2019年12月のブログ記事
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言葉に導かれ 何処へ行くのだろう 大昔 全ての道はローマに通じていた そこに人々が集い 言葉が集い 言葉の中に 人があふれていた 今もそうだ 人々を集める言葉が拡がり 人々が集う だからだろう 人ごみの中で 言葉を欲し ひとり立ち尽くす時 孤独が行き過ぎる 言葉をぐつぐつ温める 大きな鍋が必要だ ... 続きをみる
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言葉がない世界を 想像してみよう 生まれてこなければよかった 生まれてきてよかった この揺れ動く心と同様に 言葉を覚えてよかった 言葉を覚えなければよかった この2つの感慨も 揺れ動いている 言葉を覚えなければ 言葉を覚えてよかったも 言葉を覚えなければよかったも 生まれてこない 生まれなければ ... 続きをみる
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言葉は嘘をつくと云う体験知がある そこで 言葉を検証する技術が必要となる この技術には 大きく二つの流れがある ひとつは 言葉以外に検証の根拠を求める技術であり もう一つは 基準となる言葉との整合性を 検証の根拠に求める技術だ 前者は自然科学 後者は司法や宗教の流れだ 歴史や風習などは 合わせ技と... 続きをみる
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キリギリスは キリギリスのように生きる アリはアリのように 集団で生活し スズメバチは スズメバチのように ミツバチはミツバチらしく 巣を作る 人間も人間のように生きている 様々な人間が それぞれの人間のように生きている 様々な場所で それぞれの場所なりに生きている 時には飼い猫のように 時には野... 続きをみる
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思い通りにいかないと 人のせいにして自分は逃げる それをするために 足があり 智慧があるから 逃げ遅れると 損をする羽目になる 災害など 大きな危機に際して 逃げるのは恥だという人はいない けれど、、、 国の危機に際して 国を助けないのは 非国民になる 感謝されることはうれしいことだが 感謝される... 続きをみる
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自由と野蛮の違いは どこにあるのか? ひとつには 管理の有無をあげられよう しかし 管理された自由も 管理されていない結果としての自由も 管理された野蛮も 管理されていない結果としての野蛮もある 人がやれば不倫 自分がやればロマンス そんな言葉がある 自由と野蛮も ロマンスと不倫のように 同じこと... 続きをみる
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しばしば 恨みを晴らすために 人生の大切な時間を消費する もったいないけれど 恨みを晴らすことが 大切なことになってしまう事情があるから 仕方がない このような事情が肝となって 物語が進行してゆく 過去の歴史が事情となり 物語の背後世界を支配している 人生の形而上として それぞれの事情が成長してゆ... 続きをみる
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社会への 迎合と反発が 心模様を描き出す あなたへの 迎合と反発が 心模様を描き出す 破り捨てたい辞書があり やはり 捨てられない辞書がある 破り捨てたい過去があり 捨てることのできない過去の歴史が 心模様を描き出す
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監視社会が進むと 犯罪は減少し マナーが向上するという 世間様に見られていると よそ行きの行動をとる それが良いのだろう しかし よそ行きの行動は 人様には都合はよいが 窮屈で 息苦しい たまには 羽目を外してみたくなる 旅の恥を掻き捨てしたくなる 高度な監視社会では それもままならぬことになるの... 続きをみる
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プラスαを重ねてゆく すでにあるものに プラスαを重ねてゆく すでにあるものに プラスαを重ね それを持続してゆく 企業であれ 個人であれ 仕事であれ 趣味であれ 成長は プラスαを重ねてゆくことである いろいろな意味で 人間関係も同じだ 生命は 38億年 プラスαを重ねてきた 重ねるプラスαが ... 続きをみる
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138億年の歴史のある銀河系に比べれば 私の50数年の歴史は無いに等しい 銀河系の大きさや質量に比べれば 私の身長や体重は無いに等しい それでも 私の意識は私を大きく扱う これでもか これでもかというくらいに 大きく扱う 落ち込んで 縮こまっている私にも 容赦なく 大きなフォーカスを当てて 私以外... 続きをみる
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咲いている花と 知覚された花は 同一ではないけれど 同じものとする必要があるらしい 必然ではなく必要に応じて創造された関係である 野に咲く花と 写真や絵画で表現された花も 同一ではないけれど 同じものである必要がある このような必要条件は どこに起因しているのか? 便利であり都合がよいからなのだろ... 続きをみる
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知覚は 体験と記憶の橋渡しをしている このことを数式で表すと f(体験)= 記憶 体験が記憶へと変換されるというわけだ f’(言葉)= 意味 これは 言葉が意味へと変換されるということだ これとは逆方向の変換として f”(意味)= 言葉 と記載することもできよう 様々な反応系が関数のように機能して... 続きをみる
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自分を殺してでも 周囲に同調し 全体構造を維持してゆくことがある 典型的には 異なる意見がある場合に 多数派に従う こうして 全体構造が維持される しかし 異なる意見があり 多数派が定まらない場合には 派閥が形成され 構造が分裂する過程に入る 多様性が重視される社会にあって 様々な構造が維持されて... 続きをみる
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刺激ー反応系 たとえば フェロモンを知覚し それに反応する昆虫たち 異性の婚姻色を知覚し それに反応する脊椎動物たち ホルモンを受容して それに反応する細胞たち 予定調和として 創造された 刺激ー反応系の流れに乗って 生命が躍動する 酵素も 特定の物質に 特定の反応を導く 刺激ー反応系だ エネルギ... 続きをみる
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家の中でくつろぐ 無防備にくつろぐ 家の中にいれば安心だ 雨からも風からも 鋭すぎる太陽や 恐ろしい外敵から守られている * この思想の中にいれば安心だ あの人も この人も みな この思想の中にいる 私もこの思想の中にいれば安心だ * ここは一方通行の道だ この道には飲酒運転の車もいないし 逆走す... 続きをみる
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アリ地獄から 抜け出そうとするアリの必死の姿から アリの感情を思いやる 逃げようとして 必死でガラス窓にぶつかりながら 羽を震わすハエやハチ その逃げようとする熱情は 何処から湧き上がっているのだろう 五感の神経の構造は 哺乳類と昆虫で 同様なものだという 生命の尊厳と 人間の尊厳の差異は 何を起... 続きをみる
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我思うゆえに我があり 思っていた故に存在する我もある 過去の我と今の我 2つの我が現れる この2つ我は同一であるや否や? * 思考を変える前後の我は その思考により分別される 資源ごみのように再利用される我 可燃物として燃やされる我 * 昔を思い出す 忘れ去られていた我を 今思考している我と同一で... 続きをみる
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晒されなければならない 良きも悪しきも 晒されなければ 進歩の舵取りを 主体の外に任せられない 何時だって環境は主体の外にある 生命という主体にとって 環境は 進歩の舵取り役である 人間という主体にとって 社会は 進歩の舵取り役である 晒し 晒されて 鍛えられ より美しさを極めてゆく芸術 優生学 ... 続きをみる
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自己嫌悪に陥ると 穴を掘り その中に隠れていたくなる 劣等感は そんな穴から湧いてくるのだろう この劣等感に導かれ 穴の中に隠れていると 少し心が和む 避難所ということなのだろう 外にいるよりも とても助かる魔法の場所なのだろう 劣等感の魔法は 何か悪いことが起こると威力を発揮する 「ああ、まただ... 続きをみる
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