ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

2021年2月のブログ記事

  • 能動的反応:能動態と受動態

    整体師の叔母がいた 整体師なので 人様の体を整える技術に長けていたけれど 自分自身の身体を整える技術ではないので 自分が整体師であることを隠しながら 別の整体師さんの施術を受けていた 施術を受けながら 「そこではない  もう少し上のところを  もう少し外側に向けた角度でも少し強く、、、」などと 頭... 続きをみる

  • 能動的反応:知り合う関係構築志向

    熊よりも 人間の方が恐ろしいという 恐ろしい反面 人間は 恐ろしい敵から守ってくれる味方にもなってくれる そうなれば 頼もしい 人間は とても恐ろしくて頼もしい存在だ だから 人間と付き合うには 恐ろしい人間なのか 頼もしい人間なのかが とても気にかかる それは 猫にしても同じらしく 自分をいじめ... 続きをみる

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  • 能動的反応:相手を理解する直観の育成

    猫は 演劇を演じたり 演劇を鑑賞したりしない 演劇なんて 嘘っぱちの作り事には 興味がないようだ しかし 猫は 猫同士じゃれあっている 本気で戦うのではなく 甘噛みをしたり 爪を隠しながら猫パンチを繰り出したりと 嘘っぱちの喧嘩を繰り広げている そんな嘘っぱちの喧嘩を 愉しんでいるようだ 演劇の原... 続きをみる

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  • 能動的反応:意志と実践の間の河

    目の前の目玉焼きを 食べようと考えている「意志」と 実際に食べる「実践」の間には 男と女の間にあるような 深くて暗い河がある いくら「意志」が 目玉焼きを食べようと提案しても 手が動かないとうまくいかない 仮に 手が動いても口が動かなければ 目玉焼きを食べるという「実践」には至らない 実際には 手... 続きをみる

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  • 明日に備える今日

    我欲が満たされず悶々と過ごすことがある 過去のことも 未来のことも考えなければ 贅肉のような我欲も少しは小さくなるのだろう ジグソーパズルに夢中になったり ウォーキングやランニングに夢中になっている時は 余計な我欲がそぎ落とされて 快適な時間を過ごしていられる 今、目の前のことに集中し それとは無... 続きをみる

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  • 拮抗的共進化

    ウサギが増えると それを餌にするオオカミの住環境が好転し オオカミが増える すると ウサギの住環境が悪化して ウサギが減る こうなると オオカミの住環境も悪化して オオカミが減り ウサギの住環境が好転する ウサギの住環境が好転すれば ウサギが増え、冒頭記載に戻ることになる 円環的因果律の実例だ こ... 続きをみる

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  • 煩悩が制定した憲法

    煩悩が108つあるらしい これらの煩悩を 一つ一つ取り出して並べて数えることは 面倒だし やろうとも思わないのだけれど それぞれの煩悩が 好き勝手に、ふいに現れて 意識の中を大騒ぎするから 私の中に 確かに煩悩がたくさん住みついていることは 経験上、よくわかっている 108つと言われれば、そうなの... 続きをみる

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  • 猫の自由 人間の自由

    あれもしなければ でも、これがまだ終わっていない どうしよう... こんなふうに心の中が騒いでいる脇で 猫が寝ころがり、あくびをしている 「お前は自由でいいよな。ああ、猫になりたい」 * 猫は自由にしているけれど 猫は 空を飛べないし 水の中も泳げない そんな不自由の中を暮らしている 人間は 飛行... 続きをみる

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  • あと戻り

    「ゴルフの練習をすればするほど  ゴルフが下手になる」という話を聞いた そんなことは無いだろうと思っていたのだけれど 「なるほどな」と感じる出来事があった * その日もいつものように ゴルフの打ちっぱなしの練習場で 闇雲に打ち続けていると 前の人がストレッチを始めた 何球か打つとまたストレッチをす... 続きをみる

