ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

能動的反応:知り合う関係構築志向


熊よりも
人間の方が恐ろしいという


恐ろしい反面
人間は
恐ろしい敵から守ってくれる味方にもなってくれる
そうなれば
頼もしい


人間は
とても恐ろしくて頼もしい存在だ


だから
人間と付き合うには
恐ろしい人間なのか
頼もしい人間なのかが
とても気にかかる


それは
猫にしても同じらしく
自分をいじめた人間を遠ざけ
かわいがってくれる人間に媚を売る


恐ろしい人間なのか
頼もしい人間なのか算段するために
人間は人間が考えていることを知ろうとする


だから
何を考えているのかわからない人間は
始末に悪く
とかく敬遠したくなってしまう


人は人に出会い
打ち解けるまでの間に
緊張の中で
互いに探り合う


同じ言葉や
同じ考えや
同じ境遇が
互いの距離を縮めてゆく


異なる部分があれば
それに応じて
付き合い方を変えてゆく


人は人に応じて
異なる反応を用意しながら生きている


様々な反応のモジュールを
人ごとに調整し
それぞれの人に応じた
様々な反応を能動的に相手に向けて実践している


複雑怪奇な反応だ
とても一言では言い表せない


反応の相手が恐ろしく頼もしいが故
とても複雑な反応を用意しなければならないのだろう


場合によっては
仮面も必要だ


恐ろしい仮面であることもあり
頼もしい仮面でもある


仮面の下が
その真逆であったりするから
なおのこと複雑だ


関係構築のために
仮面があるのだから仕方がない

×

非ログインユーザーとして返信する