権力者は 本当のように嘘を言う能力に長けている 「あなたのために」と言いながら 私腹を肥やすイメージが 権力に付きまとうのは そのせいなのだろう 誰かの権利を守るために 別の誰かの領土に侵攻したり 公共の利益を主張しながら 自らの行為を隠匿する 利他は善であり 利己は悪である この定めに基づき 利... 続きをみる
2022年3月のブログ記事
-
-
見も知らずの人のために 赤信号で車を止める 渋滞の中 見も知らずの人のために 横道から出てきた車に 道を譲ることもある 交通秩序は 見も知らぬ者同士の間で 互いのために譲り合い維持されている 時に 利己的な理由で この秩序が壊されることがあり その崩壊の腹いせに 反撃が加えられることもある 割り込... 続きをみる
-
尾と鰭を 協調的に動かして 金魚たちが 落とした餌に集まってくる この金魚たちは 尾と鰭を動かし続けるためのエネルギーを得るために 尾と鰭を動かし集まってきた 尾と鰭は 自分たちの努力で得た餌のエネルギーを独占したりしない 鰓や心臓や内臓のためにも 餌から得られるエネルギーが供給される 尾鰭は他の... 続きをみる
-
生きていることのゴールは 悲しいことに いつだって死である 不老不死の技術が確立したのちは 別なのだろうが 今の時点では 生きてゆくことの最終地点には 死が待っている だから 過程が大事になる 苦しいこと 悲しいことを乗り越える力が大事になる 苦しいこと 悲しいことをも楽しめと 尚のことありがたい... 続きをみる
-
虫けらをつぶすと さっきまで せわしなく動いていた物体が動かなくなる さっきまでは 小刻みに羽を動かし 自由に空中をも飛び回っていた物体が 全く動かなくなる スクラップ工場でつぶされた車のエンジンが もう二度と動かないのと同じなのだろう なぜつぶれると動かなくなるのか? 同じ物質の組成でありながら... 続きをみる
-
歩いて横断歩道を渡っていると 横断歩道の手前で 車が止まってくれる 私には 車を止め 横断歩道を安全にわたる力が 私には備わっているのだ しかしながら 私の力が足りないのか 私が横断歩道を渡ろうとしても 車を止められないことがある 心の中で 「その車、止まれ」と叫んでも 止まってくれない時があるの... 続きをみる
-
多細胞生物の細胞間には 助け合いのネットワークが成立している 原始 まだ多細胞生物が出現していない時代に どのようにして 助け合いのネットワークが進化してきたのだろうか? もはや 観察することができない世界を想像することは 困難だが楽しい課題だ そんな想像の世界を広げ 本当にそうだったかのように思... 続きをみる
-
人間の繁栄に伴い 人間にとって必要な生き物も 繫栄している お米や小麦は 他の植物を押しのけてその領土を広めている 家畜の領土も 野生生物のそれを押しのけて拡散している お米や小麦や家畜が野生生物を圧倒しているのは お米や小麦や家畜の力ではない 人間の力だ お米や小麦や家畜は 人間に奉仕することに... 続きをみる
-
プロパガンダが 美しい聖書のように流れている 「自分を守る力こそ善だ」 戦争の最中 善は 相対的な存在として声高に語られた 「自分を守る力こそ善だ」 この言葉を超えた地平を目指し 幾多の偉人が言葉を紡いだ そして その超えた地平の上で 知性が相争ってきた 「善」の再現競争だ より多くの心に響く「善... 続きをみる
-
戦争がはじまり 敵と味方が分かれる そうなると 敵のちょっとした悪を見逃さない 逆に 味方のちょっとした悪は大目に見る 善悪の基準はあっても その運用が 敵か味方かで大きく変わる このような運用で 殺人も 良い行いになってしまったりする 敵の良いところには耳を貸さない 味方の悪いところも見て見ぬふ... 続きをみる
-
-
テルテル坊主を釣る下げたり 雨ごいをしたりして お天気を支配しようとしても なかなか思い通りにならない やり場のない不安に苛まれる心模様も なかなか忘れられない失恋の痛みも お天気と同様に 思い通りにならない お天気と同じように 心の中で大自然の営みが 滔々と繰り返されている 地震や水害や火山を防... 続きをみる
-
覇権を握る人がいると その反対効として 従属させられる人がでてくる 自分の覇権を守るために 自分を中心にして その周辺に 使い捨ての人やモノや土地を配置し 自分を守る しかし その使い捨ての周辺も それぞれが中心として存在しようとするので いつまでも従属していてくれるとは限らない いつ何時 捨て駒... 続きをみる
-
多くの人が 法律や道徳の制御下に置かれている そのおかげで 平穏な社会生活が送れる仕組みになっている 狂人による無差別犯罪や 戦争がはじまると この仕組みのありがたさが身に染みる 秩序を維持するために 自由を放棄しなければならないし 自由を放棄させなければならない しかし すべての自由を 放棄した... 続きをみる
-
平和な場所には 無防備の笑顔があふれている この無防備の笑顔を維持するために 様々な工夫を施し 規制をし 危険を排除している 危険人物の排除 危険思想の排除も その一環だ 無防備の笑顔を守るために 身勝手な自由は排除される どの程度で どんな自由が排除されるのかは 無防備の笑顔の守り方により変わっ... 続きをみる
-
スノーボールアース 今から7億年前くらい 地球全体が氷に閉ざされていたという仮説がある 地球は いつも同じ地球なのだけれど いつも違う姿で 太陽の周りをまわっている 状態がいかに変わろうとも 地球は地球だ 春であろうが 夏であろうが 日本は日本だ 私も 成長しても 衰えても 私のままだ 違っても同... 続きをみる
-
