ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

2018年5月のブログ記事

  • 組み合わせの妙という結果的必然

    生命が誕生したとき 人間が進化する未来への道筋は ほんの些細な可能性として存在していただろう あまたある生命の潜在的可能性の中で なぜ今いる生き物が生存しているのか? その答えは 歴史の過程における取捨選択の固定化にあり 偶然の結果的必然の中にある 組み合わせは偶然が左右する 確率的現象だ 二つの... 続きをみる

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  • 自己秩序化現象としての取捨選択史

    組織は 都合の良い反応を汲み取り 都合の悪い反応を捨て去り 自己組織化を進める よって 悪を目的とする組織は 悪が集い 善が排される 逆に 善を目的とする組織は 善が集い 悪が排される 取捨選択により 組織の特徴があらわれる 種は 取捨選択の結果としての 特徴を備えている 拾い集める仕組み 捨てる... 続きをみる

  • 因果律の触媒現象と統合主義・還元主義

    酵素は 化学反応を触媒し 特定な化学反応を 選択的効率的に 惹起する 機能は 予想可能な変化を 選択的効率的に引き起こすことであり 因果律の触媒現象ということもできよう すれば 技術は 因果律の整備であり 因果律の触媒現象の中心を担っている事象ということになる 法律は 人間行動の整備をする機能があ... 続きをみる

  • 知識の個人所有としての社会規範

    漢字テストの成績は 個人の所有に属する 知識は 社会から教わり 個人で所有するものらしい 学術知識だけではない ファッションに関しても エチケットに関しても 個人により様々に所有されている 道徳や倫理、法律 このような社会規範も同様だ 社会から教わるので 概括的には同様であるが 局所的に差異が生じ... 続きをみる

  • 社会の機能と個人の負担について

    縄文時代に移住できるとしたら 何人の仲間と行けば 楽しく暮らせるだろう まずは衣食住だ 熱くても 寒くても 快適に過ごせる服を 確保するために必要な仲間 できれば洗濯機も欲しい すれば電機も必要だ 牡丹鍋もいいけれで やわらかなステーキもたまには食べたい ケーキはどうだろうか チョコレートもあれば... 続きをみる

  • 現象と構造の共進化

    現象は 反応の連鎖である 構造は 反応主体と反応対象の関係である 関係に応じて 反応の種類と強さが変化する この意味で 関係は 反応の原因となる 反応の種類と強さにより 関係が変化する この意味で 反応は 関係の原因となる 鶏が先か 卵が先かの関係だ 同じ言葉で同じ意味が理解されても 発する人と聞... 続きをみる

  • 主体の反応とその対象

    主体があり 対象があり 対象に対する主体の反応がある このようなシステムにおいて 3つの関係がある ①主体と反応の関係 ②対象と反応の関係 ③対象と主体の関係 である ①は 観察により反応を変えるといった 観察と反応 感覚と運動の関連形成といった 内的機構の問題であり 現象学的な課題だ ②は ①の... 続きをみる

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  • 観察による態度変更という相互作用による秩序形成

    人を愛するということと 人を利用するということに 違いがある 法律を愛するということと 法律を利用するということにも 違いがある 法律は人ではない それでも 人に対するように 愛することも 利用することもできよう 愛するのも 利用するのも その述語の主語の態度だ そして 人と法律は その対象だ 対... 続きをみる

  • 監督案件という免罪符??

    罪があることを 行っても許される 免罪符があると 罪を犯す環境が整う 時にそれが正義にもなる 戦争は恐ろしいものだ 人気時代劇においては 代官と越後屋がしばしば登場し 代官案件よろしく 罪を重ねる 庶民派は知っていても何もすることはできない 下手に騒げば口封じされるとの恐怖がつきまとう そこで登場... 続きをみる

  • 能力に対して能動的であるということ

    耳を澄ます この役割を こなさなければならない人が たくさんいる 何か不満のある人は 大きな声で 主張しなければならない そう主張する人も たくさんいる それでも やはり 耳を澄まさなければ ならない人がいる これがなくなれば 寂しい世の中だ 耳を澄ましても 聞こえない声がある そのことに 意を止... 続きをみる

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  • 自然選択としての結果選択、PDCAサイクル

    多くの動物が 雄と雌のどちらかだ なせそうなっているのか? 観察的説明: 調べた結果としての事実からの説明 形成的説明: 性成熟過程の観察結果からの説明 遺伝学的説明: 染色体あるいは遺伝子における雌雄差、雌雄決定機構による説明 目的論的説明: 遺伝子プールの形成による劣化遺伝子の補修的機能等によ... 続きをみる

