ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

生命と反応:命の連なりのありがたさとありがとう


生き抜くということが難しいから
カエルはあんなにもたくさんの卵を産むのだろう


池が干上がってしまったりすることもあるだろうが
敵も多い
鳥やイモリに捕食されてしまうオタマジャクシは
数限りないのだろう


大昔のできたてほやほやの生き物は
敵はいなくても
生命としての性能が悪く
環境が整っていても
成長できず
命を途絶えてしまうことも
多々あったことだろう


敵から逃げるのが下手だと生き残れないが
生きるのが下手だと
敵がいなくても生き残れない


栄養がすぐそこにあっても
それを取れなければ
生きてはゆけないということである


栄養を取り込んでも
それを消化できなければ
生きてはゆけないということである


栄養を消化できても
それを生命を支える生化学反応に利用できなければ
生きてはゆけないということである


様々な反応が連なり
循環しなければ
生きてはゆけないということである


駅伝が
次のランナーがいてこそ連なってゆくように
生命は
反応が次から次へと用意され
それが実践されてゆくことで維持されている


この流れがうまく連なっていないと
生きるのが下手だということになり
この流れがうまく連なっていると
生きるのが上手ということになる


感謝されるということは
このような連なりの一種なのだろう


連なりの一部に属することの喜びが
生命を支えているということなのだろう


ありがとう


その言葉が持つ重みは
生命の尊厳に連なっているに違いない

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