ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

生命と反応:生命が道を選択し周囲がそれを淘汰する構造


目的が淘汰選択されている


生命は
「生き抜く」という目的のもとに
「如何にして生きるか」という小命題を抱えている


この命題の回答として
いくつもの目的が実存することになり
この目的の選ばれ方で
生き方や
形態を変えてゆく


その過程が進化ということになる


こうた生き方にかかわる目的が変われば
目的に応じて品種改良が進むように
定向進化が観察されるようになる


今西錦司先生の言うところの
「変わるべくして変わる」のは
生命が
目的を
時に創造し
それを運ぶ主体としての性質があるからである


生命が目的を選択し
それを実践する過程で
その周囲の自然が
そのやり口が下手だと淘汰する


これが自然選択であり
自然淘汰ということになる


生命が選択した道を
自然が淘汰する
この構造の中で
淘汰されずに生き残った生命が
今現存しているということである


世界が異なれば
生き抜く道が異なってゆくということである


そして
新しい生き抜く道が広がれば
世界は変わってゆく


そうして
様々な世界が広がってゆく


言葉と言葉の世界も
同じように
目的がわかると
言葉が変わり
その言葉が広げる世界が変わってゆく


生命が
それぞれの目的を維持し続け
その実践により世界が変わり
その実践により世界から淘汰を受ける


世間と対峙する大それた目的を抱く人もいれば
それを避けて生きる人もいる


それぞれの実践により
世界が変わり
世界からの淘汰により
目的が変わってゆく


いずれの変化も
結果論からすれば
変わるべくして変わるかのように
見えるのだろう

×

非ログインユーザーとして返信する