ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

2019年3月のブログ記事

  • 全体と部品の主体性

    全体主義は 個人と社会の関係を 細胞と個体の関係さながらに 個体や社会に主体性があり 細胞や個人には主体性がない そう考える傾向がある 自由主義は 個人と社会の関係を 大腸菌と大腸菌集団の関係さながらに 個人や大腸菌に主体性があり 社会や大腸菌集団には主体性がない こう考える傾向がある 社会が分業... 続きをみる

  • 自由を制限する秩序たち

    人工衛星からならば 地上よりはるかかなたの宇宙をみれるらしい 人工衛星は宇宙空間から そんなロマンチックな情報のほか 様々な現実的な情報を地上に届けてくれている GPS情報もその一つだ 船や飛行機や車はもちろん いまやスマホを通じて 歩行者の運航にも欠かせない情報となっている このGPSを用いた測... 続きをみる

  • 社会的信心が成立させる所有権

    所有権の根底に信心がある 所有者に関する信心と 所有物に関する信心だ 私のものと信じる心 彼のものと信じる心がないと なにものも所有できない これが所有者に関する信心だ 土地は所有しているけれど 空気は所有しがたい これは 空気が流動的のため 所有すべき空気を特定できないからだろう しかし 同じ空... 続きをみる

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  • 東京時代それとも憲法時代

    千年後 今の時代は なんと呼ばれるだろう? 飛鳥時代とか 室町時代とか 戦国時代とか 時代分けがされる 明治維新により 江戸時代が終わった その時 藩が解体され 江戸が東京になった 時代も 江戸時代から東京時代へ 様変わりしたのだろう 次はどんな時代がやってくるのか 楽しみというか 気にかかる 時... 続きをみる

  • 猫背と猫背のせめぎあい

    日本人の9割が猫背だという 猫背が普通であり メジャーであり 猫背でない人がマイナーという訳だ しかし そのマイナーな人たちが正常であり メジャーの猫背は歪みがあると判断される 正常と異常の判断は 必ずしも 統計的な頻度に基づくものではないようだ 理想的な体型は 本来あるべき体型であり そのあるべ... 続きをみる

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  • 輪廻の途中で

    さて 次は何を楽しもう そして 何を苦しもう オオサンショウウオは 1億7千年前から 姿を変えず 生きてきた 一瞬前も 一日前も 一年前も 1億7千年前も 今とは違う世界があった そして 今とも同じ世界があった さて 次に何を楽しもう そして 何を苦しもう ーーーーーー メモ 振出しに戻りながら ... 続きをみる

  • 綱引きの綱と凧の糸

    一本の細い糸を使って綱引きをすることはできない すぐに切れてしまうからだ やはり 綱引きは強健な綱を引かなければならない 引くという目的を達成するために 切れない綱が必要になるということだ 糸をたくさん集め 編み込みながら綱にしてゆく さらに綱をたくさん集めて 編み込みながら 太い強健な綱を創って... 続きをみる

  • 調和の力と自由の力

    分業が成立するには 分業に参加する人が それぞれの分担を全うし 全体が維持されてゆかなければならない 個々人が分担を全うすることは 全体保持のための必要条件であり 全体保持のための充分条件ではなくなる つまり 個々人が分担を全うしても 生存が保障されるということではないということだ 運不運 どの全... 続きをみる

  • 次に生まれてくるときには

    私のわきに猫がいて 「にゃあ、、、次に生まれてくるときには  私も人間に生まれてくるの、、、にゃあ」 そう鳴いた 私は猫になりたい人間だ 「お互いに  ないものねだりをしているね」 私はしずかに猫の頭を撫でた そして 猫はしずかに撫でられた 未来のわたしと 未来のあなたへ なにかをこうかんしたのだ... 続きをみる

  • 迷惑施設と魅惑施設

    沖縄の基地問題は 迷惑施設の偏在の問題だ 迷惑施設が 自分の周りにばかりあり そんな施設が 全くないような地域もあれば ・・・なんか、、、ずるいな。。。 そんな風に思うのは 至極一般的で当たり前のことのようだ 反対に 魅惑的な施設は 迷惑施設がない地域に建てられるたりするから ことさらに不公平なこ... 続きをみる

