ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

2019年5月のブログ記事

  • 共進化してきた存在たちの存在意義

    生きるということの負担を 誰が負うのか? 生きているものが それぞれこの負担を負えば単純明快だ ところが この問題をとても複雑にしている生き物が 人間だ 一般に 親が子を養い 子が成長するのだが 幼形成熟した人間は 親も社会に養われている いわば 養われながら養うようになってきた 分業がこの表れだ... 続きをみる

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  • 狼と鬼

    昔昔あるところに それはそれは恐ろしい鬼が住んでいました この鬼は 人間にはとてもとても恐ろしい鬼でしたが 犬や狼にはどうということもしませんでしたので たくさんの犬や狼が 鬼の食べ残しに群がっておりました ある日 鬼がとてもおいしい料理ができたので 大事に大事に少しづつ食べておりました そんな大... 続きをみる

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  • 愛される努力の賜物

    悪いことをすると 罰が当たるという なぜ 原爆を落とされたのか なぜ 原発事故が起きたのか きっと 自信満々には 思わぬ落とし穴が 待っているということなのだろう しかし ただ縮こまっていても困る 科学が導く世界が素晴らしい恵みをもたらす うまく付き合いたい ーーーーー メモ 犬は愛され 狼は嫌わ... 続きをみる

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  • 善悪の起源

    いろいろな生き方がある それぞれに責任があり 大きく失敗すると死んで消え失せる だから そう悪いことはできない しかし 失敗してから消滅するまでの間 無責任を楽しめる時間がある 悪に間がさす時間帯だ 社会の善より 自分の利益を優先する 地球の存続より 自分の便利を優先する 悪魔の時間・・・ 様々な... 続きをみる

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  • 水と油をつなげる扇の要

    言葉を使いたければ すでに流布している言葉を覚えなければならない 言語の世界では 個人の自由が許されない リバタリアン的に 自由を極力大切にするために 言語の制限を最小限にして 覚えることを少なくすれば 学習の負荷は減るが 言語の機能は減少してしまう 社会の道徳も 言葉と同様に 個人の自由は許され... 続きをみる

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  • 自然を克服するということ

    古代人が 森の掟に従ったように 現代人は 社会の掟に従う 古代人も 現代人も それぞれ 命を支えてくれる恩恵に向かい ひざまずく このひざまずかせる恩恵が 秩序の原動力だ 権力は むかし 自然が握っていた そして 自然のもと 人間は平等だった 、、、のかもしれない ーーーーー メモ 秩序を維持する... 続きをみる

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  • 浮動する秩序

    秩序は A案B案C案の争いの中から生まれる この紛争の優劣は A案B案C案の実力のみで決まらない これらを取り巻く様々な要因による影響が大きい これらの要因により A案B案C案の有用性に相対効がうまれ 秩序の浮動が生じることになる ーーーーー メモ A案は冬物 B案は春秋物 C案は夏物 季節の移り... 続きをみる

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  • 関係という存在

    恩恵をもたらす関係が存続し 恩恵をもたらさない関係は消滅してゆく 関係は 物質と物質の間に存在する 時間を止めると見えないものだ 時間が動き 過去と未来を記憶して 物質の動きを表現することにより 固着させることができる存在だ 関係は 時間の動きの中に存在している だから 過去と未来を同時に表現しな... 続きをみる

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  • 空洞化という認識

    産業が空洞化するように 行動も空洞化する 野生動物は 欲しいものや 避けたいものと 直接向き合っている 仮に 直接向き合わずとも 間を埋めてゆくものが そうたくさんあるわけでもなく 複雑でもない 社会が繁栄して 大きなシステムの中にあって 文化的人間は 欲しいものを システムを介して接しているとこ... 続きをみる

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  • 小さな自由と大きな自由

    見たいものを見て 聞きたいものを聞く そんな時もあれば 見たくないものを見て 聞きたくもないものを聞く そんな時間もある やりたいことを やる時間もあれば やりたくないことを やらなければならないこともある 見たいもの 聞きたいもの やりたいこと 見たくないもの 聞きたくないもの やりたくないこと... 続きをみる

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  • 言語の表現的還元と意味的還元

    言葉は乱暴だ 「生きている」 この一言で すべての生命活動を丸めこむ 「死んだ」 この一言で 生命活動の崩壊過程を丸めこむ 「考え」 この一言で すべての思考を網羅する 言葉は乱暴だけれど 乱暴だけに とても便利だ ーーーー メモ 「ことば」を還元するのに 2つの方法がある 「こ」と「と」「ば」に... 続きをみる

