ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

制御と反応:常識 対 人間 の攻防戦


摂氏ゼロ度の水は
氷になるべきか
水のままでいるべきか
とても悩ましい状態だ


そこに
塩がまかれると
凝固点降下が起こり
水のままでいる水分子が増えてくる


この塩のように
悩ましい状態にあるところに
ちょっとした出来事があると
結果をおおきく左右することになる


人間は
いつでも
どことなく
どうするべきなのか悩んでいるところがある


お風呂につかり
悦に入っていても
その状態に飽きてしまい
いつ出ようかと悩むようになる


とても安定していい状態でも
なんとなく悩んでいる状態にある


だからちょっとした塩のような対応で
やることが大きく変わってくる


やることが変わっても
所詮は
人間の壁の中に居るのだが
それでも
その場その場の常識から外れてしまうことがある


この常識というものが
えげつなく
常識から外れた者を追い詰める


追い詰めて
常識に従うか
さもなければ
迫害され追い出されるかを選択させる


常識 対 人間 の攻防戦である


常識が勝つか
人権が勝つかのせめぎ合いだ


人間は
人間が作り出した人間ではない常識に
配慮しながら生きている


この常識は
水に対する気温のようなものであろう


常識が変われば
人間の態様も変わるのだ


いくら良い常識でも
それを飽きてしまうのも人間だ


次に何をしでかすだろう


気温を変えられない水と違って
人間は体温を調節できる上
火を使って
もっと暖かくすることもできる


自分の外部をも支配しようとするところがある


そこに目をやりすぎると
自分の内部をおざなりにする


外部内部それぞれに
いろんなところに
目のやり場があるから
人間の悩みは尽きない


水のように
あるべきように在れば
悩まずに済むのだろうが
そうもいかないプライドがある


制御されるのではなく
制御したいのだ


無理でも
それをしたいのだ


理想の実現のために

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