生命と反応:秩序と自由の界面にて揺れている私
手段は目的を恋しがり
目的は手段を希求する
この相思相愛の中で
定式的な反応が循環し
秩序が生まれる
秩序は
更なる目的を機能しながら増長し
更なる手段を反応の循環の中に
盛り込んでゆく
そして
自由と
拮抗する秩序とを排斥する
秩序の海は
自由との界面で波打ちながら
様々な何かを揺らしている
私も揺れている
自由に迷い込もうとしながら
秩序に引き戻されながら揺れている
私の傍らにいる猫も
私と同じように
自由に迷い込もうとしながらも
秩序に引き戻されながら
ここに揺れている
揺られながら
揺れている