2020年8月のブログ記事
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ネコが 自由気ままに見えるのは 言葉を知らないからかもしれない もし 言葉を知っていたとしても その言葉にどれだけ従うだろう 猫好きの私としては 言葉を無視して 自由気ままに 猫を貫いてもらいたい 意にそわない言葉をかけられても それに異を唱えることもほどほどに 自由気ままにふるまう そんな猫に憧... 続きをみる
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言葉が偉そうに ウンチクを並べたてているのだけれど ウンチ君が騒ぎ出すと 並べられていたウンチクは ドミノ倒しのごとく次から次へと倒れてしまい 頭の中はウンチ君でいっぱいだ 飾り奉られた 立派な正義も ウンチ君の前では形無しになる だから ウンチ君は 立派な言葉たちにより 闇から闇へと葬られて 表... 続きをみる
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ツバメは ツバメの仔を育て スズメは スズメの仔を育て ヨタカは ヨタカの仔を育てる そして ツバメはツバメの様に育ち スズメはスズメのように ヨタカはヨタカの様に育ってゆく 私は 明日の私を育てている 男らしく 女らしく 大人らしく 子供らしく 今日の私を 明日につなげる 昨日の私を育てなければ... 続きをみる
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この世に生まれてきた まずは 掬われたのだ 掬われて 生きるという俎上に載せられた この俎上に載せられて しばらく育つと この俎上は ひとつではななくて たくさんの俎上に分かれていることに気づいてくる どの俎上に掬われたのかで 運命というものが違ってくることにも気づいてくる そうなると あっちの俎... 続きをみる
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本能のままに生き抜いて その本能が間違っていれば 潔く死ぬ そんな単純な生き方を 様々な生き物が実践している そして そんな単純な生き方の 良さも 悪さも 教えてくれている そんな教えから 今、生まれつき所持している本能の間違いを知り この間違いを矯正することが理性に求められる 総括すると 教えや... 続きをみる
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写真の世界のように 言葉の世界の中では 時間が止まっている もしくは 言い換えれば永遠となっている だから 言葉の世界の中で 時間は自発的な流れを止めて 時間は受動的に流される こうして 言葉の世界の中では 時間も操作対象になり下がり 1年でも 100年でも あっという間に過ぎ去ることになるし か... 続きをみる
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語り継がれる言語が支配している その支配領域の中で おの言語を知らないものは それを理由に排除される このような排除により 言語の支配が強まり 持続してゆく 逆に言えば 言語が支配する領域には 限界があり 言語を知らないものを その支配下におくことはできない だから 言語は 布教を重ねる それを知... 続きをみる
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無為自然を 極端に解釈すると 生命力のない 純粋物理学的な世界になる そこには 肉体も 感情も 思考も存在しないはずである しかし デカルトは 思考が存在し続けていると 思考実験の前提を覆し 無為自然の中に思考をポツリと描き出した 思考ばかりではない 生きているということは 無為自然に さまざまな... 続きをみる
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レジ袋が有料になった マイクロプラスチックを減らすためならば もっと他にできることがあるのだけれど 使い捨て文化への警告なのだろう レジ袋が有料になった レジ袋というと キッチンを思い出す キッチンには レジ袋の他にもプラスチックが沢山ある 各種食品のパッケージばかりではない 食器を洗うスポンジ ... 続きをみる
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コンラート・ローレンツ著 「攻撃 悪の自然史」という本を思い出す コロナ禍にあり 人が人を攻撃する 土着民が 外様を攻撃する 多くの場合 外様は強くても 弱い土着民に敬意を払い 敗走する ニコラス・ティンバーゲンが トゲウオを観察した 巣を作るこの淡水魚はなわばりを持ち オス同士激しく攻撃し合う ... 続きをみる
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雨の日と 晴れ日で 何が違っているかを 物質的に分析すると 水分量や日光の量や気温といった 量の違いに大きな違いを見出せる 普段から存在している物質が その在り様を変えるだけで 塩加減が 濃かったり薄かったりというような違いが顕れる たかが塩加減 されど塩加減 この加減に対して 感覚が鋭敏に反応す... 続きをみる
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選挙のたびに思うことがある 政治と関係あってもなくても 主義主張や理屈が一致してもしなくても 自分を守ってくれる人が好きだ ねじ曲がっていて 客観的に見れば どうしようもない屁理屈でも それが自分を守ってくれるものならば 応援するし とても筋が通った立派な理屈でも じぶんが貶められそうな理屈は 好... 続きをみる
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美しさには 純粋な美しさのみならず 「驚き」という隠し味があった方が より美しく魅力的に輝く いくら美しくても ありきたりになってしまえば 飽きられてしまう 希少性を追い求める背景には やはり「驚き」が必要だ 「驚き」のあるニュースが 良かれ悪しかれ注目を集め 「驚き」のあるニュースが収集報道され... 続きをみる
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たくさんの人がいて 多様性に満ちていると 誰もが それぞれに優れていて それぞれに至らない 至らなさを笑い合い 優れたところをたたえ合えば 多様性が上手く機能する群れになる 逆に 至らなさを攻め合い 優れたところをねたみ合ってばかりいれば 群れは離散する たたえたり 攻め合い ねたみ合ってみたり ... 続きをみる
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自由を 他者に押し付けることができない 自由の保障を 他者に押し付けることもできない でも それを叶えたい * 「自由」は「無」に似たようなところがある 「無」を表現しようとすると 「有」が生じてきてしまう そんな風に 自由だからと何かをしようとすると 不自由になってしまうというところがある だか... 続きをみる
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身体のほとんどは水で 成人の約60〜65パーセントは水分だ 水は 生命物質と呼ばれる有機物ではないし 栄養素でもない けれど 水がなければ生命は成り立たない 水は 飲まれた後 身体に吸収され 汗として蒸発したり 尿や糞として排泄され 周囲の環境と 身体の間を循環している このように循環している水は... 続きをみる
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地球の質量は不変であるようだ その質量の中で 生命の占める割合は ごくごく一部だ とすると 生命活動の一部に死が存在するのではなく 死の一部に生命が浮かんでいると考えた方が しごく合理的だ 死んでいる物質がほとんどを占めている中で 生命の宿っている物質として存在していると認識されるためには 規律正... 続きをみる
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