ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

検尿コップの中のワイン


検尿コップの中の美味しいワインと
ワイングラスの中のそれなりのワインの
どちらが美味しいだろうか?


論理学的には
検尿コップの中の美味しいワインだ
「美味しい」と文字通り表記されているからだ
ワイングラスのそれには「それなり」としか書かれていない


味わい判断するのではなく
言葉の中から判断しなければならないのが
論理学だ
それなりのワイングラスの中には
「美味しい」の文字が入っていないから
「美味しい」とは判断できない


論理学から離れて感じる
言語の外にあるワインの味は
論理の外にある


論理の外には感性がありバイアスがある


検尿コップに対する忌避感は
人間の感性によるバイアスに過ぎない


このようなバイアスにより
状況が苦しくつらいものになったり
愉しくありがたいものになったりするから
論理学は無味乾燥したものとなる


生きようとする意志も
このようなバイアスだ


生きるということは
論理的に正当化する類のものではない


根拠のない自己肯定感が大切だ
根拠のある事項否定感を乗り越えてゆく
偉大な根拠なき肯定感が
ワイングラスの中の
それなりのワインを
美味しいワインに変えてゆき
素晴らしい人生を導いてくれるのだ


根拠なき自己肯定感に乾杯だ

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