ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

思考と実体:思考対象世界の可塑性と独我論


思考対象世界の時間には
可塑性がある


順方向にも
逆方向にも進め
停まることもできる


時間の可塑性のみならず
空間にも可塑性がある


大きくなったり小さくなったりするから
ネズミと像が同じ大きさになったり
太陽がノミより小さくなったりする


顕微鏡の中の世界も
大銀河の世界も
同じような大きさである


大きさがないのかもしれない


時間もないのだろう


ドンとした安定感がない


何かと何かを比較しないと
大きさがわからないし
時間の動きもわからない


絶対性がないのである


ただし
この絶対性が欠損しているゆえに
あらゆるものを対象とできるところがある


正確には
あらゆるものを対象にできると考えてしまうところがある


こうして
考え得る対象を選び
時空を選び
可塑的に思考対象世界を構築している


独我論は
この思考対象に限った世界を対象とした論理なのだろう


独我論には
思考している主体が存在している
実体と関連した時空を無視しているからである

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