ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

生命と反応:予定と実践の循環


生命は
予定されていた反応が進むことにより
生きている


生きることを続けるために
生命は
反応の予定を作り続け
その反応を実践し続けている


赤ちゃんの体内には
成長する予定が入っており
その予定に沿って
時間をかけて成長してゆく


オタマジャクシはカエルに
ヒヨコはニワトリへと成長してゆく


このように
予定と実践には時間差がある


実践されることは
すでに前もって決定されていることで
世界の秩序が保たれている


言葉は
予定に属する存在だ


言葉通りに実践されることもあれば
言葉だけで実践されないこともあるのは
言葉が予定に属する一つの証拠である


実践が予定を踏襲するものであるならば
予定こそその世界の主体ということになる


言葉が力を持つとき
その言葉には主体性が存在する
そして
その主体性が人々を動かし
何かを成し遂げる


このような実践により
再び
同じ予定が形成され
予定と実践は
循環しながら
時を超えてきた


こうした循環の中で
卵が予定として
ニワトリが実践であるとして
卵はニワトリの先に在り
ニワトリは卵の先に在り
どちらも先に在りながら
後に在る存在となる


そして
実践の中で次々と
次なる予定が形成されてゆく


予定を形成するという実践も予定されることで
実践と予定が循環している


この循環の中で
永遠が作られてゆくことになる


神話の様な
途切れるまでの永遠を
作り続け
語り続けることになる


知を愛することも
恨み合うことも
愛し合うことも
同じことを繰り返すことで
実践され
世界の中に宿されている


宿命


何を宿すのかで
生き方が変わってゆく

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