ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

予定と実践:義務の役割


とある秩序が
未来に存続するために
管理補修が必要だ


家は
人が住まなくなると
傷みがひどくなり
壊れてゆく


人が住み
家を管理補修することで
はじめて
家は
未来へと運ばれてゆく


物理的には崩壊する運命の未来を超越し
永遠を目指して維持管理されてゆく


このような維持管理は
「ここはこうあるべき」
「そこはああでなければならない」
という想定があり
その想定が実践される義務が
住人に課されることにより
実践されている


想定された未来を維持するために
義務が課され
その義務が履行され
想定された未来を引き寄せているということだ


義務には
今を未来に運ぶ役割があるらしい


崩壊にあらがいながら
現状を維持し
未来を迎えるためには
相応の義務があるということだ


家が維持されるためにも
花が毎年咲き誇るためにも
夢が維持されてゆくためにも
様々な義務が折り重なりながら
動的に現状が維持されている


とある秩序が維持されてゆくために
様々な義務が体系をなし
時空を組織しているということだ


言語体系も
法体系も
様々な義務を組織しながら
未来へとそのシステムを維持している


今を維持する必要がなくなれば
義務もなくなり
私もいなくなるだろう


今を維持するために
私は私を取り繕い生きている


その義務を果たしなくなる様に
様々な感情や欲求が
私を動かしてくれている


私は私の能動であり
私は私の受動である


義務であり
希望であるということだ

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