ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

令和2年7月1日葬儀の空気が変わる


令和2年相7月1日に相続法が改正施行される
この施行により
不動産の相続手続きに時間的競争原理が導入される


相続の手続きに早い者勝ちの原理が導入されると
おちおち葬儀にかまけていられなくなる
亡くなった方や
その遺族の意向にそって
家や建物と言って不動産の権利を承継できなくなる
そんな事態が想定されるからだ


たとえば
遺言があって
亡くなった夫の家を妻が相続することになっていたとする


今までならば
ゆっくり手続きをしていても
この家を妻が相続する手続きをすることができた
しかし
令和2年7月1日からは
そうとは言い切れなくなった


この夫婦の子供に借金があり返済できず
借金取りから逃げ回っていた場合
この貸主が亡くなった夫の家を
この借金取りが一部差し押さえできるようになるからだ
場合によっては
葬式がすみ
一段落してから
あれやこれやの相続の手続きをしていると
裁判所から自宅の差し押さえの通知が届くことになる


そんなことがないようにするためには
死んだらすぐに相続手続きをする必要が出てくる
いままでは悲しんでいる暇を法律が作ってくれていた
しかし
令和2年月1日からは違う
法律は
悲しむ暇を懈怠と認定することになった


令和2年7月1日から
相続の開始は
手続き競争のスタートガンになる


従来は
戸籍に死亡の記載を記入するのに
10日ほどかかっていた


そんな悠長な事務手続きをしていられなくなる


場合によっては死ぬ前から
登記の保全をする必要が出てこよう


仮登記等制度だ


相続人の中に
借金取りから逃げ回っている人がいるような場合には
死ぬ前から仮登記をしておきたい時代の幕開けだ


せめて
1年
いや半年でもいい
相続開始からしばらくの間は
遺族からしか相続手続きができない
そんな猶予期間をもけてもらいたい

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