  • 不完全ゆえのやさしさときびしさ

    泣いて馬謖を斬る こんな悲しいことをしたくはないが しなければならないことがある こんな大げさなことではないが 私が管理している水槽の中に 一匹の魚に綿のようなものが付着していた 病気だ このまま放置すれば 他の魚にも感染してしまうかもしれない トンコレラが流行れば豚が殺処分され 鳥インフルエンザ... 続きをみる

  • 背後世界が維持する秩序

    身体を形作るのは 意識ではなく 筋肉だ 筋肉がこわばると 体のバランスが崩れ 姿勢が悪くなり 何となく体に不調が忍び寄る このような不調を避けるためには 筋肉を鍛え こわばりをほぐす必要がある 意識の役割は 身体の不調や 筋肉のこわばりを知覚したり 筋肉を鍛える意思を振い立たすことにある 意識は直... 続きをみる

  • 言語の権威主義

    「今よりもよくなりたい」 「今よりもよくなる」 このような言葉の裏側には それを実現するための 周囲からの支えが必要だ まわりからの 「今よりもよくしてあげたい」 そんな気持ちが沢山あってこその話だ むろん 自分もそんな気持ちになって 周りの人を もっとよくなるようにしてあげることも 含みながらの... 続きをみる

  • オートマチックに愛してしまうこと

    時間が流れてゆくので 現実の今は 自動的に未来になってゆき 逆に 記載された今は 自動的に過去になってゆく このような流れの中で 生きた化石シーラカンスは 現実の今であり 記載された過去であり続けてきた 古典文学もまた然りであり 過去を再現いている読者の今が 昔の秩序を今に再現し続けている このよ... 続きをみる

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  • 信心が身体を形成する

    たくさんの筋肉が 私の体についている 指を一本一本 別々に動かしてみる 動いていない筋肉と 動いている筋肉がある 一緒に動く筋肉を 一つの筋肉として数えることにしてみれば なにも解剖をしなくても 私の筋肉の数を数えることもできるはずだ しかし どの筋肉が動いているかを なんとなくわかっているけれど... 続きをみる

  • 洗練されたいびつの中で

    若いころの どうでもよいような昔話が とてもいとおしく思い出されることがある 懐かしい友との語らいは至極のひと時だ そのために 若いころ たくさん馬鹿をして たくさん思い出をつくるようにできているのだろう わからないことも わかった風を装って やみくもに動き回った若いころ もっと もっと やみくも... 続きをみる

  • 大空と大地のはざまにて

    無礼講という自由が例示するように 自由には危険が付きまとう 前例の踏襲を重ねた かび臭いマニュアルは 踏襲を重ねて改変を経るほどに 自由度が減退し安心感が増してくる 私は今 昔を繰り返すことで存在し 呼吸をしている 自然な流れの中で自由を捨て あるべきように 人間を演じている そして その枠の中で... 続きをみる

  • 巡る慣習の中で

    先置された慣習に従い 細胞は分裂を繰り返し 臓器が発生し 身体のバランスが整えられる 紆余曲折の自然淘汰の過程で 洗練されて来た習わしの束が 遺伝子に集約されている それに従い 受精卵が筋書き通りに命の道を発生してゆく これと同じく イギリス議会の議事録が 未来への指南書であるように 記憶された前... 続きをみる

  • 遺伝子や約款の自然淘汰

    自治権があると信じていたところを 他人が介入してくると 治めている方は面白くない 逆に その介入により 権威から解放される側にしてみれば ときとばあいによれば してやったりということになる 国家権力は 家庭内自治を尊重し 不介入を原則としてきたが 老人や児童の虐待等の問題を解決するために 限定的に... 続きをみる

  • モナド?:天の眼と一なる審美眼

    審美眼は その眼の向く先にあるべき対象を求め 流離う存在だ 対象は美しい物ばかりではない 美しい者であったり 美しい行いであったり 美しい言葉であったり 美しい思想であったりする むろん 審美眼も審美眼の対象となる より理想的な審美眼を追及する競争の中で 権威ある審美眼が称賛されることとなる * ... 続きをみる

  • 歴史の系譜へ

    正当性を歴史から証明することがある 昔からこうだった いや 昔はああだった 境界争いは 自分の都合の良い時にさかのぼり 史実を主張し合うから 昔を根拠にすると 「どの昔か?」が問題となり 収拾がつかなくなることがある それでも 古からの言い伝えがなければ 何の足がかかりもなくなってしまう 王家の正... 続きをみる