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  • 凧糸が結ぶ世界の秩序

    糸が切れた凧と 糸がついている凧には おおきな違いがある 糸は 風に流されることに抗する力であり 時間を超えそこにとどまる原因である このような 今をとどめるような 様々な糸があるから 私は生きている この糸を大切に守り育てるのが 生れてきた目的なのだろう 強い風が吹くときも 弱い風の中で落ちそう... 続きをみる

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  • 変化から不変への置換

    現象を記載する この行為は 動く現象を 動かない記載へと置換する作業だ 動くものを 動かないものへと置換する 別の言い方にすると 変化から不変への置換だ それを 同等のままであると定義しながら行うのだから かなりの無理がある この無理が通って やっとこさ 思考が成立し 哲学が成立し 科学が成立する... 続きをみる

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  • 知の愛し方を探すこと

    物質とその動きは 別々に表現される なぜ別々に表現しなければならないのか? この質問に 哲学の原点の一つを見出せよう 時間に応じて 変化する存在と 変化しない存在の思考的分離だ 現実には 混在しているものを 分離して思考するのだ 数学的には 変数と定数に分離して 変数の性質を思考するのだ この場合... 続きをみる

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  • 認識と実践

    認識や思考には 対象がある 私があなたを思うことはできても 私があなたになることはできず あなたが私になることはできない 同じように 私がわたしを思うときですら 私はわたしになることはできず わたしは私になることはできない 対象になってしまえば 思考の対象がなくなるから けっして 一体にはなれない... 続きをみる

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  • 認識の波に乗る

    いろいろな 猿人や 原人や 原始人が 戦ったり 恋をしながら 生きていたらしい 小さな違いを 大げさに認識しながら 優越感や劣等感の波に乗り 好きや嫌いの波に乗り しずかな風景のなかでも こころの中を 大きくゆらし 認識の波にのまれながら 喜びながら 悲しみながら 暮らしていただろう 好きなものを... 続きをみる

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  • 別れ

    いつの時代にも 友情があり 悲しいことに 友人の死がある 友人の死は 友人の裏切りとは異なり 友情に終わりをもたらすものでは無い ただ しだいしだいに ゆっくりと 友情を静かに鎮めてゆくものなのかもしれない だが 忘れることはないだろう 子供のころからの友の訃報が届いた ご冥福をお祈りいたします

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  • 秩序を食らうシステムの取捨選択

    私が 私を認識している 自己認識だ この認識により 私が増殖的に派生して 私の中でいろいろな私がどんどん増えてゆく 朝の私 昼の私 夜の私 様々な私が 私により複写され 私の中に積み重なる 積む場所に限度があるのか 私の中で積み重ねれられた私が 少しづつ忘れられてゆく 私の複写が増えながら 私の複... 続きをみる

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  • 実存は本質を複写する世界内存在

    ピテカントロプスの時代から 腕力が秩序を創造してきた だが 知力も黙ってはいない 知力が 新しい腕力を創造するのだ そして その腕力が知力を支配したりする そうこうしながら 腕力と知力の共進化が 社会を複雑に強健なものへと導いた 林立する 過去の偉人たちの腕力と知力の森の中 アカデミーの分類が 道... 続きをみる

  • 「道程」を振り返る

    昭和のころ 僕の前に道はなかった だから 僕の後ろに道をつくれた むしろ 道を創らざるを得なかったのかもしれない だから 皆で一生懸命に道を創った そうして その路を整備して より良い道に仕立ててきた その甲斐あって 素晴らしい道がたくさんできた そこを歩く人々よりも 立派な道になってきた だから... 続きをみる

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  • 正義とそのゆるみ

    警察官がいると 何か言われそうで 悪いことをしないようにと 身が引き締まる 逆に言えば 普段 少しくらい悪いことをしても良いと 気がゆるんでいるのだろう 警察官ばかりでなく 世の中には 悪い行いを指摘してくれる人は 沢山いる 厳しくして指摘してくれる人の前では 警察官がいるがごとく 気が引き締まる... 続きをみる