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  • 妄信がもたらす安心

    車を走らせていると 「ああはなりたくない」 そう思わされる光景に遭遇することがある 最たるものは 交通事故である いくら注意をしていても 自分もまきこまれる可能性がある だから というわけで 車の運転を止めるわけにもいかない 私以外の車を運転する方々を信じて 事故に巻き込まれないと思いながら 運転... 続きをみる

  • 自分を鍛えるということ

    鍛えるということは 新しい価値を見出し 新しい仲間を作ることに通じる 勉強をすることも 身体を鍛えることも エチケットに気遣うようになることも 日々努力を そこに向けなければなしえないことだ とかく 自分が苦手なことについては 「そんなことしても何の役に立つの?」 と言いたくなる 逆に 自分の得意... 続きをみる

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  • 部分から構成される全体

    全体は部分から出いている 植物は根より葉や花が美しい 美しいものだけを集めても 枯れてしまうから 根も大切な部分だ 小説も順風満帆なだけでは面白くない 時代劇も悪代官がいてこそである 楽しい時間もあれば 哀しい時間もある 一日の中に様々な喜怒哀楽が交錯する いい一日もあれば わるい一日もあり これ... 続きをみる

  • 文字世界における還元と統合

    「十」は 形態としては 「一」と「1」を合成した文字だ しかし 意味においては 「一」と「1」を合成した意味ではない 意味世界と 形態世界は 別々に還元され 意味と形態の関係は還元された世界では ご破算となる 文字は ひとつの線としての部品では 意味をなさないということだ 未完成な文字は 無意味で... 続きをみる

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  • 蓋然世界のゆらぎに揺られながら

    言語の世界において 言葉は意味を求め 意味は言葉を求め 相思相愛の関係が出来上がっている この相思相愛の関係は まったくの乱婚状態ではないにしても 整然とした一夫一妻のような関係にはない 国語辞書を見ると ひとつの単語に 複数の意味が列記されている 類似語辞典をみると 同じ意味でも 複数の表現が列... 続きをみる

  • 恣意的関係の恒常化

    言葉と その発音と その意味の関係は それぞれ恣意的だ 何かの法則で きっちりと決まっているということはない だから覚えるより仕方ない 間違えて覚えると 意味が通じない カエルの歌も それぞれのカエルの種類ごとに 決まっていてその通りに歌えないカエルは カエルの社会で通用しない歌を歌うことになる ... 続きをみる

  • 既存秩序に流される幸せ

    一から始めたわけではない わたしは 人間として始まった そして 人間として終わるのだろう どのような人間か? ということになると 一から始めたところもあるかもしれない その一を始めたのは 物心がつかない頃かもしれない 物心がついた後かもしれない 大人になってからかもしれない 一を二にすることもあり... 続きをみる

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  • 全体性の形成因としての部分の反応

    身体は 様々な細胞が それぞれの役割を 見事に演じ 機能的に存在することができている 細胞の中には 死にながら機能している細胞もある 典型例は赤血球だ 血液の流れに乗っている赤血球は 皆、遺伝子を収納する核がない 余分な細胞内小器官を捨て去り 酸素を身体の隅々まで運ぶように特化している 皮膚を覆っ... 続きをみる

  • 死は命の制御から自由になる過程である

    死ぬと ただただ 物理法則に従う物体となる いや 生きている時も 物理法則に従っているのだから 死んでから はじめて物理法則に従うわけではない では 生きている時と 死んだ時の違いは なにか? 制御され統制された物質秩序の有無が ひとつの答えだ 統制された秩序から脱し 自由にふるまう物質が増えるこ... 続きをみる

  • 後天的蓋然が織りなす世界

    「やせがえる」 ・・・・・① といえば 「まけるないっさここにあり」 ・・・・・② と返したくなる ①と②の関係は必然ではないが 偶然でもないだろう このような関係を創造したのは ほかでもない一茶である ところで 「やせがえる」 の「や」と「せ」の関係はどのようなものだろう 仮に偶然とした場合 「... 続きをみる

