ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

円環形成因果:時間認識の足場としての円環


現象群が循環すると
時間が経過する

時間の経過の中で
円環が現象循環の軌跡として描かれる

現象群が円環を循環しながらここに留まり
時間だけが過ぎ去ってゆく




時間の断面に円環は描けないから
ただ一つの現象を見ても
その現象が円環を描くものであるかを判断できない


ただ
記憶の中で
現象たちの循環が円弧を描いていることを
パズルのようにつなぎ合わせることができる


この円環は観察により成立する円環だ


これに対して
設計図は予定が描く円環だ


観察による円環も
設計による円環も
時間を超越して存在しているが
現実は
時間を超越することなく
粛々と現象を
時間を追うごとに描いている


観察による円環も
設計による円環も
時間を描き
その時間と関連させながら
現象を描いている


描かれた時間は
現実に流れている時間とは異なり
行きつ戻りつ止まりながら
それぞれの時間に対応する現象を関連付けている


描かれた時間は
現実の時間とは異なる過去や未来を描き
現実とは違う世界を描いている


様々な描かれた時間たちを
次々と連鎖してゆく現象を基準に重ね合わせ
円環が帰納的に顕れ
過去から未来を連ねてゆく


そして
未来を導く技術たちが
描かれた時間の中で熟成してゆく


円環を
現象たちが循環し一周すると
時が一つ刻まれる


波動が揺れ戻ると
時が一つ刻まれる


太陽を地球が一周すると
時が一つ刻まれる


地球を月が一周すると
時が一つ刻まれる


時は
円環により刻まれながら
認識されている


円環に刻まれない時は
永遠に
ただ今のままで過ぎ去ってゆくのだろう


過去や未来は
円環が循環する数の変数ということになる


円環が基準になって
時間が計られている


現象群の円環を描く循環が
時間認識の足場を形成している

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