ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

トリプルワールド43


クラスごとに
それぞれの個性がある


世界は
それぞれに
自律した循環を形成し
その循環を維持し続けており
この循環維持の目標に適う実践が
その世界の善を構成している


この善は
別の世界から見れば
公正でないこともあり
悪でさえある


ウサギを狩ることは
オオカミには善であるが
ウサギには悪である


駅伝選手が
全力を出すことは善であるが
故障をした足には
それは悪になる


いわば
善は世界は自己陶酔であり
世界の外に対しても
その自己陶酔を容認することを
希求する


世界が自己保存のためには
自己陶酔を容認するような反応を示す外部が
適応的であり都合がいい


これが
セカンドワールドの内部にサードワールドが忍び込む
戦略的要因となっている


クラスメートが仲間になる過程で
個人の中にクラスが内包されてゆく
そして
クラスというサードワールドが
次第次第に調整力を発揮するようになり
個人というセカンドワールドに
大きく対峙する存在に成長してゆく


クラスと個人の板挟みの
ダブルバインドの中で調和が計られ
クラスの循環がよりスムーズになってゆく
ということになる


クラス替えがあると
このサードワルドの循環は消滅し
また新たな世界が創造され始めることになる


このような世界の創生の歴史の中で
あるクラスは
その隣のクラスとは違う世界を生きることになる


クラスの自己陶酔の中に飲み込まれ
個人も自己陶酔を繰り返す


これを拒否すると
クラスという世界に溶け込めずに
ダブルバインドの中で
差異に苦しみ続けることになる

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