記憶と実践:実践は花を咲かせる種である
後悔も
成功も
記憶の中に在る
記憶がなくなければ
「うまくやりたい」とか
「後悔したくない」とかと思わず
ただ
今を実践してゆくのだろう
正しかろうが
誤りだろうが
実践された今は消えて
新しい今の中に放り込まれてしまうのである
善や徳を積んでも
全て忘れられてしまうのである
しかし
実践されたことは
記憶に残らずとも
未来を変えてゆく
種をまいたことを忘れていても
種から
芽が出て
葉を広げ
花を咲かすのである
実践は
記憶の種である
記憶に残る実践が
醜い花を咲かせたり
美しい花を咲かせたりする
目に見える花ではない
実践は
幻想の花を咲かせる種である
恨みの花を咲かせるのも
感謝の花を咲かせるのも
恩義の花を咲かせるのも
実践次第ということである