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  • 自然選択

    メスにオスが魅かれ オスにメスが魅かれる そんな仕掛けを創造したのが神様ならば あるオスを拒み 別のオスを受け入れたり あるメスを拒み 別のメスを受け入れる揺らぎを提供したのも 神様なのだろう 神は 報われる恋と 報われない恋という格差を設けた なぜ この格差を設けなければならなかったのかを検証す... 続きをみる

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  • 福引と夢

    過ごしてきた年月を振り返れば 叶うことのない夢に向かって たくさんの努力を積み重ねてきた 今こうして生きているのだから このような努力は無駄ではなかったのだが 必ずしも効率的ではなかった この様な過ごし方が ごく普通で、ありふれた一般的なことなのだろう 福引で特賞を当てようと 「金色の玉よ出てこい... 続きをみる

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  • マーブルチョコ理論

    商店街のセールの景品で 福引の抽選券をもらった 早速 福引のドラムを回し 一粒の白色の玉をだした この色は5等だということで ホッカイロを貰った 豪華景品が当たるなどと あまり期待をしていないので 「まあ、そんなものか」と ホッカイロを貰って帰路についたのだが 次の人も ホッカイロを貰ったようで ... 続きをみる

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  • 言葉の下僕

    人間は 言葉の下僕に成り下がることができる むしろ 下僕になるように設計されているのかもしれない 言葉の支配力を高めるため その言葉の正当性を論証し それに従うように啓蒙することは 言葉の下僕の大事な仕事だ 朝起きて その言葉の象徴たる旗を高らかに掲揚し 敬礼を送る その言葉に忠誠を誓い この言葉... 続きをみる

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  • 言葉の魔力

    原始 現実に起こっていいることを 繋ぎ止めながら言葉が発達した そして 言葉が 現実に起こることを支配するように成長してきた 原始 帰納法的に観察される事象は 言葉の影響を受けていなかったが 言葉が人間を支配できるようになり 言葉が 帰納法的に観察できる事象を コントロールするようになってきた 人... 続きをみる

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  • 幸辛の波間にて

    「何事もほどほどに」ということがある 「隣の人と手をつなぎなさい」 このように命令されて うれしい時もあれば かなしい時もある 「明日もその人と手をつなぎなさい」 このように、さらに命令が付け加わり 翌日までの一日を 幸せに過ごす日もあれば 憂鬱に過ごす日もある 何か楽しい予定があるということは ... 続きをみる

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  • 無知を生きる

    公園の樹で リスが遊んでいた とてもかわいいので 「こちらにおいで」と 声をかけたのだけれど いっこうにこちらに来てくれない 私は そうなることを知っていた なぜかというと リスは 言葉を解さないばかりではなく 私の優しい気持ちを理解しない無知だからだ 誰もが知っている事実だ いくら優しい気持ちが... 続きをみる

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  • 孤独なコギトが芳醇な夢を見る

    我思う故に我在り、という 「思う」ことで存在する「我」を コギトというのだが このコギトは 「思う」ことで現れるので 「伝える」ことでは現れてはくれないらしい 「我」は 物の名前やその使い方と違って 「伝えられ」て記憶しているのではなく 「思う」対象に先んじて存在している ここに コギトの孤独があ... 続きをみる

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  • 石焼き芋の石と芋

    地球上の物質は すべて素粒子からできているので 石焼き芋もその例外ではなく 素粒子でできている 芋を焼くための石も 焼かれる芋も どちらも素粒子でできている にもかかわらず 石は食べれず 焼き芋はおいしく食べられる 個人的には 焼き芋は 胸が焼けるので苦手ではあるけれど 何とかすこしは食べられる ... 続きをみる

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  • 命のレシピ

    生命は 地球上に存在する物質を 自らを構成する素材として 実に見事に使いこなしている この使いこなす技術は 素晴らしすぎて 何が素晴らしいのかを 絵にもかけない たとえば 道端を歩いているアリを潰すと そのアリは素材の塊に成り下がり 動く機能を失う アリも 地上にある物質を素材として 実に見事に使... 続きをみる

