「平等である」方が 「不平等である」であるより 良いことだと思っている しかし だれもが 工業製品のように 人間が全く寸分の狂いなく同一であったらいい などと思っていないだろう 工業製品のように 人間にも規格があり その規格から外れた人間を不良品と称して 出荷しない こんな風には考えない 「平等」... 続きをみる
2019年4月のブログ記事
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法律は 「公正な不平等」を目指している 運の善し悪し 強者と弱者 様々な自然発生する不平等を 人為的に整頓する試みだ 信号機が赤だと我慢して止まる その一方で 青信号で揚々と通過する車がある このような不平等により 事故を防止しているのだから この法律に創生された不平等は じつに公正で便利だ この... 続きをみる
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はじめに 西山の頂から 朝の光が訪れる やがて 山の麓に光が広がり 私の窓にも太陽が顔を出す 西山を眺めていた私は 振り返り 太陽に向かい 「おはよう」と声を出す 私の正面に目があり このめは私の裏側の景色を見れない だから 裏側を見ようとするとき 身体を動かし 裏側が正面になるように向き直る あ... 続きをみる
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初冬の雪と違い 春の雪には なごり惜しさが混じっている 草も生え 木には芽が生えはじめ 梅や桜の花も咲き 日差しにつよさが戻り始めている そんな季節に降る雪には 寒さや厳しさを あまり感じずにすむ これから もっとよくなる そんな時節には すこしばかりの不都合は あってもないがごとしに扱う余裕があ... 続きをみる
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栄養を取り続けなければ 身体を維持できない 摂取した栄養を 身体を構成する細胞たちにいきわたらせ 細胞が機能し成長するよう 環境が整えられなければ 身体を維持できない 家族にしても 会社にしても 趣味の集まりにしても 国家にしても 社会も同じだ 人々が 生き生きと暮らせる環境整備が 社会の基本だ ... 続きをみる
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新興国が台頭してくると 先進国は なんだか お年寄りになったように見えてしまう 後進国に比べて 先進国では 何でもやってやろうという躍動感がなく 今までやって来たことをそつなくこなし できないことは やりたくないし実際やらない だから進歩はない やみくもに前に進もうとする野性味がなくなり 計画的に... 続きをみる
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急に下痢を催すと つらい 通勤電車内だとなおさらだ 「漏らすわけにはいかない」 理性が叫び これに呼応するように 「次の駅で降りようか」という言葉が湧き上がる さらには 「そんなことをしたら時間に遅れる」等々、、、 様々な声がコダマする 本能は 鎮座してその行方を見守っている 本能は 「もらして... 続きをみる
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安い税金負担を求めて 企業は流離うようだ そういった企業は 易い労働力に群がる そんな企業に選ばれるためには 我慢が必要だ 好まれることには コストがかかる むろん 選ぶ側になるには もっとたくさんの 努力の集積が必要だ 個人の努力だけが積み重なるのではない 集団の努力が蓄積されるのだ ーーーーー... 続きをみる
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人間は 生れて動き回り死んでゆく これを繰り返している 私が繰り返しているのではなく 人間が繰り返しているのではあるが なんとなく 私も、「また生まれ変われる」といわれると そんな気がして その気になって 次に生まれてくるときのことを夢想できたりする しかし これが可能となるには 私の存在が 死ん... 続きをみる
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「おにいちゃんなのだから こうしなければいけないでしょ」 「おんなのこなのだから そんなことしちゃだめよ」 さまざまなしきたりが 人々にそれぞれの役割を押し付ける それに抵抗して 「どうしてそうなの?」と聞くと 「昔からそうそういうものだ」 ああ たしかにそうなのだろう こうして カースト制な... 続きをみる
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話したことのない外国語は 意味不明である このような外国語の学習は 意味不明な文字列から 意味を見出すこと作業でもある 猫に小判 小判に意味を見いだせない猫を 小バカにしながら 外国語に意味を見いだせず 外国語は嫌いだといい 使えずにいる * 共通の意味と価値を分かち合い それを利用することにより... 続きをみる
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生物学の思想は 人間であることや所属する国の国民であることよりも 動物であることを忘れては、お天道様に申し訳ない もっといえば DNAのセントラルドグマの恩に報いなければ 罰が当たる そんな感じだ このような汎生物愛の実践が 個々の命の 他の命を犠牲にしてまで生きようとする 貪欲な利己主義により保... 続きをみる
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社会秩序は 適合しないものを排除して成立する 自然に適合しないものは 自然淘汰されるようなもので 社会淘汰が働き 社会秩序が進化してゆくということだろう だから 社会は 社会に適合したもののための存在であり 適合しないものにとっては 淘汰圧を仕掛けてくる敵であるということになる 多くの野生生物にと... 続きをみる
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振り返れば やらなかったことが積み重なっている やってきたことは 実績として 今に連れ立ち共存している だから 振り返ると やらなかったことが 置き去りにされ 過去のあちこちに 散らかしっぱなしになっているのだ やってきたことと やらなかったことの差は どこにあったのか? 今となっては 忘れてしま... 続きをみる
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合理的な思考の実践は その合理の「理」から外れた存在には手厳しい 合理性は 恩恵を約束した存在に光を当て それ以外の存在を深い闇に取り残す 「もっと光を!」 なんという 合理的で わがままな叫びであろう ーーーーー メモ 理性は 合理性の光を 自分の周りに呼び込む力である この力により 光のあたる... 続きをみる
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なぜ筋肉が動くかを知らなくても 歩けるし 口を動かせる どんなものを食べればよいのか きちんとわかっていなくても 美味しそうなものを なんとなく食べていれば 身体が維持できる 知らなくても なんとなく何とかなってゆくのが 身体機能だ このように身体機能については さらに「知る」ということは 必要条... 続きをみる
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反ネガティブという概念がある さまざまな反ネガティブがある 法から外れる行いは ネガティブであり これに反しなければならない よって 遵法の行為が導かれる 権力者の意にそぐわない 権力者のルールに従わない行いは ネガティブであり これには反すると 懲戒や いじめの対象となる よって 権力者への忖度... 続きをみる
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他者を操るということは 他者に操られるということの 裏側だ 意識は 自分の身体を操っている それにとどまらず 他人の身体をも操ろうと外延する この企みを果たすため 意識は 自身の身体の声のみならず 他者の身体の声に耳を澄ます そして 言葉を操り 他者の声を聞く 荒ぶれて命令するばかりでは 袋小路の... 続きをみる
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ひとにはできないことをできると嬉しいから ひとができないことをしてあげたいと思う からだをつかって ひとにはできないことをしてみたり あたまをつかって ひとにはできないことをしてみたり おかねをつかって ひとにはできないことをしてみたり したくなる だからかな からだをきたえたくなったり あたまが... 続きをみる
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