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  • 社会の皮を被った「わたし」

    かみさまも 窮屈な思いをしているに違いない かみさまは無明に宿っている その無明を科学の光が照らし始め 野生動物さながらに かみさまも生息場所を狭められてきた それでも 科学的な理屈よりも 経験則が生き生きと輝いている領域で かみさまはしっかり息づいているのだけれど ここにも AIが侵入しようとし... 続きをみる

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  • 都合の良い反応を囲うこと

    人間の姿を見つけると 逃げてゆく動物もいれば 寄ってくる動物もいる 人間の生活圏を 好む動物もいれば 嫌う動物もいる 人間の動物に対する嗜好と その動物の嗜好が 合致することもあれば 離反していることもある 互いの思惑が一致すれば 良い関係が築けるが 互いの思惑が一致しなければ 敵対的な関係になる... 続きをみる

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  • 反応の統制による集団リテラシー

    何かをしようとすると それに反対する人もいれば それに賛成する人もいる 反応は 対象に向かう存在ごとに様々だ その様々を統制して 画一的に反応するようになると 画一的反応をする集団として 秩序が成立する 言葉に同じ意味を感じる集団があり 言葉に秩序が生まれる 「反応を統制せよ」 秩序を希求する声が... 続きをみる

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  • 時間があると動きがあり反応が生まれる

    反応が生まれるためには 物質と時間が必要だ 物質に時間が加わることにより 物質に動きが加わる 反応には これに加え 複数の物質が必要になる 反応する物質と 反応を誘発する物質だ この物質の組み合わせにより 反応には多様性がある 物質の種類が増えるほど 反応は 潜在的にますます多様なものになってゆく... 続きをみる

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  • 「あした神があった」を論考してみる

    「あした神があった」 この文章には違和感がある 「あした神がある」 「きのう神があった」 これらの文章が 「あした神があった」を いじめて排除しようとするからなのだろう この違和感があるから 私も 「あした神があった」をいじめて排除する 「あした神があった」がなくなるまで わたしたちは 「あした神... 続きをみる

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  • 未来の人類に

    部分の組み合わせを変えながら 全体の多様性を増加させ 存続の可能性を広げてゆく これが 増殖する秩序たちの大実験だ 存続の可能性を追求し それを成し得た秩序が 時を超える系譜を導く 進化の系譜だ 存続しえなかったものたちは 歴史の記録となり 例えば カンブリア紀の生き物たちのように 化石となって ... 続きをみる

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  • 今あるということ

     「浜までは海女の蓑着る時雨かな」 これから海に入ってずぶ濡れになるのに 時雨でちょっと濡れるのを嫌がって 蓑を着て浜まで行く海女の姿を謳った 江戸中期の俳人、滝瓢水の俳句だ 合理的な理性や きままな感情 様々な思いをはせることができる17文字だ 無駄に蓑を着るのか わけあって蓑を着るのか この疑... 続きをみる

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  • 何かに引き戻されながら同じ軌跡を描く

    寝て起きると 私には また 同じ顔がついていた 身体には 同じ歪みがあるらしく 昨日と同じように 姿勢が悪い へその曲がり具合も だいたい 昨日と同じだ 嗜好や思考も あまり変わらない 自分には何の刺激もない 良くも悪くも 昨日と同じだ こんな風に 毎日が 同じであれるということが いったって不思... 続きをみる

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  • 同じになろうとして複雑になる

    それぞれに 足りないものがあり 持て余しているものがある だから ひとりでは頼りない ひとりではやりきれない みんな違って 不平等にできているから なんとか 助け合えるようにできている ーーーーー メモ 無理に 平等にしようとすると かえって 息苦しくなったりする 自分らしさを抑え 普通を演じて ... 続きをみる

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  • エネルギーが回転する妙義の中で

    自分できることは 自分ですればいい 自分のできないことは 他人にやってもらえばいい この単純なことを忘れ 自分でできることを 他人にやってもらおうとしたり 自分でできないことを 自分でやろうとしたりする そんなことをしていても 自分が苦しむだけである やらなければならないことから 自分でできること... 続きをみる

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  • 令和のはじめに

    どうせなら 面白くなき世を 面白く ひと工夫で 面白くなることがたくさんある そんなものたちを集めに集めると お祭りが出来上がる 一品を持ち寄り 宴会が出来上がる ひと工夫を 皆で集めたり 職人気質に襲われて ひと工夫を重ね続けたりしながら 日本の美が生れ育まれてきた これからもそうだろう 春 あ... 続きをみる

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