ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

生命と反応:目的を利用する理性と目的に盲従する理性


同じ時空に
様々な目的が実存している


反応の潜在として実存している


ある反応の潜在が実践される時空において
他の反応は実践し得ず
場合によっては
その実践により
反応の仕掛けが破壊され
目的の実存も消滅しかねない


こうした消滅を避けるために
目的を維持するために反応し続ける


兵隊が
戦争をするために
戦闘を実践し続ける


人間の理性には
目的を利用する能力がある


そして
人間の理性には
目的に盲従する能力がある


この両面がかみ合い
人間の理性の間で
目的を循環させ
目的を維持し
実践し続ける理性の世界を作り出すことが出来ている


目的を利用しようとする理性は
感情をよく利用する
そして感情や本能を弄ぶ


目的に盲従する理性は
利用する理性が鼓舞する感情に身を任せ
自身の内側から湧いてくる他の感情を抑圧し続ける


重力の動因は
質量に在るが
その重力圏は
質量のないところに広がる


これと同じように
目的の動因がある時空から離れて
目的が広がる時空が広がってゆく


火をおこす文化が始まった時間や場所は
何処であったろう


原子爆弾が発見された時間や場所を
何処であったろう


その法律や宗派が興った時間や場所は
何処であったろう


そんな時間や場所を離れ
記憶が反応の仕掛けとなり
目的が充満する時空を潜在的に広げてゆく


そして
同じ時空に
様々な目的を実存させている


理性が醸し出す目的や
本能が醸し出す目的
様々な目的が
悩ましく時空を摩耗しながら
未来へと運ばれる

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