ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

法と権力


悪いことをしてしまっても
捕まらないようにと守ってくれている人がいると
安心して
悪いことができてしまう


その守ってくれている人を
裏切らず
忠誠を誓い
傅いていれば安泰だ


このような
法の適応に不平等をもたらす権力が存在すると
やがて
身勝手な考えが充満してゆくことになる


そもそも人間が身勝手な存在で
それを抑止するために
法が存在しているのだから
法よりも強い権力が現れれば
その権力が及ぼす範囲で
法がないがしろにされ
身勝手な治外法権が生まれるのは
自然の流れだ


だから
法の下にある権力がなければならない


しかし
法は
権力により
その遵守を監視されなければ
機能しないのだから
法の上にある権力も必要だ


この両者を満たすために
権力の分立が導入された


しかし
分立した権力の間の
力関係や
緊張関係が
適切に保たれるための仕組みが
あやふやだ


業務マニュアルとその実践の間にも
法律と権力のような関係性が存在する


いつの間にか
骨抜きになった業務マニュアルが
事件があった時に開かれて
適正な実践が揶揄されることになる


夏休みの宿題も
計画通りにはいかない


とかく
約束は守りたくなくなる時がある
だから
約束を固く守る仕組みを作らなければならなくなって
どんどん
世知辛くなってゆく


これが社会の変遷となり
社会秩序が進化してゆく
だから
社会が世知辛くなりすぎて
人々が見捨てるようになるまでは
社会はどんどん世知辛くなってゆくのだろう

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