ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

生命と反応:朝が来る幸せという反応


人間がいてもいなくても
朝が来て日が昇り
日が沈み夜が来る
・・・はずである


人間がいない世界で
朝が来る光景を
私は見ることが出来ないから
「・・・はずである」とつけてみた


推論や想像はできても
確知できないからである


「全て」の世界は
人間がいない世界を含むのだから厄介だ


だからなのかもしれない
「全て」を知ろうとすることは
なんだか
不老不死への願望に似ているところがある


知るということと
生きるということは
共に
特殊な状態を維持することであり
特殊な状態を維持する能力があって実現している


特殊な状態を形成できないことに対しては
沈黙しなければならない


特殊な状態を維持できない時は
死に絶えねばならない


だから
不老不死を目指して
特殊な状態を維持する技術を探したり
「全て」を知ろうと
特殊な状態を観察する技術を探したり
特殊な状態を維持する技術を磨いたりする


こうした技術の範囲内で
世界を知り
命を育む


地球も惑星という特殊な状態を維持している


その上で
自転をして朝や夜を演出している


この特殊な状態を観察しながら
なぜ朝が来るのかを考える


なぜ朝が来るのか?
そんなことが解らなくても朝が来る幸せが
幸せな朝を演出してくれている


「全て」を知らなくても
幸せは訪れるから
事実より嘘が優しくもなるのだろう

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