ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

2019年4月のブログ記事

  • 平等や不平等の「ゆるさ」

    「平等である」方が 「不平等である」であるより 良いことだと思っている しかし だれもが 工業製品のように 人間が全く寸分の狂いなく同一であったらいい などと思っていないだろう 工業製品のように 人間にも規格があり その規格から外れた人間を不良品と称して 出荷しない こんな風には考えない 「平等」... 続きをみる

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  • 法的に整備された不平等

    法律は 「公正な不平等」を目指している 運の善し悪し 強者と弱者 様々な自然発生する不平等を 人為的に整頓する試みだ 信号機が赤だと我慢して止まる その一方で 青信号で揚々と通過する車がある このような不平等により 事故を防止しているのだから この法律に創生された不平等は じつに公正で便利だ この... 続きをみる

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  • 法律と鉄拳の差異

    人が人を裁く これは 「人が人を殴る」と 同じ文法だ 「正義の鉄拳」という言葉と 「悪の鉄拳」という言葉あるように 「裁く」と「殴る」が使い分けれる この「裁く」がよいものであるとの共通認識のものとで 法律文化が花開く ーーーーー メモ 裁く側と裁かれる側 裁かれる場合と裁かれない場合 裁かれる場... 続きをみる

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  • 思考と実践

    エネルギーを確保するため エネルギーに触手を伸ばし摂取して システムを保持してゆくのが生命だ 生命は システムの保持のみならず システムの増殖にもエネルギーを注いでいる システムの保持が完璧でないので 増殖がなければ補完できない この意味では 増殖も広義の保持機能といえるだろう いずれにしても エ... 続きをみる

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  • 語り得ぬ光は沈黙しなければならない

    はじめに 西山の頂から 朝の光が訪れる やがて 山の麓に光が広がり 私の窓にも太陽が顔を出す 西山を眺めていた私は 振り返り 太陽に向かい 「おはよう」と声を出す 私の正面に目があり このめは私の裏側の景色を見れない だから 裏側を見ようとするとき 身体を動かし 裏側が正面になるように向き直る あ... 続きをみる

  • 調和を希求する情動

    私の所有物に 私らしさを移植しないと 落ち着かない 汚れたままの服ではいやだ 傷ついた車は直さなければ乗りたくない 小さな家ではふさわしくない つきあう友達は素晴らしい人がいい 様々な自分らしさを 自分以外の存在へと 拡張して押し付けてゆく 目に触れるものを 自分の基準に従わせてみたくなる 私は私... 続きをみる

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  • 時節に沿って運が流れる

    初冬の雪と違い 春の雪には なごり惜しさが混じっている 草も生え 木には芽が生えはじめ 梅や桜の花も咲き 日差しにつよさが戻り始めている そんな季節に降る雪には 寒さや厳しさを あまり感じずにすむ これから もっとよくなる そんな時節には すこしばかりの不都合は あってもないがごとしに扱う余裕があ... 続きをみる

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  • 代弁者による調和世界

    栄養を取り続けなければ 身体を維持できない 摂取した栄養を 身体を構成する細胞たちにいきわたらせ 細胞が機能し成長するよう 環境が整えられなければ 身体を維持できない 家族にしても 会社にしても 趣味の集まりにしても 国家にしても 社会も同じだ 人々が 生き生きと暮らせる環境整備が 社会の基本だ ... 続きをみる

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  • 愛すべき困りものの風雲児

    新興国が台頭してくると 先進国は なんだか お年寄りになったように見えてしまう 後進国に比べて 先進国では 何でもやってやろうという躍動感がなく 今までやって来たことをそつなくこなし できないことは やりたくないし実際やらない だから進歩はない やみくもに前に進もうとする野性味がなくなり 計画的に... 続きをみる

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  • 原性質と派生性質

    存在の性質を 二つに分けられる 自らもつ性質を 他の存在との関係において派生する性質だ 前者を原性質 後者を派生性質と呼んでおく 食べ物の重さは原性質で 食べ物の味やおいしさは派生性質だ 文字の形は原性質で 文字の意味は派生性質だ 私の能力は原性質で 私の社会的地位は派生性質だ 派生性質の現れ方は... 続きをみる