  • 淘汰圧により維持される形成因

    ラジオを製造する組み立てキットは 今でも売っているだろうか? 基盤に様々な部品をハンダづけして ラジオを作る プラモデルのように 箱の中に入っている 作り方に従い 丹念に仕上げると きちんと電波を拾い ラジオを聞けるようになる そうはいっても どこかで失敗していると ラジオはうまくならない どこが... 続きをみる

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  • 排除機能によるシステムの効率化

    畑を耕すこともなく 野菜を食すことができる 分業社会の成果だ 無論 この恩恵にあずかるには 資格が必要だ 社会の同胞である必要がある 同胞であり なにがしかの役割を 社会の中で負っていなければならいないだろう 権利と引き換えに 義務を負うのだ 義務を負わず 権利を得ようとする者には 罰を与え 社会... 続きをみる

  • 還元主義と全体主義のせめぎあい

    進化論をめぐるテーマに 集団が自然選択の客体となるか? というのがある 生命の階層として 遺伝子ー細胞ー臓器ー個体ー個体群 というくくりがある (非常に大雑把な階層分けですが) 上のテーマは 個体が集まって形成される個体群の良し悪しが 進化に影響するか? そういう設問だ 風呂敷を広げると 国や企業... 続きをみる

  • 部品化する存在間の関係としての愛

    ホルモンは 体内において旅をして ホルモン受容体に出会う 赤い糸で結ばれていたかのように ぴったりと ホルモンとホルモン受容体は結ばれる この場合の赤い糸は ある一つの特定のホルモン たとえば 名前を「アダム」というホルモンと ある一つの特定のホルモン受容体 たとえば 名前を「イブ」というホルモン... 続きをみる

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  • 生物学はリバース・エンジニアリングである

    美味しいと思うものがある 美味しそうな匂いがある 逆に 不味いものがあり 不味そうな匂いがある 薬のように 不味いと思いながら 我慢して口に入れるものもあるけれど たいていは 美味しそうなものを口に入れる 味はへら 匂いは鼻で知覚する 栄養を取るのは消化管だ これらの臓器がうまく連動して 栄養を取... 続きをみる

  • 目的論の還元産物としての規範言明

    事実言明は『である』言明 事実に対して受動的な記載だ これに対して 規範言明は『べし』言明 事実に対して能動的な記載だ ヒュームの原則というのがあり 事実言明をいくら重ねても 規範言明を導けないという原則だそうだ 目的があり その目的に沿っているか否かが評価され 沿っている事柄について 『べし』が... 続きをみる

  • 大樹の陰にある忖度

    首相案件という言葉があるなら ジャニーズ案件という言葉もありそうだ 社長案件も 会長夫人案件もあるのだろう やはり 寄らば大樹の陰 である 「お陰様で上手く行きました」 ということになる お近くに大樹があれば幸いだ そのためにすべきことがある そのすべきことをしたくない場合には 自身が大樹になれば... 続きをみる

  • 物理的集合と情報的集合

    還元主義が適用される世界において 存在は単独で存在しない 複合体もしくは重合体を形成している 要は 集合があるということだ 原子核と電子が集まり原子が存在する これは物理的集合だ 太陽のような恒星の周りを 地球のような惑星が公転している これも物理的集合だ 時計は 様々な部品の集合体だ これは設計... 続きをみる

  • 雲の形のような多様性

    「やりたいようにやる」 これは簡単そうでなかなか難しい ひとつには 周りの目 もうひとつに 自身の能力が問題になる 周りの目の問題は やりたいことと やるべきこと あるいは やってほしいこと これらの一致性の問題だ 周りの目という言葉からするとずれてしまうが ゴルフボールをどう打つか この場面にお... 続きをみる

  • 組み合わせの妙は還元できるか?

    命は 組み合わせの妙に満ちている この組み合わせの妙を ばらばらに分解して 理解するのが還元主義だ 指が動く この現象を理解するのに 筋肉の動きで説明することもできる 神経の働きでも可能だ 指の形態がいかに発生するかというアプローチもあり 指の形態に関与する遺伝子 指の動きに関与する遺伝子を それ... 続きをみる

  • ご都合主義の挑戦

    都合の悪いことは言わない 調査をしても 都合の悪い調査結果が見つからない程度に 調査する 北や西の国々も 都合の良い調査結果を 大々的に発表し 都合な悪い結果は 事実と反すると評価する 国はそういうものらしい 秩序は 都合のよい事実と称されるものから形成されるから仕方ない 個人も似たようなところが... 続きをみる