ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

同調圧力:哲学という武器


世の中には
様々な同調圧力が存在している


拳銃や軍事力にものを言わせる同調圧力もあれば
きらびやかな宝飾や金員による同調圧力もある


言葉も同調圧力を振りまく存在だし
目や表情による同調圧力も存在する


同調圧力は
存在すれば機能するとは限らない


同調圧力の向く先の反応は
同調圧力を振り出した側の予定通りになるとは限らず
予定されない反応が返されることがままにある


このような頼りない同調圧力をより確実なものにするために
英知を尽くし
より強固な同調圧力を生み出し
より高い確率で予定道理の反応がかえってくるようにと
努力が重ねれれている


知は
同調圧力を補強する武器である


このような
知による
同調圧力のせめぎ合いが
科学や哲学の歴史を築いてきた


そのなかで
武器の進歩や
論理の進歩が実現してきた


様々な進歩により
人間の他者に対する同調圧力は
より強靭なものへと変わってきた


反面
このような同調圧力に対抗する力も培ってきた


そして
大きな力が複雑に絡み合う大きな世界が成立してきた


様々な同調圧力のバランスの上で
大きな世界がうごめいている


このような世界において
どのような同調圧力が働いているのか見つめる目を養うことも
ひとつの大きな武器になる


知を愛するということは
このような目を養うことでもある


ただ従うだけではない


ただ反抗するだけでもない


様々な同調圧力を視点にして
従う理由
反抗する理由を
それぞれたくさん持ちながらも
混乱せずにいられる力強さを
養えれる英知を欲しながら
同調圧力に屈しながら生き抜こうと
努力を重ね生きるように
人間はできているのだろう


放つ同調圧力が弱まれば
他の同調圧力に押しこまれてしまう


そんな環境の中で
知が躍動を繰り返す


暴力は
直接的な攻撃だけではなく
「言葉の暴力」もある


「智慧の暴力」というのもあるのだろう


暴力に頼ると
暴力を維持していかなければならなくなる


その暴力をいつまで維持できるのか
少し考えてみるのも
智慧だから思考は複雑だ

×

非ログインユーザーとして返信する