時計の針は
円を描き
循環し続けている

秒針の周期は６０秒
短い針は６０分
長い針は１２時間と決まっている

それぞれの周期で
状態が元に戻り
次の周期が始まり
同じ現象が
各周期ごと繰り返される

地球の自転の周期は一日で
地球の公転の周期は一年で
それぞれの期間が終了るすると
また元の状態に戻り
同じ現象が繰り返される

元の状態に戻るように
周期運動は実践されている

このような周期運動をする現象において
２種類の時間を想定することができる

周期の内部を分割する時間と
周期の回数で加算してゆく時間だ

前者を周期内時間
後者を累積時間と表現させてもらうと
周期内時間は
一つの周期が
どのような現象の連鎖から成立するのか？
を記載してゆくために必要な時間単位となり
累積時間は
このような周期運動がどれだけ継続しているか？
あるいは
周期運動の変化の歴史を記載するのに必要な時間単位となる

時間にもホロンがあるということだ

周期運動が
ホロンを形成しているということだ

周期の維持に関することと
周期間の差異に関することとで
観察の時間単位は大きく異なることになる

立つ時間のホロンの違いで
見えてくる現象は異なるものになる

なんかに行き詰まりを感じたり
眺める時間の単位を変えてみるのも
一つの大きな工夫なのだろう

日々の忙しさに追われて盲目になっている部分もあれば
大きな夢に囚われて盲目になっている部分もあるということだ