ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

記憶と実践:好き嫌いと差別について


感謝や
恨みの記憶が
行動に変化をもたらしている


感謝をしている人に対して優しくなり
恨みを抱いている人に対して厳しくなる


好きな人にやさしくなり
嫌いな人に厳しくなるのも
同じく
記憶による行動操作である


このような記憶による行動操作において
うわさやプロパガンダにより
特定の民族に対して
憎悪の記憶が形成されると
いゆるレイシズムということになる


自分の経験からくる記憶ではなく
言説による記憶である


この文明的な記憶により
集団としての行動が変容するのである


人間には所属意識がある


この所属意識により
わたしも
集団行動に巻き込まれてゆく


自らの経験ではなく
集団の経験による記憶の中を生きなければならないのである


この集団への帰属の記憶が
私の行動に変容をもたらしている


そのことに辛さを感じた時
わたしは言葉の檻の中にいる


たとえこの檻の中にいても
辛さを感じない時には
檻の中に居ながらにして
自由を満喫しているのである


それを幸せというのだろう


「お前は能天気で幸せだなあ」
そんな幸せである


ありがたいことである

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