ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

マルクスとコンビニ


サプライチェーンが
充実して
生産が効率化して
世の中に
便利なものが
安く大量に供給されるようになってきた


流通の効率化により
小売店がシャッター外に飲み込まれ
大手資本の大型店が派手に登場し
その隙間を
大手のコンビニが埋めてゆきながら
便利に
買い物ができるようになってきた


効率が
便利さを安価にし
デフレ圧力を提供しながら
大手を拡大させながら
貧富の差を拡大させてゆく


大手や
大国などの
いわゆる支配層と
その影響下にある被支配層が
影響の脆弱化を求めて闘争を始めるまで
便利さが拡大し
貧富の差も拡大するというのが
マルクスの教えだろうか?


でも
便利さの拡大が
闘争を減退させてくれている


被支配層が
便利さを追求し
支配層が
それを提供し続けているのだ


手なずけられた被支配層と
手なずけた支配層の饗宴は
環境を破壊しつくすまで
続くのだろうか?
あるいは
支配層が
別の支配層に支配されそうになり
それを嫌い
闘争を始めるまで
続いてゆくのだろうか?


支配層から
被支配層への転落は
なんとも避けたい事態であろう


支配下にあった飼い犬が
支配する側に回るとしたら
この下剋上を許すか許さないのか?
天下分け目の戦いが始まる


どちらが勝っても
きっと
新しい時代になるのだろう
そして
支配層と
被支配層の新しい蜜月が始まるだろう


支配層と被支配層の闘争は
調和への導きであり
行き過ぎた調整としての闘争が
新たな支配層を登場させるということなのだろう


私は楽観的に
どんな時代でも
それなりの便利さを
支配層は被支配層に
提供し続けてくれそうな気がしている


それが人間の知恵だろう


レーニンや毛沢東の時代に
携帯ゲームやコンビニエンスストアがあったなら
時代は少し違う流れになったかもしれない


領主制を土台とした封建制度が
今でも広い世界で
維持され続けていたかもしれません

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