ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

記憶と実践:こびりつく感情


記憶にも
実践にも
感情がこびりついている


そして
道しるべになっている


私は
私の中に湧き上がるべき感情を求めて
記憶をたどり
思考し
実践を繰り返している


「ああ、よかった」とつぶやくとき
いい方に流れていると判断して
理性的に「よかった」と思う時もあれば
心の底から
感情的に「よかった」と思う時もある


理性的な「よかった」の時には
私の中で湧き上がる別の感情を求めての
「よかった」である


だから
その「よかった」だけにとどまっていては
どこか物足りない「よかった」なのである


道程の途中の「よかった」ということである


「今日も一日無事でよかった」


この「よかった」には
どこか理性的なところも
感情的なところもがある


それにしても
この「よかった」の対象である「無事」ということが
何ともつかみどころがない


何が「よかった」のかよくわからないけれど
とにかく「よかった」という風なのである


このようなぼんやりとした「よかった」に囲まれて
日々が過ぎてゆく


何処に向かうのかお構いなしに
「よかった」が私を導いてくれている


何が「よかった」のかわからないながらも
穏やかな日々ということになるのだろう


そんな平穏な健康であることが
ありがたいことである


生きているという実践が継続することが
きっと「よかった」なのでしょう


生きることを後押しする感情に囲まれていることが
とてもありがたいことである

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