ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

対応的同一:餌は栄養である


内臓は
数億年の間
動物の身体を支え続けている


従属栄養生物である動物は
他の生命から栄養を奪いながら生きなければならず
生きるために
他の生命を内臓に取り込み
消化して
栄養源として利用している


動物が食べる餌は栄養であり
餌は生命だ


生命と栄養が対応的同一関係にあるのは
内臓を中心とした生命活動があるからに他ならない


内臓が無ければ
餌は栄養とはならず
生命も栄養とはみなされないのだ


このように
機能は
様々な対応的同一を創生している


意識は
言葉を使い
対応的同一をつぎつぎ生み出す機能である


生命力を
よりち密に巧妙に組み上げる機能である


そのなかで
意識は
対応的同一を創る主体としてのみならず
対応的同一の客体として扱われている


生命も
対応的同一を創る主体であると同時に
対応的同一の客体となるのだ


たとえば
生命は餌となる時もある


意識も
利用する主体であるばかりではなく
利用される客体でもあるのだから
内臓のために
意識が変わるのは仕方がないことなのだろう

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