ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

独我論


話を聞くということ、、、


まず、耳から音が入る
入った後
その音が「意味」に変わる


音という感覚もそうであるが
「意味」は
私の身体の中でが創り出すオリジナルであり
音に含有されているものでは無い


それでも
その創り方が
私の自由の手の中にはなく
皆で共有しているので
話し手の意図した「意味」を
大体忠実に
私も創り直すことができるようになっている


それでも
私が意味を創り出しているのだから
ちょっと間違うと
私だけが意味をはき違えることになる


「意味」は
そんな危うさを併せ持つ
私のオリジナルだ


ーーーーーー
メモ


言葉が通じない世界に
突然
放り込まれたらたまらない


周りの人が会話をしていても
私には何もわからない


情報社会からの孤立だ


コンピューターで言えば
デジタル信号は来ているが
それを拾えない
あるいは
文字化けしてしまい
元の信号を再現できない状態だ


意味を
いちいち作り直しながら
情報が
社会の中を流れている


このような流れの中にあっても
一つ一つの創造の場では
他とは決して交わることがない「意味」が
一つ一つの世界で孤立して創造されている


このように
この小さな創造の場が孤立しているので
そのなかに引きこもり
独我論は
孤独を叫ぶことができる


意識も
「意味」と同様に
私の身体の外に出れられない
だから
引きこもり
寂しがるのも仕方がない


だから
せめて
小さな窓から
外の世界を
たくさん覗いてもらい
「孤独ではない」と
錯覚していたもらいたい

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