現象は
始まりと終わりの間の時間の中で存在している

地球は
かれこれ４０億年以上も
太陽の周りを公転しながら
自転を繰り返している

公転を始めて
公転を終了する前の間
公転は持続する

自転も同じだ

このような地球の現象が持続している間に
生命が進化してきた

地球の公転や時点といった現象は
生命にとっての環境だ

生命現象も
始まりと終わりの間の現象だ

地表という現象環境のなかで
自らが生きる環境を探し
あるいは創造しながら
生命現象が営まれている

生命現象は
この現象が維持される環境を維持する現象だ

消えてしまいそうな弱々しい現象が
他の弱々しい現象と協調して
弱々しくも現象を持続している生命

このような協調が積み重なり
弱々しい現象にに小さな強さが添えられて来た

現象が起こる環境を
互いに保持し合い協調を重ね
小さな強さを添えてきた

このような協調が
生命の能動的現象環境維持機能だ

生命の現象環境には
環世界の形成にかかわる能動的現象環境と
地球環境のような受動的現象環境がある

人類は
自然科学として受動的現象環境を言葉に変換し
応用科学として能動的現象環境を創造してきた

生命の本体は
このような環境の中で現象している
個々の弱々しい人間だ

弱々しい人間が協調し
環境を整え繫栄してきた
そして
個人のために社会があり
社会のために個人が減少し続けている

人間だけではない
他の動物も植物も
多細胞生物の個体としてのシステムの中で
細胞が現象し続け
受動的現象環境の中で
能動的現象環境を整え続け生き延びている

このように
生命現象の構造は
受動的な部分と
能動的な部分の総和として
現象の体系の維持機構として理解されてきた

能動的現象環境を整える力が
生命力ということだ

現象の調和的添付が
生命力を増強する過程が進化ということだろう

予定調和を描きながら
現象が持続している

その持続を目的として
現象が協調しながら
寄り添い持続を実践し続けている

現象の協調は
協調の始まりと終わりの間の時間に存在する現象だ