 野生に戻れるのか心配になる 飼うという立場と 飼われるという立場がある 飼う方は 食べ物の心配から 衛生面の心配やら 様々な世話をしなければならず 飼われる方は ... 続きをみる

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  • 禍に抗う

    時間は流れ去るものではなくて 流れてくるものであるという だから 未来に踏み込むのではなく 未来は迎えるものである 吉野弘さんの詩「I was born」にもあるように 生まれるのは 能動ではなく受動である そして 時の流れも甘受する 好きな未来を選んで能動的にそこへ行くのではなく 受動的に来る未... 続きをみる

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  • 存在の単位

    数えるためには 数える対象に単位を想定する必要がある たとえば アリの数を数えるときには 生きているアリの身体を基準にして 一匹二匹と数えてゆく アリを胴と腹の間で切り裂いて 胴を一匹目 腹を二匹目として数えることはしない 物質としての塊を単位として想定せずに 生きている単位として想定する いわば... 続きをみる

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  • 増殖する存在たち

    痛みが存在する 空腹が存在する 認識が存在する 私は認識かそれとも身体か いずれにしても ここに私が存在する やむを得ない事情で右手を切断していたとしても 右手に痛みを認識することがあるという 存在しない右手に いつまで痛みは存在するということだ 痛みと身体が共存している訳でもない 無いはずのもの... 続きをみる

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  • 循環という動的恒常

    動いていることと 不変であることは 両立しがたい 動かなければ 不変でありやすいし 動いてしまうと 変化しやすいからだ でたらめに動かずに 振動したり 循環していると 動いていても 同じでいられる 昨日と今日が大体同じなのは たくさんのものが 一日のリズムで循環しているからだ 動きながら循環してい... 続きをみる

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  • 意思が届かぬ流転に戸惑う

    あるものしかないし あるだけしかない 増やせれば 増やした分だけ増え 増えられれば 増えた分だけ増える そして 減らせれば 減らした分だけ減ってゆく 増えても減っても あるものしかないし あるだけしかない 頭の中にも あるものしかないし あるだけしかない そのあるものが あってへ行ったりこっちへ来... 続きをみる

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  • 幼稚園と保育園

    私の育った地方では 幼稚園にはお金持ちの子が通い 保育園はそんでない子が通う印象があった 先日 品のいい幼稚園の園長さんが 保育園と幼稚園の違いについて 保育園は厚労省の管轄で 幼稚園は文部省の管轄だと言っていた だから 保育園は名の通り保育で 幼稚園は教育なんだそうだ 私は保育園出身なので 小さ... 続きをみる

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  • もっと記憶を!

    記憶が存在している 記憶がなければ 未来に進めないことはないけれど 記憶と共に未来に進めば安心だ でも 悪い記憶があると 未来へと足を踏み入れることに躊躇が生じる 記憶が 未来へ進む道程を 妨げるのか 推し進めるのかの分かれ目は その記憶が 良き未来を予想させるものか 悪い未来を予想させるものかで... 続きをみる

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