ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

システムの中で存在意義が循環する


朝、ミカンの外皮をむいて
食べようとしたときに電話が来た


電話の話に夢中になり
ミカンの皮をむいたことを忘れていた


夕方、外皮がむかれたミカンを発見した
内皮がカサカサに乾いていたが
まだ、中はみずみずしいままであったので
まあまあ美味しく食べることができた



ミカンの外皮の存在意義を考えさせられた



ミカンの外皮は
内側の果肉やタネから分離された時
その存在意義が失われる


このことは
人間の認識に過ぎないのか
それとも
ミカンにとっても同じか




剥ぎ取られたミカンの外皮は
存在しなくてもよい無意味な存在として
ごみ箱の中に放り込まれる


自然界にあっては
きっと
遅かれ早かれ
栄養の補給が絶たれ
生体防御機能の加護から放たれ
腐敗する



剥ぎ取られたミカンの外皮の様に
存在の意義は
そのものの中にないことが
往々にしてある


すぐ横に存在するものにより
意義づけされていたりする


空間的な横であることもあれば
情報的な横にあることもあり
時間的な横であることもあろう


ミカンの外皮は空間的な関係において内側の果実と
言葉の字面は情報的な関係としてその意味と
ピアノのひとつの音は時間的な関係に隣の音と
密接に連携し共役し存在意義を醸し出している


ーーーー
メモ


種なしの果実が品種改良されてきた


食べるにはよいが
その植物にとっては
種をつけないので
人間がいなくなり
育ちがたい環境になったときに
種となって過酷な環境をやり過ごす術を失ったことになる


このような植物は
人間の横で人間に貢献することで
存在価値が認められ繁栄している


人間は存在意義の輪を広げながら
生き易さを手に入れてきた


車に乗り
携帯電話を持ち
服を着て生活をしている


さまざまな存在価値に囲まれて
始めて普通の暮らしができる


携帯や車が壊れたり
インターネットにつながらなくなると
けがをした時のように大騒ぎになる
だから
これらのものを
自分の体のように大切に守る


身体の一部が
身体の外側に広がっているかのようだ


もしかしたら
このような体の外側にある存在意義のために
私が生きているのかもしれない


これは
外側の進歩が
内側の進歩より急激に進む時代に特有な
錯覚であろうか?



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