ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

感謝と愛の相違について


別れには悲しみが伴う


別れ難きを別れるから悲しいのであり
逃走の場合には別れとは言わない


別れ話がこじれるのは
どちらかが別れたくて
どちらかが別れたくないからだ


この別れたくないという思いが
別れを悲しくしている


別れたくないという思いは
愛なのだろう


愛がなければ
別れもつらくない


愛していない豚は食べれるけれど
愛している豚は食べられない


食べ物は愛するのではなく
感謝をする


別れたい側は
しばしば感謝はしてるという


感謝されるより
愛されたい側からすれば心外だ


愛ばかりでは重すぎる
感謝ばかりでは軽すぎる


愛するのも
感謝するのも
基本的には自由だ


今まで通り
愛も感謝も維持できれば
秩序は維持されよう
ところが
今まで通りではない自由な意思が現れては
別れ話を誘致する


自由などない方が良いと思う別れたくない側と
自由は尊重しなければならないと思う別れたい側が
別れ話を繰り返す


自由は秩序の破壊者である
だからだろう
自由には勇気が必要だ
そしてそれを裏付ける実力が必要になる
そうして
自由には
勇気と実力への希求があり
勇気と実力への恨みがつきまとうことになる


自由を手にした人と
手にし切れない人の間に
格差が生まれる


この格差を埋めるのは
感謝であろうか
愛であろうか

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