ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

生命と反応:心身一元論としてのメビウスの輪


生体内では
反応が連鎖している


この連鎖が途切れると
生命力は衰え
断絶が続けば死に至る


反応が連鎖するためには
次から次へと
反応の仕掛けが
設置され
保守されて行かなければならない


生命活動は
反応の連鎖であり
その連鎖の仕掛けを
設置し保守し続ける営みと言えるだろう


反応は
他の反応の仕掛けを設置し保守する機能を発揮し
やがて
これらが反応することにより
元の反応の仕掛けが設置され保守される


そんな相補的連鎖が
メビウスの輪のように循環している


反応し
反応の仕掛けを設置し保守する側にあったものが
いつの間にか
反応の仕掛けを設置され干すされる側になり
決められた連鎖の道を
踏み外すことなく進んでいる


とある反応が起こらなくなれば
それと関連して流れている
他の反応も起こらなくなる


だから
とある反応は
それと関連した反応のために存在している


そして
他の反応体もまた
とある反応やその他関連する反応のために存在している


こうした関連が世界を創っている


善悪は
こうした世界が作り出している


連鎖を促す者ものは善であり
連鎖を抑えるものは悪である


世界で連なった仲間を助けることは
善であり
世界で連なった仲間を蔑むことは
悪である


だから
善悪の前に
仲間がある


私の右手と左手は
離れているけれど
とても仲のいい仲間同士でいてくれている


私の身体の世界で展開されている反応の連鎖を
私の意識も応援し続けているようだ


私の意識も理性も
私の右手や左手と
とても仲のいい仲間である


心と体が
仲良しでいてくれて
ようやっと
私は生きている

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