現象と構造:構造の維持を基準とした正しさ
地球は
正しい軌道を描いているから
太陽から遠ざかることもなく
太陽に近づくこともなく
今の距離を維持している
間違うと
太陽から遠ざかったり
太陽に近づき
やがてぶつかってしまう
正しい軌道を保つことが
地球が今のまま
太陽の回りながら存在する原動力だ
地球は
この正しい軌道を維持するために
努力をしなければ存在できない
この努力をしないということになると
成り行きに任せることになる
成り行きに任せて
このまま今の軌道を維持できれば
地球は幸いだ
*
命は
自己を維持するために
自身で努力を重ねている
この努力は
野生動物で顕著で
飼育動物は成り行き任せの様なところが多くある
*
正しさに向け
努力を重ねているのは
構造を維持するためだ
この構造の中に
助け合いがある
たとえば
人間が維持する構造のために
家畜動物が飼育されている
家畜動物の命は
この構造の中で評価され
と殺されることを良しとされている
構造が正しさを決めている
家畜が決めているのではない
*
正しさは
社会構造の維持のためにあるべきか
それを維持する個人にあるべきか
はたまた家畜にあるべきか
悩ましいが
答えは胸の中に納まっているのだろう