ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

生命と反応:生命維持の宿命としての徒労の目的化


大昔のまあるい形の生き物の化石を見るにつけ
こいつらは
何のために生きていたのか?見当がつかなくなる


結局
絶滅してしまったのだから
生きていた証は
石になった形だけで
その石の形を残すために生きていたとは思われないからだ


徒労


過ぎ去ってしまえば
多くのことは徒労という評価の中に沈みこんでしまうのだろう


それでも
徒労を繰り返し
生命は形を変えながら
今を生き抜いている


徒労を繰り返すことが
目的なのだろう


その中で
心臓と肝臓が助け合う親和性を獲得して
心臓は肝臓を崇め
肝臓は心臓を崇め
それぞれの目的を賛美しているようだ


徒労を賛美し合うことで
徒労を輝かしい貢献に変えるのだ


オスとメスが助け合う親和性を獲得して
オスはメスを崇め
メスはオスを崇め
それぞれの目的を賛美しているようだ


徒労を賛美し合うことで
徒労を輝かしい貢献に変えるのだ


こうした
徒労の目的化が
進化の醍醐味だ


この目的化の中で
自由より賛美される統制が維持されて来た


私たちは
社会を賛美しなければならない


そして
社会に賛美されるために
統制されなければならない


そのことに失敗したら
社会は崩壊し
自由の時代が訪れる


そしてまた
新たな賛美を探し求める徒労を始める

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