人間は 創られる 生まれる前はもちろんのこと 生まれた後も しつけられ 様々なことを教わり学び 創られる 美しいものがあると それを手に入れようと努力を重ね その美しいものにより 創られる 最新の科学技術が生み出す 魅惑的な現象に心奪われ この技術により 創られる 偉人伝を読み 冒険物語のヒーロー... 続きをみる
-
絶滅した動物と 同じ姿かたちの動物が 再び進化して現れてくる確率は どれほどあるのだろう? 様々な要素が 一期一会の出会いの中で 混ざりあい 今の姿の動物たちを再現するシステムを 形成している 再現されなければ ただただ崩壊する混ざりあいが きちんと 同じように繰り返されている 持続する偶然 素晴... 続きをみる
-
ウクライナの悲惨な現状は パレスチナの日常だ 人は人を平等に裁けぬようにできているらしい それが仲間を作る意義になる 孤立を嫌う理由となる 数多くの味方に囲まれるために プロパガンダが世界を包む 正義や道徳や宗教が 文字を顕わし世界を包む 様々な世界に巻き込まれ 私は自由を求めて逃げ回るのだけれど... 続きをみる
-
年老いてくると 少年時代の自由な夢は遠くなる どうして? なんで? どうして? 何もかもが なぜそうなるのか なぜそうしなければならないのか さっぱりわからなかった幼少時代 私は 昼間 お星さまがどこへ行ってしまうのか 不思議でたまらなかった 現実をやり過ごすための知識を蓄え 不思議なことを不思議... 続きをみる
-
親子関係は 時間の流れの中で見いだされる 写真に写る親子は 親子関係をうまく表現されていることもあれば 全くの他人のように表現されていることもある このように 時間の断片ではなく 動く時間のなかで 親子関係が見出される 離れ離れになり 親子でないような時間がいくら長くても 近づきあい 親密な関係を... 続きをみる
-
-
動物たちにも 絆を結びあう精神があるのだろう 哺乳類の親子 殊に母子の絆は深い 授乳を通じて 肉体的なつながりがあるだけではない 離れていても 互いに求めあい 探しあい その距離が広がらないよう 互いに近寄りあっている 小魚や 小鳥が群れを成していることがある 体が触れ合い 一塊の群れができている... 続きをみる
-
情報は再現競争の主役であり産物だ 優れた物語が 時間を乗り越え伝えられる 発する側と 受け取る側で 再現されながら 長い歴史を乗り越えてきた物語は 数え切れぬほどたくさん 再現されてきた 物語は 受け取られたら また発せられ 発せられたら また受け取られなければ その伝承は途切れてしまう その都度... 続きをみる
-
生存競争は再現競争だ 今を未来に再現するために 様々な場面で 様々な戦いが繰り広げられている 古くからの伝統で培われた技術で 過去を未来に再現し イデア的再現を実践している 加えて 新しい技術により 再現競争を有利に進めようと切磋琢磨して 進化的再現を実践している この進化的再現に時として優れた有... 続きをみる
-
チェスの駒は 決められたとおりにしか動かせない 現実的には ルールを破って 自由に動かすことはできるけれど チェスの試合の中では 決められたとおりにしか動かすことはできない 水分子は 油の分子と離れる性質があるが このような ものそのものの性質として チェスの駒は 決められた通しにしか動けないので... 続きをみる
-
感情というものは 結果と原因が入り混じっているようなところがある 一般的に 生きるために好ましい状況を得ると 良い感情が湧き上がり 生きるために好ましくない状況に遭遇すると 悪い感情にさいなまれる だから 良い感情に囲まれるように工夫を凝らすと 生きやすくなり 死んでしまう危険性を減らせるようにで... 続きをみる
-
言論統制は 雑草に覆われた大地に 除草剤を播き 特定の植物を栽培するようなものだ 言論統制された社会から見れば 言論統制されない社会は 野蛮な雑草だらけの原野のような場所なのだろう 精神の清らかさは 原野の中の雑音ではなく 凛とした教会の中にこそ生まれるのかもしれない いや 精神の清らかさは そう... 続きをみる
-
生命は 同じことの繰り返しからできている この 同じことの再現のために 同じものを集め 同じことを繰り返す 同じものと 同じことを 幾重にも循環させながら 生命の今が進行している 違うものと 違うことを 懸命に排除しながら 生命の今が進行しているということでもある 正しいものや正しいこと 誤ったも... 続きをみる
-
車を運転は 運転席に座り ハンドルを握り アクセルやブレーキを操作することで 実現できる しかし 車を動かすことは 車を運転するだけでは事足りない 燃料を入れなければならないし エンジンも整備されていなければ 車は動かない 「アクセルを踏めば 車が進む」 この原因と結果の間には 星の数ほどの技術... 続きをみる
-
犬には 個性的な品種がたくさんある チワワのように小型犬から セントバーナードのような大型犬まで 多彩なレパートリーを取り揃えている しかし どの犬種であっても 犬の範疇を逸脱していない どの犬種も 犬を踏襲しているということだ オオカミと犬の区別は難しい時もあるけれど ハイエナやキツネからは な... 続きをみる
-
へ へ へ へ へ へ の の の の の の も も も へ へ へ へのへのもへじは 通常の文字と異なり ただ縦や横に文字を連ねるだけではだめで それぞれの文字を 正しい位置に配置しなければ完成しない 意味ではなく 形状が表現の... 続きをみる
-
-
神様は 物語とともにやってくる 偶像崇拝を禁止する神はいるけれど 言葉を禁止する神様を聞いたことがない 神様は言葉が大好きだ ことに 神様を上げ奉る言葉が大好きだ そんな言葉が 繰り返されれば繰り返されるほど 神様は優しく偉大になってゆく 言葉が生まれる前の神様は どんな神様だったのだろう 言葉が... 続きをみる