意識の世界と 意識の外の世界は 完全なつながりではなく 知覚や感覚で連なっている この連なりを 強固にすればするほど 現実をよく知るということになる このように 知るということは 意識が現実との連なりを深めてゆく動態だ 連なりが深まれば深まるほど 意識は現実と 一体感を持つようになる 趣味の世界は... 続きをみる
一体化のブログ記事
一体化(ムラゴンブログ全体)-
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身体中に張り巡らされ血管は 身体の一体化に寄与している 身体中に伸びている神経網も やはり 身体の一体化に寄与している このように 様々な存在が介在して 離れた場所にある者同士の間につながりが保たれ 互いに連帯し合う関係が維持されている 水の中に潜り 息を止めていると 血液中の酸素濃度が下がり 大... 続きをみる
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細胞内で 細胞質が動き回り混ざり合っているけれど 水に溶かした赤インクが拡散するように 完全に溶けて一体化してしまうことは無い 動く混じりあうけれど 溶けてしまわないから 細胞質は 不完全な一体化の中で さまざまな機能が一体として相互に反応し合っている 細胞と細胞も 完全には混じり合わず 細胞表面... 続きをみる
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ローマは一日にして成らず、という 人が集まると 家が建ち 道ができ 水や食べ物が運び込まれる 要らなくなったものは 捨てられ 道は増え 大きく便利になってゆく 逆に 人が去れば 物が動かなくなれば 道はすさみ 雑草が生い茂り やがて木が生え 道はなくなる 街では 道を通して一体化が進みながら 物が... 続きをみる
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人生の設計を自分で行い それを実践しようとしても 邪魔が入り なかなか思い通りに進まない だからなのだろう 身体の発生は 誰にも邪魔されない特別な場所で行われている 細胞小器官の形成も同じだ 隔離された場所で 誰にも邪魔をされずに 様々な創造物が作成され続けている たとえば 繭の中に蛹があり その... 続きをみる
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好きな名言に ドビュッシーの 「芸術は最も美しい嘘である」 というのがある そこで考えた 「最も美しい嘘が芸術なら 最も素晴らしい嘘はなんだろう?」 答えは 人それぞれ 時と場合によりけりだろうけれど ひとつの答えに 「人生」がある 「素晴らしき人生」を感じる時は そうそう訪れてはくれない 訪れ... 続きをみる
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子供のころ しばしば お手本をまねしながら 新聞紙に筆で文字を描いた お習字だ いつだって お手本の字は上手で 私が描く字は下手だった お手本は上手であるという定義があるので それを超える上手は存在しないはずだから仕方がない しかし この定義を超えようと努力を重ね お手本よりさらに上手な字を造り出... 続きをみる
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A=Bであると考えるグループと A≠Bであると感がるグループがあると それぞれのグループ内の構成員の間には 連帯意識が生じる そして A=Bのグループでは A=Bであることを指し示す証拠を集め A=Bであることにより生じている事態を称賛し合う 逆に A≠Bのグループでは A≠Bであることを指し示す... 続きをみる