  • 四原因説 + 二原因

    秩序は 変わろうとする力と 変わらずにいようとする力の 均衡の上に成り立つ動的構造だ このような可塑的構造が存続していると 秩序として認知される 秩序は 四原因説で語られるように 質料因、形相因、作用因、目的因を記載することで 理解が深まる 動物の行動の総体として成立する 社会構造のように より動... 続きをみる

  • 立派なばかりでは成り立たない調整

    社会は 立派であってもらいたい 立派であるというのは 強く頼りがいはあるが 優しい感じは失せてしまう 誰かに特に優しかったり 皆にやさしい八方美人の方は 「立派」とは言い難い面があるからである 敵もいることを承知したうえで 「立派」を掲げなけらば 「立派」にはなれない さらに 敵ともうまく付き合え... 続きをみる

  • 漫才のような思考世界

    理想の自分が 現実の自分より優秀でないと 向上心が萎えてしまう 理想の自分が 現実の自分よりはてどなく優秀であると 自尊心が打ち砕かれて 現実の自分を壊してしまうこともある 程よい加減が大切だ ーーーーー メモ 人は夢を持つように生まれてきたらしい 夢を持ち 夢を追い 夢はかない あるいは砕け散る... 続きをみる

  • 仮想空間の夢としての形而上

    ああなったら始めて こうなったら終わりにする このような条件文の 「ああなった」「こうなった」は 仮定事象で 「始める」「終わる」は 仮想実践だ どちらも実践されてはいない 仮想の存在だ 以上のような仮想的存在から 業務マニュアルなどが作られ アルゴリズムが実践される このようなアルゴリズムにより... 続きをみる

  • 理性が覆い隠す不都合な真実たち

    覆い隠された真実は 判決の根拠にならない 表現形質に影響しない変異は 淘汰選択の対象とならない 理性に覆い隠された本能は 機能していない これらを混ぜ合わせると 理性の働きが強いと 本能は理性に覆い隠され 淘汰選択の対象でなくなる 結果として 本能は 異常なほどに弱くなっていたり 異常なほどに強く... 続きをみる

  • 経済的肥満への憧憬

    幸い私は太りにくい体質のようで ダイエットを勧められるようなことはない それでも歳のせいか おなか周りの緩んだ感じを何とかしたいと思う 肥満は 喫煙同様に 現代社会から 忌避すべき事象とされている 肥満にも 肉体的肥満と 経済的肥満があるけれど 忌避すべき事象の肥満は 前者のみであり 後者は憧れの... 続きをみる

  • 自尊心相対効の使いよう

    自尊心を育てるには 褒めるのがいい 人よりもこんなところが 私は秀でている 自分で自分を褒めてみたい時もあるけれど やはり人から褒めてもらえれば 自尊心のバブルが膨らむ ダメなところを数えるよりも 良いところを数えたほうが楽しいに決まっている でもダメなところを直す努力も必要だ 自尊心を大きく膨ら... 続きをみる

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  • 枠の中の自由と枠を動かす自由

    記憶に残る経験と 記憶に残らない経験がある 記憶に残らない経験は 未来に向かって参考にならないもの どちらかというと不都合なものが大半だ だから 往々にして その記憶に残っていない過去が暴かれると 厄介なことになる 遺伝子も 極めてまれに 不都合な先祖返りを表出する 皮膚が樹木や鱗のようになったり... 続きをみる

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  • 個体発生は系統進化を繰り返す

    難解な専門用語の群れが 他の解釈を許さない厳密な世界を表現する 科学論文や 裁判の判決文の世界だ 汎用的世界ではなく ある限定された世界を 厳密に描く必要性が このような技術を向上させてきた 肝臓の細胞群は 肝臓の機能を全うするために 厳格な反応を日々実践している これらの反応は 腎臓の細胞群には... 続きをみる

  • 技術が承継され秩序が維持される

    70億の人間をまとめて 「70億の人間」という言葉に凝縮する この言葉の一部に「私」が属しているはずだ 探してみる 「70億の人間」のどのあたりに「私」はいるだろう 「7」の辺であろうか? 「人」のあたりだろうか? はたまた 原子核の周りを回る電子雲のように 「70億の人間」の隅から隅までを ぼん... 続きをみる