現象と構造:構造と自然淘汰
ミツバチと花は
互いに必要としあう間柄だ
オスとメスも
男と女も
互いに必要としあう間柄だ
その運命は
生まれた時にはすでに備わっていたもので
それぞれの自由意思によるものではない
長い歴史の間に育まれた構造のなせる業である
長い間
誰も彼もがそうしてきた
そうしてこれたし
そうすることで生き延びて来た
この実績ある構造がそれぞれを守り
これからもそうしていくことで
その構造が維持されてゆく
この構造の中で
選択されて来た実績が掬い取られ
淘汰されて来た異端が捨てられてゆく
構造が打ち破られるまで
実績は正義であり
異端は悪徳のまま時は流れる
しかしある時
構造の枠が緩み
自由が拡大し
異端が下剋上を成し遂げれば
パラダイムがシフトする
異端の夜明けが始まり
新たな正義が創造されることになる