ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

生命と反応:帰納された過去の再現


過去から帰納されたものを
共有しながら
身体が
連絡を取り合い
帰納している


身体自身が作り出した過去も
帰納しながら
組織化された身体が
帰納している


そんな仕組みの中で
ホルモンが何を帰納しているかを
そのホルモンのレセプターも知っている


そのホルモンレセプターも
何を帰納しているかを
ホルモンも知っている


知っている


実際には知ってはいないのかもしれないが
知っているかのようにそこにある


知っているのである


知っているということは
何かが帰納されているということであり
互いに何かを帰納し合いながら
身体の中で
再現されている


再現されることもまた
帰納されている


帰納しているな何かがあり
再現が可能になっている


再び起こることに対応して
何かを再び起こし
反応を連鎖させてゆく


日照りが続き
久々の雨が降ると
待っていたかのように
草が一斉に丈を伸ばす


草の中に
雨が帰納されている


日照りも帰納されているのだろう


日照りの間は
無理をして丈を伸ばさない
じっと我慢をしているようだ


何が起こり
そのとき何をするのかを帰納したうえで生きている


むしろ
帰納していないと
生きてはゆけない


進化は帰納の歴史である


結果論を未来に活かす
帰納の歴史だ


神は
全ての結果論を帰納し尽くしてる


その全能の神が帰納している何かを知るために
人間は結果を眺めつづけることになる


神は
全ての結果をすでに機能しているので
未来にも
過去にも同じ全能を維持できる


だから
過去の神ばかり見ていては
神の全てを見ることはできないだろう


未来の神は
起こった結果を眺めつづければ
次第に明らかになるのだろう


だから崇めることが出来る神は
帰納された過去を再現して現れた神であり
全知全能の神の一部にすぎないから
神は未知の偉大な存在であり続けてゆくのだろう

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