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  • 厳しい目と優しい目

    眼光鋭く 焼き上がった陶器を見つめ 「だめだ」と叫びながら 焼きあがったばかりの陶器を 粉々に割ってしまう 妥協を許さない芸術家は ずいぶんと もったいないことをする せっかくできたのだから 鑑賞に耐えなくても 使えるものなら 大切に使えばいいと思うのだけれど 芸術というものはそいうものではないら... 続きをみる

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  • 未来へ続く記録たち

    ウサギが木の根っこにぶつかり転ぶのを待ち続ける そんな「待ちぼうけ」の物語ではないけれど うまくいったことの記憶が 同じことを繰り返させる 「また、うまくいかないか」と期待しながら というよりもむしろ 「また、うまくいく」と信じて 同じことを繰り返す 同じことを繰り返し さらにまた、うまくいけば ... 続きをみる

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  • 会話の進化

    言葉は言うまでもなく 優れたコミュニケーションツールだ 人間が生命である以上 人間が操るこのコミュニケーションツールも 40億年の生命進化の過程で 発達してきた 単細胞生物の時代に 細胞同士で会話する技術が発達しなければ 多細胞生物が出現することは無かったろうし 多細胞生物の間で会話する技術が発達... 続きをみる

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  • フェロモンの宮殿

    人間は 言葉というフェロモンのようなものを使っている 極楽鳥の求愛ダンスや ミツバチの餌の在り処を指し示す8の字ダンス カエルの求愛の歌 こういった 動物の個体間で繰り広げられる会話は 「動物の言葉」と表現され 「昆虫や鳥も言葉を操っている。すごいぞ」」などと 考えたりしている これは 言葉を自在... 続きをみる

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  • 一般論による選択

    選挙で人を選ぶ時 何を基準に選んでよいのか わからなくなる 容姿で選んだら 政治はそんなもんじゃないと言われそうだし 理念やマニュフェストで選んでも それを実現する能力が心配になる 言葉とその実行は 別の次元の事柄だから 言葉通りに実行しようとしても 実現できないことは多々あるし 仮に 選んだ人に... 続きをみる

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  • 自由と脱自由

    言葉の世界は 現実の世界との整合性を無視すれば 世界を もっともっと自由に描くことができる 伝説の生き物は 現実にいても、いなくても 言葉の世界にはどちらでも良い それでこそ 言葉の世界の自由であり 現実にいる動物に似ているようでは 自由も途半ばだ 「現実にないものは  言葉にしてはならない」 な... 続きをみる

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  • 成功した失敗たちの歴史

    地球の歴史において 地上に植物が生い茂るようになると 大気中の酸素の濃度が上昇し 今生存している動物が棲み易くなった ちょうどいいことに気温もうまく整った このように書くと まるで今の生き物のために 地球の歴史があるようにも解釈できるのだけれど 環境が整ったから それに見合った 今生存している動物... 続きをみる

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  • 虚飾の衣

    「哲学は神学の婢」という言葉がある 主義主張というものは 知的な虚飾であり 人間が 野蛮な動物ではなく 品格ある動物であるためにまとう服だ 民族衣装がそうであるように 場所により 異なる知的虚飾の宴が催され それらが系譜としてそれぞれ承継されている 時代によって 服も思想も流行を変遷させてきた 幾... 続きをみる

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  • 虚飾の宴

    恋は妄想だから 逢えない時間が 恋を育ててくれる 同じように 神様や仏様に逢えないから 信心を育ててくれている 離れていると あばたもえくぼとして思い出せたりするのだけれど じっくり観察すればするほどに あばたはあばたになってしまう やはり 恋を育てるためには 逢わない方が良い けれど 恋は 逢い... 続きをみる

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