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  • トイレは理性から本能への敬意の象徴である

    急に下痢を催すと つらい 通勤電車内だとなおさらだ 「漏らすわけにはいかない」 理性が叫び これに呼応するように 「次の駅で降りようか」という言葉が湧き上がる さらには 「そんなことをしたら時間に遅れる」等々、、、 様々な声がコダマする 本能は  鎮座してその行方を見守っている 本能は 「もらして... 続きをみる

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  • 種をまく人 餌をまく人

    安い税金負担を求めて 企業は流離うようだ そういった企業は 易い労働力に群がる そんな企業に選ばれるためには 我慢が必要だ 好まれることには コストがかかる むろん 選ぶ側になるには もっとたくさんの 努力の集積が必要だ 個人の努力だけが積み重なるのではない 集団の努力が蓄積されるのだ ーーーーー... 続きをみる

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  • 思考の瞬き

    ひとつの目標に向かって チームが一致団結することにより 大きな力を発揮する これがチームワークの力だ いくつもの目標に向かうチームではなく ひとつの目標に向かうチームの力だ このような性質が 多神教にはない力が 一神教にはあるのだろう それが 一神教の力強さと 冷淡さの 両義性を生んでいるのだろう... 続きをみる

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  • 私の魂を守り育てる私の祈り

    人間は 生れて動き回り死んでゆく これを繰り返している 私が繰り返しているのではなく 人間が繰り返しているのではあるが なんとなく 私も、「また生まれ変われる」といわれると そんな気がして その気になって 次に生まれてくるときのことを夢想できたりする しかし これが可能となるには 私の存在が 死ん... 続きをみる

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  • 循環論の持つ真理

    むかしから そうしていることが うまくいくことだ といいつたえられてていることがある ときに 上手にいかないことがあっても たいがいはうまくいくので そうしなければならない その うまくいくというは どういうことか? をかんがえた ・・・うまくいくとは    目的を達成すること その目的は何? ・... 続きをみる

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  • その役割が降り注ぐその場所へ

    「おにいちゃんなのだから  こうしなければいけないでしょ」 「おんなのこなのだから  そんなことしちゃだめよ」 さまざまなしきたりが 人々にそれぞれの役割を押し付ける それに抵抗して 「どうしてそうなの?」と聞くと 「昔からそうそういうものだ」 ああ たしかにそうなのだろう こうして カースト制な... 続きをみる

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  • 神様仏様

    戦わずして負ける人がいるから 戦わずして勝つ人がいる 戦わずして負けながら あるいは 戦わず勝ちながら 社会の秩序が維持される それでも社会には荒波がある 戦わずして勝敗がつかなかった時代には 社会の荒波はもっともっと高かったろう 戦わずして流れてゆく ほどほどの空気の中で 「なにかいいことないか... 続きをみる

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  • 意味不明に意味を授ける

    話したことのない外国語は 意味不明である このような外国語の学習は 意味不明な文字列から 意味を見出すこと作業でもある 猫に小判 小判に意味を見いだせない猫を 小バカにしながら 外国語に意味を見いだせず 外国語は嫌いだといい 使えずにいる * 共通の意味と価値を分かち合い それを利用することにより... 続きをみる

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  • 意味付けにより始まるドグマ

    生物学の思想は 人間であることや所属する国の国民であることよりも 動物であることを忘れては、お天道様に申し訳ない もっといえば DNAのセントラルドグマの恩に報いなければ 罰が当たる そんな感じだ このような汎生物愛の実践が 個々の命の 他の命を犠牲にしてまで生きようとする 貪欲な利己主義により保... 続きをみる

  • 被排除者は月の裏側に

    社会秩序は 適合しないものを排除して成立する 自然に適合しないものは 自然淘汰されるようなもので 社会淘汰が働き 社会秩序が進化してゆくということだろう だから 社会は 社会に適合したもののための存在であり 適合しないものにとっては 淘汰圧を仕掛けてくる敵であるということになる 多くの野生生物にと... 続きをみる

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  • 届きそうで届かない背中の痒み

    振り返れば やらなかったことが積み重なっている やってきたことは 実績として 今に連れ立ち共存している だから 振り返ると やらなかったことが 置き去りにされ 過去のあちこちに 散らかしっぱなしになっているのだ やってきたことと やらなかったことの差は どこにあったのか? 今となっては 忘れてしま... 続きをみる

