生きるということの負担を 誰が負うのか? 生きているものが それぞれこの負担を負えば単純明快だ ところが この問題をとても複雑にしている生き物が 人間だ 一般に 親が子を養い 子が成長するのだが 幼形成熟した人間は 親も社会に養われている いわば 養われながら養うようになってきた 分業がこの表れだ... 続きをみる
2019年5月のブログ記事
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言葉を使いたければ すでに流布している言葉を覚えなければならない 言語の世界では 個人の自由が許されない リバタリアン的に 自由を極力大切にするために 言語の制限を最小限にして 覚えることを少なくすれば 学習の負荷は減るが 言語の機能は減少してしまう 社会の道徳も 言葉と同様に 個人の自由は許され... 続きをみる
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古代人が 森の掟に従ったように 現代人は 社会の掟に従う 古代人も 現代人も それぞれ 命を支えてくれる恩恵に向かい ひざまずく このひざまずかせる恩恵が 秩序の原動力だ 権力は むかし 自然が握っていた そして 自然のもと 人間は平等だった 、、、のかもしれない ーーーーー メモ 秩序を維持する... 続きをみる
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見たいものを見て 聞きたいものを聞く そんな時もあれば 見たくないものを見て 聞きたくもないものを聞く そんな時間もある やりたいことを やる時間もあれば やりたくないことを やらなければならないこともある 見たいもの 聞きたいもの やりたいこと 見たくないもの 聞きたくないもの やりたくないこと... 続きをみる
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言葉は乱暴だ 「生きている」 この一言で すべての生命活動を丸めこむ 「死んだ」 この一言で 生命活動の崩壊過程を丸めこむ 「考え」 この一言で すべての思考を網羅する 言葉は乱暴だけれど 乱暴だけに とても便利だ ーーーー メモ 「ことば」を還元するのに 2つの方法がある 「こ」と「と」「ば」に... 続きをみる
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糸が切れた凧と 糸がついている凧には おおきな違いがある 糸は 風に流されることに抗する力であり 時間を超えそこにとどまる原因である このような 今をとどめるような 様々な糸があるから 私は生きている この糸を大切に守り育てるのが 生れてきた目的なのだろう 強い風が吹くときも 弱い風の中で落ちそう... 続きをみる
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現象を記載する この行為は 動く現象を 動かない記載へと置換する作業だ 動くものを 動かないものへと置換する 別の言い方にすると 変化から不変への置換だ それを 同等のままであると定義しながら行うのだから かなりの無理がある この無理が通って やっとこさ 思考が成立し 哲学が成立し 科学が成立する... 続きをみる
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物質とその動きは 別々に表現される なぜ別々に表現しなければならないのか? この質問に 哲学の原点の一つを見出せよう 時間に応じて 変化する存在と 変化しない存在の思考的分離だ 現実には 混在しているものを 分離して思考するのだ 数学的には 変数と定数に分離して 変数の性質を思考するのだ この場合... 続きをみる
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いつの時代にも 友情があり 悲しいことに 友人の死がある 友人の死は 友人の裏切りとは異なり 友情に終わりをもたらすものでは無い ただ しだいしだいに ゆっくりと 友情を静かに鎮めてゆくものなのかもしれない だが 忘れることはないだろう 子供のころからの友の訃報が届いた ご冥福をお祈りいたします
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私が 私を認識している 自己認識だ この認識により 私が増殖的に派生して 私の中でいろいろな私がどんどん増えてゆく 朝の私 昼の私 夜の私 様々な私が 私により複写され 私の中に積み重なる 積む場所に限度があるのか 私の中で積み重ねれられた私が 少しづつ忘れられてゆく 私の複写が増えながら 私の複... 続きをみる
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ピテカントロプスの時代から 腕力が秩序を創造してきた だが 知力も黙ってはいない 知力が 新しい腕力を創造するのだ そして その腕力が知力を支配したりする そうこうしながら 腕力と知力の共進化が 社会を複雑に強健なものへと導いた 林立する 過去の偉人たちの腕力と知力の森の中 アカデミーの分類が 道... 続きをみる
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かみさまも 窮屈な思いをしているに違いない かみさまは無明に宿っている その無明を科学の光が照らし始め 野生動物さながらに かみさまも生息場所を狭められてきた それでも 科学的な理屈よりも 経験則が生き生きと輝いている領域で かみさまはしっかり息づいているのだけれど ここにも AIが侵入しようとし... 続きをみる
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人間の姿を見つけると 逃げてゆく動物もいれば 寄ってくる動物もいる 人間の生活圏を 好む動物もいれば 嫌う動物もいる 人間の動物に対する嗜好と その動物の嗜好が 合致することもあれば 離反していることもある 互いの思惑が一致すれば 良い関係が築けるが 互いの思惑が一致しなければ 敵対的な関係になる... 続きをみる
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何かをしようとすると それに反対する人もいれば それに賛成する人もいる 反応は 対象に向かう存在ごとに様々だ その様々を統制して 画一的に反応するようになると 画一的反応をする集団として 秩序が成立する 言葉に同じ意味を感じる集団があり 言葉に秩序が生まれる 「反応を統制せよ」 秩序を希求する声が... 続きをみる
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反応が生まれるためには 物質と時間が必要だ 物質に時間が加わることにより 物質に動きが加わる 反応には これに加え 複数の物質が必要になる 反応する物質と 反応を誘発する物質だ この物質の組み合わせにより 反応には多様性がある 物質の種類が増えるほど 反応は 潜在的にますます多様なものになってゆく... 続きをみる
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「あした神があった」 この文章には違和感がある 「あした神がある」 「きのう神があった」 これらの文章が 「あした神があった」を いじめて排除しようとするからなのだろう この違和感があるから 私も 「あした神があった」をいじめて排除する 「あした神があった」がなくなるまで わたしたちは 「あした神... 続きをみる
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寝て起きると 私には また 同じ顔がついていた 身体には 同じ歪みがあるらしく 昨日と同じように 姿勢が悪い へその曲がり具合も だいたい 昨日と同じだ 嗜好や思考も あまり変わらない 自分には何の刺激もない 良くも悪くも 昨日と同じだ こんな風に 毎日が 同じであれるということが いったって不思... 続きをみる
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それぞれに 足りないものがあり 持て余しているものがある だから ひとりでは頼りない ひとりではやりきれない みんな違って 不平等にできているから なんとか 助け合えるようにできている ーーーーー メモ 無理に 平等にしようとすると かえって 息苦しくなったりする 自分らしさを抑え 普通を演じて ... 続きをみる
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自分できることは 自分ですればいい 自分のできないことは 他人にやってもらえばいい この単純なことを忘れ 自分でできることを 他人にやってもらおうとしたり 自分でできないことを 自分でやろうとしたりする そんなことをしていても 自分が苦しむだけである やらなければならないことから 自分でできること... 続きをみる
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