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  • 合理性がもたらす光と影

    合理的な思考の実践は その合理の「理」から外れた存在には手厳しい 合理性は 恩恵を約束した存在に光を当て それ以外の存在を深い闇に取り残す 「もっと光を!」 なんという 合理的で わがままな叫びであろう ーーーーー メモ 理性は 合理性の光を 自分の周りに呼び込む力である この力により 光のあたる... 続きをみる

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  • 知は「よりよい」を再現する力である

    なぜ筋肉が動くかを知らなくても 歩けるし 口を動かせる どんなものを食べればよいのか きちんとわかっていなくても 美味しそうなものを なんとなく食べていれば 身体が維持できる 知らなくても なんとなく何とかなってゆくのが 身体機能だ このように身体機能については さらに「知る」ということは 必要条... 続きをみる

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  • 正義の生存競争

    正義が 万人から認められると 当たり前のことになり もはや 「正義」と声高に叫ばれることもなくなる 逆説的だが 異議を唱える者がいるから 正義は「正義」なのである だからこそ それを押し潰したり排除したりしようとして 正義の鉄拳や 正義の剣が登場する 正義は賛否があるものであり ある意味 自然選択... 続きをみる

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  • 不足という創造種

    植物は 太陽に向かい葉を広げ光を受け取る 根を地に伸ばし水をくみ取る 花を咲かせ虫を呼び込み他の植物と交流する このように 存在が 他の存在と関係を結ぶためには 自らの姿に工夫を凝らさなければならない 目的が(意思が)外形に現れるのだ 魅せられ 外延する魂が 自らを変革する 必要が魅惑を生んでいる... 続きをみる

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  • 反ネガティブによる現状維持

    反ネガティブという概念がある さまざまな反ネガティブがある 法から外れる行いは ネガティブであり これに反しなければならない よって 遵法の行為が導かれる 権力者の意にそぐわない 権力者のルールに従わない行いは ネガティブであり これには反すると 懲戒や いじめの対象となる よって 権力者への忖度... 続きをみる

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  • 外延する魂の企みをいさめる

    他者を操るということは 他者に操られるということの 裏側だ 意識は 自分の身体を操っている それにとどまらず 他人の身体をも操ろうと外延する この企みを果たすため 意識は 自身の身体の声のみならず 他者の身体の声に耳を澄ます そして 言葉を操り 他者の声を聞く 荒ぶれて命令するばかりでは 袋小路の... 続きをみる

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  • 欲は自己完結していない

    ひとにはできないことをできると嬉しいから ひとができないことをしてあげたいと思う からだをつかって ひとにはできないことをしてみたり あたまをつかって ひとにはできないことをしてみたり おかねをつかって ひとにはできないことをしてみたり したくなる だからかな からだをきたえたくなったり あたまが... 続きをみる

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  • 「令和」に思う

    令和時代が始まる 「令」と聞き 命令と巧言令色少仁を連想した 体裁ばかりの和ばかりでは どこか頼りない 暖かさが育つ時代となってもらいたい ーーーーー メモ 「令和」は 春の情景を描いた万葉の言葉が由来とか 土の中や 固い幹や殻の内側で 懸命に育まれてきたものが 健やかに 現れてくる時代になること... 続きをみる

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  • 舟遊び

    集団の意思と 個人の意思は 完全に一致することはない どちらも移ろいでゆく 移ろいながら 寄り添い流れると 互いに運命を感じ 移ろいすれ違うと 不運を感じたりする 時代を創ることができなけば 時代に流されるのが 運命を感じながら生きられる 運ぶより 運んでもらった方が楽である いきたい場所はない方... 続きをみる

  • カオスと散逸構造

    広大な宇宙空間に すごく小さな星が浮いている 星の表面は 宇宙空間になろうとする力と 星になろうとする力が交わる場所だ 様々な力が交錯しながら 時に消失しながらも 様々な模様が持続している 秩序の源泉、散逸構造だ ーーーーー メモ ノーベルか化学賞を受賞した 京都大学の副教授が提唱したフロンティア... 続きをみる